日頃はつつましい生活をしているが、ときたま贅沢をしていい思いをするのは悪くない。
食欲の秋にちなんで、9月の弟の誕生日には松阪牛、そして今月の母の誕生日には、マツタケをふんだんに食べることにしている(いずれも私が担当)。
マツタケは、デパートで見ると食べずに床の間に飾りたくなる値段だが、アメ横なら国産でも手が出る範囲内になる(店頭表示ではなく、交渉の結果)。
今年は茎がぶっとく片手ほどの長さの奴を18本買ってきた。
茎が太いので、一本を4枚に縦切りにしても充分な厚さ。
18×4=72枚のマツタケが大皿に盛られた風景は壮観。
これを大人4人と4歳の子で、炭火焼きにして、スダチ+塩コショウで食べた。
あまり焼き過ぎず、ちょっと固めで食べた方が香りが口の中に拡がる。
マツタケを(この日だけは)飽きるほど食べたが、それでもカロリーが0というのもうれしい。
さらに、日頃は喜んで食べるエリンギもついでに焼いたが、マツタケの後に食べると、味も香りも歯触りもない、なんとも無味乾燥なつまらんキノコだという印象になってしまう。
といっても、エリンギを喜んで食べる日常にすぐに戻るが。