震度5強の地震は、震度7や6強の地震よりも、広範囲・高頻度で起こりうる。
なので、起きた時どうするか、常に考えておいて損はない。
屋内にいる場合。
1981年以降の新耐震の建物の場合、震度5強では損傷の恐れはなく、外に逃げ出す必要はない。
外の方が、瓦落下等の被害をもたらすこともあるから。
地震時での対応は「逃げ道の確保」であって、逃げることではない。
ところが、震度5強で毎回負傷者が発生する。
今回も、慌てて逃げようとして、負傷した。
揺れが激しくて、身体を正しく制御できないから、負傷するのだ。
毎度発生するパターン。
逃げるよりも、その場で身をかがめて、安全を確保(=頭部を保護する)こと。
地震が終わった後、都市ガスは自動的に止まっている(慌てて使用中のガスコンロに向かう必要もない)。
停電も発生して、高層住宅ではエレベータが止まる。
ただし、これらはインフラが破壊された訳ではなく、安全装置が作動しもので、順次復旧する(エレベータ復旧作業には時間がかる)。
なので停電の対策は必要(高層階に住むということはこういう事態を想定済みのはず)。
都市ガスの復旧は、各家ごとにガスメータ側にある「復旧ボタン」を押すこと。
以上、新耐震を前提とした対策。
旧耐震に住んでいることは震度5強でも倒壊死※に繋がるので、今時住んではならない。
※:東日本大震災の東京(震度5強)で死亡した3名は、これに該当。