折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

春から秋へ Roses of Memories 6 ~ Harlow Carr ~

2009年10月14日 20時50分20秒 | 寒露
                                2009年10月13日
                    □ ハーロー・カー
             (Harlow Carr S 2004 D.Austin England)

     
                              2009年10月13日
     □ 秋の朝の冷気が、このバラを開花に導いているようです。

◇ ローズ・ピンクの中輪は、ベネトン・カラーのバラ版、それが第一印象でした。
  端正な顔立ち、春も夏も秋も表情一つ変えない、純粋さ、芯の強さも伺えます。
  細いシュートを適度に伸ばして、先端にうなだれるように遠慮がちに咲く花。
  庭では鉢栽培がお似合いのバラ、リビングからいつも見える場所に置いています。

     

     
                              2009年10月14日
           □ 愛らしくても、気品の漂うバラ。
             英国生まれ「らしさ」が随所に…。

     
                               2009年8月26日
           □ イングリッシュ・ローズの中でも、
             かわいい女の子のように感じるバラ。

     
                               2009年6月25日
       □ 季節による変化の少ない花の表情、逆に驚きです。

     
                               2009年5月15日
          □ 春、一番花、一気に開花していました。
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春から秋へ Roses of Memories 5 ~ Pat Austin ~

2009年10月12日 21時05分25秒 | 寒露
                                 2009年10月11日
                    □ パット・オースチン
              (Pat Austin S 1995 D.Austin England)
              しっとりと、秋の返り咲きが始まりました。

◇ 濃い赤紫、淡いピンク、明るいピンク、サーモン・ピンク、レモン・イエロー(*)。
  これが4年前に自分で選んだ、最初のイングリッシュ・ローズでした。
  その後は、ブログで拝見して心惹かれたというバラが結構多いようです。
  翌年のオレンジ色のバラもその一つ、庭の彩りのバランスも大きな理由でした。

       * 濃い赤紫     ウィリアム・シェイクスピア2000
        淡いピンク    エグランタイン「マサコ」
        明るいピンク   イングリッシュ・ヘリテージ
        サーモン・ピンク ジュビリー・セレブレーション
        レモン・イエロー シャルロット・オースチン

      
                                2009年9月18日
         □ カッパー・オレンジという花の色だそうです。
           太陽と同系色だからでしょう、朝日に映えるバラ。   

     
                               2009年6月20日
       □ 今年の二番花は期待どおり、情熱のバラそのもの。

     
                               2009年6月19日
         □ ディープ・カップ咲き、カッパー・オレンジ。
 
     
                               2009年6月19日
          □ 蕾に紅の絵筆が入って、開花のサイン!?

     
                               2009年6月16日
        □ 開花途上、ディープ・カップも最初はこんな感じ。

     
                               2009年5月8日
       □ 今シーズンの一番花、飛躍の始まり、その予感。
 
         パット・オースチン、育種家が素晴らしい花の色を喜び、
         このバラに奥さんの名前をつけたとのことです。
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春から秋へ Roses of Memories 4 ~ Dominique Loiseau ~

2009年10月12日 09時34分07秒 | 寒露
                               (2009年10月11日)
                    □ ドミニク・ロワゾー
            (Dominique Loiseau S 2003 Derbard France)

◇ オープンエア・マーケットの賑いのように、明るい日の光が似合う白バラです。
  ところが日陰になるともう一つの顔、繊細で幻想的な彩りが見て取れます。
  バラの花がよく音楽と結びつくことがありますが、これはビゼーの曲の光と影(*)。
  最終章に向かう秋のバラ、やがてフェード・アウト、一抹の寂しさが漂い始めます。

       * 歌劇「真珠採り」より      Les Pecheurs de Perles 1863 
        歌劇「美しきパースの娘」より La jolie fille de Perth    1866
        いずれも誰もがメロディを知っている、ポピュラーな曲

     
                             (2009年10月11日) 
         □ ほんのり微かなピンクがさすのが特徴です。
           真珠とは少し違った趣きですが、
           淡くても儚いようでも、深い味わいがあります。

     
                              (2009年9月22日)
           □ 半八重、しべが覗くと愛らしい、笑顔。

     
                              (2009年8月14日)
      □ 残暑厳しい強烈な直射日光もおかまいなし、強靭。

     
                              (2009年7月7日)
    □ 真夏の夜空の大三角形の白い星をいくつも集めたような…。

     
                              (2009年6月12日)
        □ 淡いピンクの蕾がゆっくりと咲きあがります。

     
                              (2009年5月26日)
       □ 一番花はとても遅くて、5月下旬ですが、爽やかに。

☆☆☆☆☆

     
          □ 北側、玄関横の金木犀、無数の蕾。

   
        □ もうすぐ秋を代表する香りに包まれます。
          ローズヒップは「アルバ・セミプレナ」です。 

  
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春から秋へ Roses of Memories 3 ~ Eglantyne ~

2009年10月11日 09時45分12秒 | 寒露
                     □ エグランタイン
            (Eglantyne 'Masako' S 1994 D.Austin England)

◇ 強風の吹き荒れたあとの秋の日、返り咲きが始まりました。
  うちの庭のイングリッシュ・ローズの開花第1号でしたが、あれは三年前、春。
  淡いブラッシュ・ピンクのエレガントな姿に、バラへのイメージが一新されました。
  あのときの驚きで、イングリッシュ・ローズへの思いが一段と加速したのです。

     
                             (2009年10月8日)
      □ 開花直前、蕾のときから品のよさがうかがわれます。

     
                             (2009年7月10日)
     □ 夏のバラ、繊細さが若干影を潜めます、でも夏らしい姿。

     
                             (2009年5月31日)
              □ 五月の風に、舞い姿、麗し。

     
                             (2009年5月21日)
       □ 4年目、地植え、ようやく株が充実してきました。

     
                             (2009年5月17日)
    □ こんな優しい色、しかもロゼット咲きはゴージャスな雰囲気。

     
                             (2009年5月17日)
     □ 開花途中、透き通った美しさを維持したまま…雨の日。
 
     
                             (2009年5月12日)
 □ 春の一番花、このバラの良さが凝縮されていると私なりに思います。

     
       □ 挿し芽に比較的向いている品種かもしれません。 
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こちらは初咲きのクレマチス

2009年10月10日 19時51分50秒 | 寒露
           □ クレマチス・シルホサ系「ウィズレイ・クリーム」
               (Clematis cirrhosa 'Wisley Cream')

◇ けさ、ぼんやりと視界に入って来たクレマチスのつる、葉。。。
  朝から昼行燈の目には、これまで花が花だとは認識できなかったようです。
  短い脚に長い座高を足したよりも上方、つまり視線より上にクレマチスの花。
  淡いレモン・ライムのような爽快な色、クレマチスも咲きたいときには咲くのです。

    
       □ 「パラシュート咲き」なんて、どこかユーモラス。
         でも、これまで内心穏やかでなかったのです。
         とにかく、いつまでたっても咲かないのですから。
         単に、私が無知だっただけなんですが…。 

      
             □ フラウ・カール・ドルシュキ
       (Frau Karl Druschki HP 1901 P.Lambert Germany)
     このバラを眺めていて、ようやくクレマチスに気がつきました。

      
      □ 花期は10月から翌年4月 えっ!? ビオラみたい。。。


☆☆☆ 2009年10月11日 追記 ☆☆☆

      

   
       □ 「旧枝咲き」とやら、どこが何だかさっぱり。
          これまで放置しておいただけでした。
          水遣りと定期的な施肥はしてましたけど…。
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春から秋へ Roses of Memories 2 ~ Jacqueline du Pre ~

2009年10月10日 19時08分20秒 | 寒露
                  □ ジャクリーヌ・デュ・プレ
            (Jacqueline du Pré S 1988 Harkness England)

◇ 秋の穏やかな日和のような、半八重のバラの返り咲きが始まりました。
  大苗を玄関前に地植えしての初年度のバラ、お気に入りのバラの一つです。
  難病との闘病の果てに、42歳の若さでこの世を去った、天才女流チェリストの名前。
  花の姿に言い知れぬ寂しさを感じ取ってしまうのは、その名の由来からでしょうか。

     
                             (2009年10月10日)     
         □ 咲き始めは、黄色いしべが密集しています。

     
                             (2009年5月10日)
      □ 花が開き切ったときの長い睫毛のようなしべが印象的。

     
                             (2009年5月10日)
       □ 春はいつもアネモネといっしょに咲いていました。
          そんな「絵」がとても気に入っていました。

     
                             (2009年5月7日)
   □ 花持ちが短いので、一層「儚げ」なバラとの感を強く持ちます。
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望外のクレマチス ~ 寒露 ~

2009年10月08日 21時30分01秒 | 寒露
            □ クレマチス・パテンス系ドクター・ラッペル
               (Clematis patens 'Doctor Ruppel')
                 強風で姿がやや崩れています。

◇ 今日は、暦の上では二十四節気の一つ「寒露」
  露が冷たく凍りそうになる頃の意味だとか。
  額面どおりに受け取ると、季節感にかなりのズレを感じてしまいます。
  長雨が終わり、コオロギも鳴き止み、菊の花が咲き始める頃のようですが…。

     
             □ フラウ・カール・ドルシュキ
       (Frau Karl Druschki HP 1901 P.Lambert Germany)
            返り咲きのオールド・ローズです。
            バサバサと音のしそうな大輪です。 

  
  (una poesia di oggi)

      鳰ひとつ 寒露の水輪置きにけり      和田祥子

           鳰 にお カイツブリという名の水鳥

◇ 台風一過の庭では、バラの花がかなり痛めつけられていました。
  明け方の吹き戻しの強い風、その影響でちぎれてしまったようです。
  そんな中で、一輪のクレマチスが返り咲いているのに気がつきました。
  うちの庭の秋にクレマチスは無縁、そんな思い込みを吹き飛ばされた朝でした。

     
          □ クレマチス「ドクター・ラッペル」は
            ジュビリー・セレブレーション(ER)との寄せ植え。
            返り咲きには、もう少し日にちがかかりそう。
            プロフィールに使っているバラ(←)です。

  
  (una poesia di oggi) 

    野分のまたの日こそ、いみじうあはれにをかしけれ。
    立蔀、透垣などのみだれたるに、前裁どもいと心くるしげなり。

                           (清少納言 枕草子)
  
      野分 のわき 台風。野の草を吹いて分けるという意味。
      またの日   翌日。
      
      庭に立てた「つい立」や「格子」みたいなものがめちゃめちゃで、
      見るのもつらい、そんな意味だと思います。
    
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春から秋へ Roses of Memories 1 ~ Ambridge Rose ~

2009年10月06日 21時14分55秒 | 秋分
                               (2009年10月5日)
                  □ アンブリッジ・ローズ
             (Ambridge Rose S 1990 D.Austin England)

◇ 今年はまだ3か月近く残っているのですが、月日は間違いなく百代の過客です。
  放っておいてもすぐに年末ですし、バラのシーズンもそれまでに早晩幕となります。
  バラに終始した、想像どおり+ちょっぴり期待以上+αのシーズンを振り返ります。
  ご紹介するバラのこちら側には、いつも喜怒哀楽、心の泣き笑いがありました。

     
                              (2009年5月3日)
             □ 記念すべき一番花でした。

     
                              (2009年5月5日)
        □ 昨年末に庭の一員へ大苗一年目、その初咲き。

     

           
                              (2009年5月6日)
     □ 中輪のカップ咲きからロゼット咲きへ、花つきが良い品種。

     
                             (2009年5月31日)
        □ 春から初夏へ、アプリコット・カラーの優雅な姿。
                ミルラ香の香りも高く。

     
                              (2009年7月6日)
       □ アプリコット・カラーも咲き進むと白っぽく変化します。

     
                              (2009年7月9日)     
    □ 樹形のバランスが良く、枯れたシュートが一本もありません。

     
                             (2009年8月12日)   
            □ 来シーズンも鉢植え継続か、
              ボーダーガーデンか、迷います。

             
                       (2009年10月2日)
            □ 秋は、うちの鉢植えはカップ咲き。
                 彩りは淡くなりました。

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日曜日の朝、いつものようで…。

2009年10月04日 09時56分20秒 | 秋分
                     □ マリア・カラス
             (Maria Callas HT 1965 Meilland France)
              秋はイメージを一新しての返り咲きです。

◇ 明け方、足先が冷たくて目が覚めました。
  (最低気温14.4℃はこの秋一番の冷え込み)
  この秋初めて、パカラ(Paccarat)が布団の中に潜り込んで来ました
  夕べはよく晴れ渡っていたようですから放射冷却現象で冷え込んだのでしょう。
  朝の日差しも秋らしく穏やかに感じられ、いつもの朝のようで昨日とは違います。

     
                  □ ハーロウ・カー
          (Harlow Carr S 2004 D.Austin England) 
          今は、このバラが花も蕾も充実しています。

            
         □ 鉢仕立てに一番向いているようです。

◇ 休日の朝ですから、いつもよりゆったりとした気分で庭の見回りができます。
  バラの返り咲きもまだ始まったばかり、本格化するのはもう少し後のようです。
  バラに感情がないことで、こちら側に感情があることを逆に知らされます。
  その咲き方次第では、バラに対する感性さえも揺れ動くような気がするのです。

     

      
               □ アンブリッジ・ローズ
         (Ambridge Rose S 1990 D.Austin England)
        この鉢植えのバラに花をいっぱい咲かせること。
            これが来年のテーマの一つです。

   
       □ 庭のシュウメイギクは、この二品種のようです。

    
       □ この花たちが咲き始めて、秋なんでしょうか…。

       ※ ここで小休止します。   
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土曜日の午後は。

2009年10月03日 20時32分25秒 | 秋分
                 □ 白水の滝(しらみずのたき)
              大分県竹田市荻町(たけたし おぎまち) 
                大分市に注ぐ大野川の源流です。

◇ お昼にスイミングから帰ってきたお方、めずらしくリクエスト。
  さっそく、60km南の方へのドライブと相成りました。
  初めてのところ、目指すのは一番人気の「トマト」
  田舎の秋の風景は、とても新鮮に感じます…そう意見の一致を見たのでした。

      

    

     

     
   □ 阿蘇山系の伏流水が、岩盤から筋となって吹き出しています。

   

    


☆☆☆ 陽目の里 名水茶屋 ☆☆☆ 遅い昼食

      
 
   

    
             □ 田楽料理や山菜蕎麦など。

             
               □ 上座の座布団に蝶々。

      
      □ 恥ずかしいですが、久しぶりに炭火を見ました。。。

     
     □ 帰り道での「祖母山」(そぼさん) 1756m 日本百名山
 

☆☆☆ 高原の店 とまとちゃん ☆☆☆

     
           □ そもそも、このお店にドライブでした。

     
         □ 荻町(おぎまち)はトマトの一大産地。
           …なのに「トマト」の文字がないですね。

     
        □ 四方筍(しほうたけのこ) 切り口がめずらしい。

      
         □ 色とりどり(!?)のトマトに、トマトジャム…etc。

     
            □ 帰宅したら、東の空に名月が…。
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