今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

夏至の伊良湖

2015年06月21日 | 

週末帰京しない時は、土曜も出校して研究室で夕方まで仕事をする。
そして日曜に旅に出て、2泊して火曜の会議前に戻る。
これで月曜を旅先ですごすことの言い訳終了。

さて、今回は”夏至の旅”となり、行き先は伊良湖。
伊良湖は渥美半島の先端で、名古屋から陸路だと豊橋経由で大回りになる(渥美半島部分だけでも車で90分を要す)。
なので知多半島の河和から、高速船で日間賀島と篠島を経由して、三河湾を縦断しての船旅がいい(所要50分)。
行き先が島でないのに船旅を経験できるのも貴重だ。

宿は休暇村伊良湖(共済の関係で割引料金で利用できる)。
ここは温泉でないが、全身に泡がつく人工の炭酸泉が気に入っている。

夕食はバイキングで、ここの目玉は三河湾名物大アサリ!。
炭火で焼かれたハマグリ大(ダイ)の大(オオ)アサリの、身も貝柱も貝殻に残った汁も味わう。
この大アサリを好きなだけ食べるのが、私が遠路はるばるこの宿にやってくる目的だ。
今日は10枚食べた(明日もあるから、食べ飽きない程度に抑えた。ちなみに外の店で食べると2枚で500円ほど)。
ちなみに大アサリの殻は、泊まり客によるマジックでのシェルペイントに使われる。

夕食後、屋上のテラスに出て、一年で一番遅い日の入りを味わう。
ここ伊良湖は、渥美半島と知多半島と志摩半島の三つの岬が頭を合わせる所。

なので、伊勢湾や三河湾を航行する船の明り、神島や野島の灯台の明り、そして対岸の知多半島や篠島の街明りが、それぞれ間近に点在して、海しかない景色よりは見飽きない。

私は一日のうちで、日没直後の”たそがれ”時がいちばん好きだ。
たそがれの海の、静かでしみじみとした雰囲気をいつまでも味わっていたいのだが、やがて不気味な暗さが勝って夜になってしまう。  
蚊も出てきたので、部屋に戻る。