今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

名古屋まつり

2008年10月11日 | 名古屋周辺
名古屋に棲んで17年になるが、「名古屋まつり」を初めて見ることにする。
見ものは「郷土英傑行列」らしい。
尾張名古屋で”三英傑”と言えば、戦国の英雄、信長・秀吉・家康のこと(厳密には家康は三河以東だが)。
毎年、市民からこの三英傑役(と姫役)を募集する(写真は今年の秀吉)。
というわけで、地味な名古屋の中では、派手な行事。
だが見物した印象は、やはり「祭り」としては地味だった。

三人の行列の間隔が、ちょっと開きすぎて、時間的・空間的に無駄な間がある。
密度が薄く、また「おー!」と感心する・目を見張らせるものが欲しい(栄の大通りでは合戦のアトラクションがあったようだが)。
どうせなら、もっと行列の密度を高くして、ぞれぞれのパートをもっと個性的にして派手にしたらどうか(ただし「よさこい」は勘弁)。
三英傑のそれぞれを郷土の英雄として顕彰する意気込みがちょっと足りない。
尾張・三河出身でその後大名になったような家臣(日本史上の有名人)の存在感ももっと強くして、彼らを準主役にした方が楽しい(そうすれば行列の密度が高まる)。
また、”名古屋まつり”なら、尾張藩主徳川宗春も家康の後に加えたらどうか(宗春なら派手な衣装に踊りが合う)。
行列が通る街も、行列を楽しく見物できるために、協力したらいい。
今の状況では、行列を見るために、わざわざそこにとどまるのだが、半分退屈してしまう。

「祭り」なんだから、また来年も見たいという気分にさせてほしい。
そのためには予算がかかるが、”サムライ都市”名古屋の名物として外国からも観光客を呼ぶくらいになってほしい。