折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

赤いバラに

2008年05月16日 23時50分05秒 | 立夏
      □ L.D.ブレスウェイト(L.D.Braithwaite/ER 1988 D.Austin England)

◇ 今年も、庭のバラの中で一番の鮮やかな赤いバラが咲いた。
  東南の花壇の中を陣取ってもらった、今年2年目の大苗。
  赤は、レンズを通すと微妙な色合いのバランスが崩れてしまう、難しい色。
  それでも、どこか濃赤色とでもいうのだろうか、夕暮れに鮮烈な存在感。

     

     

    
      □ 花壇の中では、カンパニュラと隣り合って咲いている。


◇ 赤は、バラの花の色で言うと、白とは両極端にある。
  両方の色のバラから受ける印象は、人それぞれであって、全く違うだろう。
  それに比べて人の血液型が性格や行動パターンにもたらす影響なんて微々たる…。

     
       □ ノック・アウト(Knock Out/F 1999 J.Radler USA)
         今年は、これにてお仕舞い、来年一回り大きくなって…。

       

     
   □ ザ・ダーク・レディ(The Dark Lady/ER 1991 D.Austin England)
     二番目、三番目の蕾が開花し始めた。濃い赤紫色の大輪。


◇ 赤いバラには、いま、つまり現在を感じる。
  生きていること、そのものを感じる。
  熱き血潮、まだまだ若い者には… 昔言われたことを、今つぶやいている。

     

     

             
            □ ウィリアム・シェイクスピア2000
             (William Shakespeare 2000/ER 2000 D.Austin England)
              次から次へと咲き続ける。
              赤紫から紫色への花の色の変化が妙なる趣。


     
           □ カルディナル・ドゥ・リシュリュー
            (Cardinal de Richelieu/G 1840 France)
             赤紫色というより紫色。
             ガリカ系で、素晴らしい香りを振りまく。


     

     
   □ バロン・ジロ・ドゥ・ラン(Baron Girod de l'Ain/HP 1897 France)
     花びらの曲線が芸術的で、香りが素晴らしい、ダマスク香とか。


◇ 赤いバラからは、勇気をもらえる。
  花が咲くことも、人が道を前を向いて歩くのも、未知の世界への旅立ち。
  五里霧中は大袈裟でも感じてないだけで、未知へ向かって歩き続けるって、勇気。

     

     
  □ 先日求めた「デインティ・ベス」のラベルに咲いた、違う品種の花。
    「絵画的、それも日本画のタッチで、すてきね」とは家内…。
    納得いかなくても、今回はこれにて一件落着とするか。
    秋に本物の「デインティ・ベス」を求める楽しみが増えたのだから。
    ところで、君は誰かなあ!?

≪追記≫

     
     □ 今日の昼間(2008年5月17日)に名前判明(おそらく)。
       満開になったとき、平咲きで真中からほとんどが白に変化。
       これはきっと「音楽の母」の名を冠した…。
      「ヘンデル」(Handel/LCl 1965 S.McGredy England)
     
コメント (4)
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