折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

庭のつるばら、二番花

2011年07月14日 23時16分50秒 | 小暑

 

◇ 7月の中旬で連日の猛暑は当然身体的に疲れるものでしょうが、どこかしら精神的にも余計に疲れてしまう感じがします。

  これから先、どれくらい酷暑が続くんだろうと、思ったところでどうなるわけでもないのに、ついつい悲観的に考えてしまうからでしょう。

  そんなつぶやきは別として、朝の庭に立つとピンクのつるばらがほんの少しだけ二番花をつけています。

  この時季、庭のどのバラよりも花持ちが長く、一つひとつの花が穏やかに咲く様には、花の数だけの涼しさを感じずにはいられません。

 

□ 中央手前は、葡萄紅(Ch)で、両側に咲くつるバラは…(2011年7月13日)。

 

□ レオナルド・ダ・ヴィンチ    2011年7月10日

(Leonardo Da Vinci LCl 1994 Meilland France)

 

□ 来年に花をつけるシュートがどんどん伸びて、

二番花を咲かせるにはあまり「興味」なさそう、

そんな風につい思えてしまう株です(7月10日)。

 

□ 誘引したのが真冬(2011年1月8日)です。

これまでを振り返って見ると…。

 

    

□ 3月21日         →         4月10日           →             4月28日

 

□ 一番花の開花が始まった頃    2011年5月13日

 

2011年5月15日

 

2011年5月17日

□ 左側には、ゼフィリーヌ・ドルーアン(B)、ジャック・カルティエ(P)、

そしてガートルード・ジェキル(ER)、一番花がピークに向かう頃。

 

2011年5月17日

 

□ 花びらの多い花、次第に枝垂れて   2011年5月20日

 

「余は満足じゃ…」の頃        2011年5月21日

 

□ 一転して、二番花はポツポツ    2011年7月10日

 

□ 花の一輪一輪はとても瑞々しい美しさ

 

□ 一番花とほとんどそん色ありません。

 

□ この暑さの中をただじっと咲いています。

 

   

□ 一番花の頃、こんな本を読んでました。

つるばらの育て方の本ではありません。

小説です。こんなくだりがありました。

なんと、ばらの植え方が載ってます。

 

私たち一家が東京練馬の石神井公園から多摩丘陵の一つの丘の上に家を建てて引越して来たのは、三十六年前のことだ。

そのとき、大阪にいる兄英二がお祝いに枚方のばら園からばらを送ってくれた。ブッシュ五つとクライミング(つるばら)が五つ。

兄から届いた速達の手紙の指示に従って、ばらが届くまでに私は庭のまわりに穴を十、掘った。兄にいわれた通りの深さに堀

り、山の落葉の下の土を掘って来て、駅前の米屋で買った魚粉と混ぜて、穴の半分の深さまで埋めた。その上へばらの苗を

植えた。                                                               (本文より)

 

□ 朝、ふと気がついて驚きました。

クリスマスローズの開花…です。

  

コメント (4)
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