今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

グラっときたら、○の○○

2023年05月12日 | 防災・安全

地震に対する標語「グラっときたら、○の○○

この○を漢字で埋めてほしい。

 

 

年配者は、「火の用心」と回答するかもしれない。
実際、昔はそれが正解だった。
でも現在は不正解。

消防庁による正解は、「身の安全」。

身の安全が火の用心より優先となった。

ところが学生に質問すると、ほとんどの学生は「机の真?下』と答える(「机の下」で充分)。
小学校以来、学校で教わった地震時の反応(机の下に身を隠す)が頭に焼きつているから。

「身の安全」という答えは実は抽象的で、具体的にどうしたらいいのかわからない。
その意味では、良くない”正解”だ。

その点「机の真下」だと具体的な行動を指示しているので、どうすればいいかすぐわかる。
その意味では、こちらの方が良い答えだ。

ただ、そう答えた学生にこう質問する。
「もしその場に机がなかったらどうする?」
すると学生は答えに窮す。

「机の真下」は学校の教室に該当する限定された答えで、いわば具体的すぎて、応用性がない点で望ましくない。

ということは、最適な答えは、「身の安全」と「机の真下」の間にある。

安全を確保したい”身”とはどこか、机の下に入って守るのはどこか、そこに答えがある。

頭部を守るのが最重要なのだ。

なので、望ましい正解は、「グラっときたら、頭の保護」としたい。

机がなくても、なんでもいいから頭を保護すること(最悪、両腕を使う)。

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