この冬はインフルエンザが流行すると予想されている。
昨年まったく流行しなかったので、集団免疫ができていないためだという。
今までの人生でインフルエンザには無縁で、どうせ風邪の一種とたかをくくっていたら、一昨年の元日に生まれて初めてインフルエンザを発症した。
丸2日間高熱と頭痛で寝込んだ結果(普通の風邪とは大違い)、もうああいう経験はしたくないと思い、今年はワクチン接種の機会を待っていた。
流行の予想はすでに世間で知られているため、ワクチン供給が不足気味だということも報道されている。
居住区役所からワクチン接種の案内が来たが、コロナ・ワクチンとは異なり、予約は受け付けていない。
母によると、近所の診療所にワクチンが入荷する日があり、その日なら接種可能だと言われた。
その日である今日は運良く月曜の在宅日なので、診療所が開く9時の20分前に行くと、私の前に11人が入口前に並んでいた。
幸いまだ寒空ではないので、屋外で待つことはつらくない。
診療所の扉が開いて、並んでいた順に受付を済ませ、その場で体温計を渡され検温を求められる。
私の後ろにも行列が伸びていたので、待合室はあっという間に満席(ワクチン接種と診療目的の人が混じる)。
なかにはずっと咳き込んでいる人がいて(マスクはしている)、いやな気持ちになるが、そういう症状だからここに来たわけだから、にらみつけるわけにもいかない。
順を待つのは覚悟していたので持参した本を読んで時間をつぶす。
結局診療開始から80分待って、やっと接種の番がまわってきた(その前に医師から問診)。
接種位置はコロナ・ワクチンでの肩の付け根より下の上腕の中ほど。
刺した所をこすらなければ当日の入浴もOKという。
インフルエンザ・ワクチン接種は大人になってからは初めてなので、接種後も15分は院内で安静にして副反応がないことを確認する。
もちろん、異状はなく、15分後すなわち行列に並んでから1時間55分後に会計(2500円)を済ませた。
ご存知のように、インフルエンザ・ウイルスには型があり、接種した型と流行する型が合うとは限らない。
だが、ワクチン接種(の刺激)によって免疫能自体が活性化されるので、打って損はないのだ。