自分が論文執筆モードに入ったので、帰京中の日曜も遊びに行かず、図書館に篭りたい。
そこで日曜も開館している都立中央図書館に前日にネットで予約した。
予約手続は簡単で、定員に達していなければその場で受理される。
受付で予約の画面を見せ、入館証を受取る。
久々の訪館で戸惑ったのは、手荷物はロッカーに入れずにそのまま持ち込み可になっていたこと。
4階の閲覧室は、4人掛けのテーブルに斜(はす)向かいで2人掛けになっていて、テーブル中央部分にアクリル板が斜めに立ててある。
人数的に斜向かいになることはなく、各テーブルに1人でOK。
テーブルには電源があり、無料のネットにも繋れる。
5階のレストランは休業中とわかっていたので、おにぎりを持参した。
ところがレストランスペースは施錠されて入れない。
もちろん閲覧室のテーブルでの食事は禁止(ペットボトル・水筒での飲料摂取は可)。
館内で食べることができるのは、レストラン入口の廊下に4つある一人掛けスツールしかなく、すでに2人が使用中で、3つめのスツールに坐って、せわしなくおにぎりをたべる。
国会図書館だと、ちゃんと食堂スペースを解放しているし、だいいち食堂と喫茶部が開いている(ただし日曜休館)。
かように都立中央図書館のアドバンテージは日曜開館の1点しかない。
しかも今月11日から、来年1月6日までずっと閉館になる。
ここより小規模の区立図書館は推して知るべし。
かのカール・マルクスは19世紀において、ロンドンの大英博物館の図書室に通いづめて大著「資本論」を書き上げた。
一方、私は21世紀の東京で小論を書き進めたいのだが、日本の首都東京での図書館事情はこのありさま。