本日から、新年度の授業が始まった。
今年は、ものすごく久々に早々の1限目から授業を担当する。
早起きに慣れなくては。
いざ、授業を始めると、始業前までの憂鬱感など吹っ飛んで、いつもの気持ちの張りが戻っている。
仕事ってそういうもんで、ある種の戦闘モード(交感神経興奮)になれるため。
この交感神経興奮状態にもっていけない人が、本当の鬱になるんだな。
私はもともと気分障害タイプでないので(どちらかというとシゾイド)、鬱気(うつっけ)は状況次第で簡単に吹っ飛ぶ。
これからしばらくは、自分の研究を忘れて、教育業務に専心しなければならない。
それはいわばルーティン・ワークなので、論文を書く時の懊悩呻吟の苦しみから逃れられる期間でもある。
もちろん業務は業務で時間と作業に追われてストレスとなるが、定型処理的に突破できるので、月に一度温泉に行けばすっきりする。
自分の真の仕事である研究論文の生みの苦しみは、業務から解放される”夏休み”にお預け。
つまり、それぞれ別の時期に取り組むので、ストレス過剰にならないで済むのだ。
ということはストレスから完全に解放されるのは、年度末の春休みだけなのだが、
だから春休みの終わりは、(会社員にとっての”日曜夕方”と同じで)憂鬱になってしまう。
気分転換は必要だが、完全に別世界に行ってしまうと、実世界に戻るだけでもつらくなってしまう。