週末帰京したら、「防災士」の認証状が届いていた。
フリーの防災士として、手始めに、自分の家から一時避難場所を結ぶ地域の防災チェックをして、最適な避難ルートを検討してみる。
Googleで近所の拡大地図を取り出して印刷し、固い台紙にはさんで、外に出る。
すべての「通り」をチェックするので、近所とはいえ時間がかかる。
地図に書き込みをいれる項目は以下の通り
1.ブロック塀
2.屋外設置の消火器
3.消火栓・防火水槽
4.ピロティ構造(下で説明)の建築物
その他に、燃えやすく倒壊しやすい古い木造建築など新耐震(1981年)以前の建築物もチェックすべきだが、それは省略。
まず、1.のブロック塀は、戦後からの住宅地であるためとても多く、高さが2mに達するのもあった。
道幅が狭い(車の通れない)所ほど、古い住宅のブロック塀が多い感じ。
耐震補強が明らかなものは少なく、透かしブロックを使っているものやひびの入っているものすらあった。
これらは、地震時に塀ごと道路側に倒壊するおそれがある(人が下敷きになって死ぬ)ので、避難時には(余震に見舞われることもあって)避けた方がいい。
2.の消火器は、自治体(区)が道路脇のここかしこに設置している。
これからは各家に消火器の設置が義務づけられるが、家庭用消火器は十数秒しかもたない(あなたの家の消火器は、何秒使えるのか、表示を確認しよう)。
足りなくなったら、外に出れば、近所の数ヶ所の消火器にアクセスできる。
また近所の火事に駆けつける時、これらの消火器を使えばよい。
ただ、これらの消火器はそのほとんどがブロック塀に設置されているため、ブロック塀の倒壊によって利用不可となる可能性もある。
設置場所が安全な近くの消火器を確認しておくとよい。
3.の消火栓・防火水槽は、消防署や消防団の消火活動に使われるものだが、大切な水の供給源としてチェックしておいた。
学校や大きなビルには採水口がついている。
また公共のものではないが、住宅の駐車スペースなどに水道の蛇口を備えた所もある(うちもそう)、これらも緊急時には利用させてもらうかもしれない。
4.のピロティ構造とは、1階部が駐車場など柱だけの開放空間になっていて2階以上が建物になっているもの。
たとえ鉄筋でも(てか、木造では無理)地震の横揺れに脆弱なのは素人でもわかる。
1階部を押しつぶす座屈ならまだしも、バランスを崩して道路側に倒壊すると、避難・救出路を塞ぐことになる。
道路側だけがピロティになっている建物は、そうなりやすい。
けっこう広い道路に面した鉄筋建築に多かった。
以上、近所を見て回って、消火器と消火栓が狭い間隔で思いのほか多数あることがわかった(今までまったく気づかず)。
ただ古い家屋はブロック塀が多く、新しい家屋は(部分的にも)ピロティ構造が多いので、これらを避けると避難路は最短距離というわけにはいくまい。
ただし、わが家から、ブロック塀の脇を全く通らずに避難所に達するルートは、1つもないことがわかった
フリーの防災士として、手始めに、自分の家から一時避難場所を結ぶ地域の防災チェックをして、最適な避難ルートを検討してみる。
Googleで近所の拡大地図を取り出して印刷し、固い台紙にはさんで、外に出る。
すべての「通り」をチェックするので、近所とはいえ時間がかかる。
地図に書き込みをいれる項目は以下の通り
1.ブロック塀
2.屋外設置の消火器
3.消火栓・防火水槽
4.ピロティ構造(下で説明)の建築物
その他に、燃えやすく倒壊しやすい古い木造建築など新耐震(1981年)以前の建築物もチェックすべきだが、それは省略。
まず、1.のブロック塀は、戦後からの住宅地であるためとても多く、高さが2mに達するのもあった。
道幅が狭い(車の通れない)所ほど、古い住宅のブロック塀が多い感じ。
耐震補強が明らかなものは少なく、透かしブロックを使っているものやひびの入っているものすらあった。
これらは、地震時に塀ごと道路側に倒壊するおそれがある(人が下敷きになって死ぬ)ので、避難時には(余震に見舞われることもあって)避けた方がいい。
2.の消火器は、自治体(区)が道路脇のここかしこに設置している。
これからは各家に消火器の設置が義務づけられるが、家庭用消火器は十数秒しかもたない(あなたの家の消火器は、何秒使えるのか、表示を確認しよう)。
足りなくなったら、外に出れば、近所の数ヶ所の消火器にアクセスできる。
また近所の火事に駆けつける時、これらの消火器を使えばよい。
ただ、これらの消火器はそのほとんどがブロック塀に設置されているため、ブロック塀の倒壊によって利用不可となる可能性もある。
設置場所が安全な近くの消火器を確認しておくとよい。
3.の消火栓・防火水槽は、消防署や消防団の消火活動に使われるものだが、大切な水の供給源としてチェックしておいた。
学校や大きなビルには採水口がついている。
また公共のものではないが、住宅の駐車スペースなどに水道の蛇口を備えた所もある(うちもそう)、これらも緊急時には利用させてもらうかもしれない。
4.のピロティ構造とは、1階部が駐車場など柱だけの開放空間になっていて2階以上が建物になっているもの。
たとえ鉄筋でも(てか、木造では無理)地震の横揺れに脆弱なのは素人でもわかる。
1階部を押しつぶす座屈ならまだしも、バランスを崩して道路側に倒壊すると、避難・救出路を塞ぐことになる。
道路側だけがピロティになっている建物は、そうなりやすい。
けっこう広い道路に面した鉄筋建築に多かった。
以上、近所を見て回って、消火器と消火栓が狭い間隔で思いのほか多数あることがわかった(今までまったく気づかず)。
ただ古い家屋はブロック塀が多く、新しい家屋は(部分的にも)ピロティ構造が多いので、これらを避けると避難路は最短距離というわけにはいくまい。
ただし、わが家から、ブロック塀の脇を全く通らずに避難所に達するルートは、1つもないことがわかった