アフリカ選手権(26日~27日・カイロ)は男子の競技をおこないました
・エジプト体操連盟
<男子個人総合>(得点不明)
1. モハメド(エジプト)
2. カテール(エジプト)
3. エケ(ナイジェリア)
この結果、
オマール・モハメド(エジプト・22)
ウチェ・エケ(ナイジェリア・23)
の2人が東京五輪出場権を獲得しました。体操ではナイジェリアから史上初の五輪出場・・・ですが、エケは生まれも育ちも米国で、ミシガン大出身(バングラデシュ代表として五輪に出たシーザーをはじめ、両親や祖父母のルーツを利用して出場する米国人選手は珍しくありません)アルジェリアのブルギエグが有力かと思いましたが、途中でケガをしたらしく、ふるいませんでした
男子の五輪出場はこの2人だけ。「アフリカ大陸ワク」でしか出られなかったということになります(かつて大陸ワクは男女各1人だったように思いますが、今回は各2人でした)
種目別のワールドチャレンジカップW杯ヴァルナ大会(27日~30日)が開幕し、予選前半をおこないました
・大会フェイスブック
<各種目予選首位の選手と得点>
ゆか ドルゴピヤト(イスラエル) 14.600
あん馬 コブトゥン(ウクライナ) 14.500
つり輪 フック(オーストリア) 14.650
跳馬 デビヤール(仏) 14.175
平均台 バチンスカ(ウクライナ) 13.700
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26か国が参加。開会式にはブルガリアのスポーツ大臣がスピーチをおこない開催を祝いました。映像を見る限り、少し観客がいるようです(関係者かもしれません)
チュソビチナ(ウズベキスタン)は3位で跳馬決勝へ。本会場練習で、ブルガリア体操連盟会長のヨブチェフ氏と(写真)
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跳馬予選首位のデビヤール(仏)に関する事前の記事。(無料では冒頭部分しか読めませんが)たぶん、女王バイルス(米)には遠く及ばないものの、何か切り札がある、といった内容のようです。
・L'equipe
マゼル・ニューエン(独・33)の東京五輪出場が、絶望的に
・GYMmedia
自身4度目の五輪をめざしていましたが、練習中にじん帯損傷のケガを負ったもの(詳細不明)⇒右ひざじん帯断裂でした
代表の最終選考となるドイツ選手権(6月3日~6日・ドルトムンド)欠場も確定し、五輪自体にも間に合わないことから、
出場の「夢が消えた」と書いています。
2005年ドイツジュニア王者になって以来、ほぼ20年にわたりドイツ代表をつとめてきた選手ですが、このケガは国際的キャリアの終わりになるかもしれないとの声もあるとしています
アフリカ選手権(26日~27日・カイロ)が開幕し、女子の競技がおこなわれました
・南アフリカ体操連盟
<女子個人総合>
1. イブラヒム(エジプト) 50.200
2. フセイン(エジプト) 48.400
3. ダリーズ(南アフリカ) 47.250
この結果、
ゼイナ・イブラヒム(エジプト・17) 写真中央
ナビーン・ダリーズ(南アフリカ・19)写真右
の東京五輪出場が決定しました(アフリカ大陸ワクによる出場権のようです)イブラヒムは2018年ユース五輪(ブエノスアイレス)代表。
2019年世界選手権(シュツットガルト)の個人総合順位により、
マンディ・モハメド(エジプト)
ケイトリン・ルークスクランツ(南アフリカ)
の2人がすでに出場を決めており、女子はエジプトと南アフリカから2人ずつになりました。
このあと男子も決まると思われます。
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すぐにW杯カイロ大会(6月3日~6日)も控えているため、このままカイロに残って出場する選手が多いもよう。
・エジプト体操連盟
ブルガリアで、種目別のW杯ヴァルナ大会(27日~30日)が始まります
・ベルギー体操連盟
・FIG
27、28日が予選で、29、30日が決勝。おもな出場選手は、
フック(オーストリア)、バレートジュニア(ブラジル)、スルビッチ(クロアチア)、トマソン(仏)、ツボルガル(リトアニア)、ゾンダーランド(オランダ)、ドラグレスク(ルーマニア)、
ハンメルレ(オーストリア)、ボワイエ(仏)、ペレビノソワ(ロシア)、ワリンスカ(ウクライナ)、チュソビチナ(ウズベキスタン)
など。ものすごく豪華な顔ぶれではありませんが、実績のあるスペシャリストが多くエントリー。器具はシュピートとヤンセン・フリットセン。
最終日には「さよならパーティー」もあるらしく、新型コロナによる規制がかなり緩和されていることがうかがえます。