折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

オールドローズ、遠慮がちな彩りで咲いています。

2019年05月12日 21時28分20秒 | 立夏

◇ 今日は母の日の日曜日、晴れたり曇ったりの日よりでしたが、最高気温は25.8度の夏日となって、午後からは暑く感じる時間帯がありました。

  ここ十年くらいでしょうか、「夏は来ぬ」は実際に5月から始まっているとの感を強く持ちますし、草木花の開花の前倒しにもそれは表れていると思います。

  そんな中でバラの開花も今シーズンはかなり早く進んでるようですが、ここに来てオールドローズもずいぶんと花の数が増えて来ました。

  オールドローズの魅力は何と言っても素朴な花の咲き姿、形容しづらいのですが「つるんとした」感じの花びらではないところも、私のお気に入りです。

 

 

                                                          2019年5月12日

□ 北東側でも陽光は燦々と降り注いで、紫色のガリカ系オールドローズが咲き進みます。

 

□ カルディナル・ドゥ・リシュリュー

(Cardinal de Richelieu G before 1840 J.Laffay France)

 

□ 玄関横に鉢植えも置いていますが、紫の花の色と淡い香りはお客様にも好評です。

 

□ 同じく北側では、真っ白の半八重のアルバ系オールドローズが咲き始めました。

 

□ アルバ・セミプレナ

(Alba Semi-plena A before 16th century)

 

                                                      5月10日

□ ボッチチェリの名画「ヴィーナスの誕生」に描かれているバラだそうです。

(絵の中ではピンクのバラとして描かれていますが…)

 

 

                                                           5月11日

□ 南側でもシックなガリカ系オールドローズが開花していました。

 

□ シャルル・ドゥ・ミル

(Charles de Mills G before1746)

 

□ 年によって咲く花の数はまちまちですが、必ず顔を見せてくれる健気なバラです。

 

                                                           5月8日

□ コントゥ・ドゥ・シャンボール

(Comte du Chambord P 1860 Moreau-Robert France)

オールドローズは香りのバラが多いのですが、

私みたいに「鈍い」者でさえ、このバラの上品な芳香に驚かされます。 

 

                                                           5月12日

□ ラ・レーヌ・ビクトリア

(La Reine Victoria B 1872 J.Schwarz France)

少し食害で傷んでいますが、鉢植えのブルボン系オールドローズの開花です。

 

□ 前日までは蕾でしたが、気がついたらブルボン系のオールドローズの開花が始まっていました。

 

□ マダム・エルンストゥ・カルヴァ

(Mme. Ernst Calvat B 1888 Y.Schwartz France)

この香りのバラは、これから日に日に咲き進むことでしょう。

 


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4 コメント

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オールドローズ (Haru)
2019-05-13 21:53:09
折節さん、こんばんは~!

そちらはかなり暑くなってきているんですね~
この辺りはそうでもなくて昨日今日は涼しい感じで長袖を2枚重ねてちょうどですね!
過ごしやすい気候でこれぐらいが続いてほしいですね~

折節さんはオールドローズを沢山お持ちですね~!
今日は近所の友人のお宅のバラを見せてもらって感動したのですが
このカルディナル・ドゥ・リシュリューがこの色で咲いて素敵でした~♪
アルバ・セミブレナ、このバラを見ると折節さんがおっしゃるヴィーナスの誕生の絵を思い出しますね~(*^_^*)

コントゥ・ドゥ・シャンボールは香りが良いんですね!
ビクトリアも香りのバラですがきっとそれ以上なんでしょうね~♪
オールドローズはどれも優しげな感じで咲いていますね~♪
返信する
オールドローズも全開です。 (折節)
2019-05-13 23:01:24
Haruさん、こんばんは。

こちらは今日も暑くなりました。
最高気温は28度まで上がって、今年最高とかニュースで言ってました。
明日は雨予報、バラの花も雨に打たれるのでしょうかね。

今年はオールドローズも花がとても多いような気がします。
だから見渡してみるとパッと明るく感じられるところばかりなんです。
カルディナル・ドゥ・リシュリューのポンポン咲きの紫色も、鮮やかな彩りにすら思えます。
オールドローズの中では害虫に強い品種ですので、順調に増えて行っています。
何と言っても、ご覧になった方々がこの紫色に一様に驚かれるのが印象的です。

アルバ・セミプレナの半八重は、自分でもおかしいのですが、咲いたらいつもボッチチェリの絵と比べてみます。
花びらの白に黄色いしべのコントラストが絶妙に思えます。
本物(!?)は白なのに、ボッチチェリはなぜピンクのバラに描いたんでしょうね。
深い意味があれば、ご本人に聞いてみたいものです。

コントゥ・ドゥ・シャンボールは、イングリッシュローズのガートルード・ジェキルの交配親なんですよね。
ガートルード・ジェキルの上品な香しさも、そのことを知ってなるほどと思ったのでした。

オールドローズはまだ開花待ちの品種が一つありましてね。
今年が庭で初咲きなので楽しみにしているんですよ。

返信する
バラいっぱい~♪ (越後美人)
2019-05-14 21:20:50
きれいに咲き揃いましたね~♪
オールドローズは雰囲気が良いですよね。
カルディナル・ドゥ・リシュリューの色が素敵ですね。
玄関先でお客様をお出迎えですね。

シャルル・ドゥ・ミルの花姿も素敵です。
色もニュアンスがあって魅力的ですね。

これだけ素敵なバラが咲いていると、道行く人たちも立ち止まって
ひと時観賞されていることでしょうね。
当方の市内で庭中バラを咲かせておられるお宅があって、
いつも通りがかりに拝見させて頂いています。

初咲きのオールドローズがこれからの開花ですか。
楽しみですね(^_-)-☆
返信する
バラがピークに差し掛かって (折節)
2019-05-14 23:06:23
越後美人さん、こんばんは。

バラを始めた頃というか、それ以前からですが、オールドローズが大好きでした。
バラのことを知らない頃から、前に住んでいた自宅の白いフェンスには、ピンクのオールドローズを絡ませていました。
そこから(20世紀のお話!?)、私のオールドローズ好きは続いています。
モダンローズの中でもオールドローズの雰囲気を色濃く残しているイングリッシュローズが好きなのも、きっとそのせいでしょう。

カルディナル・ドゥ・リシュリューの紫色は際立っていますよね。
バラでこんな色って初めて見ましたという声が毎年聞かれるんですよ。
一季咲きですのでもうすぐ今年の花もお仕舞いですが、花の数の多い今年の彩りは忘れられないものとなりました。

シャルル・ドゥ・ミルもリシュリューと同様にガリカ系の花、いつも気まぐれなバラです。
全く咲かない年もあって、そのときはもう枯れてしまったのかもしれないと諦めていました。
それでも茎の雰囲気はかすかに緑が残ってましたし、放置していましたら、翌年にはりっぱな蕾が見えたりして。
風貌からして典型的なオールドローズって趣きですよね。

そして今年の春のバラもピークを過ぎた感じがします。
もっとも、まだ咲いていない株も少し残ってるんですけどね。
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