今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

赤肉が不健康なことを認めない心

2025年03月10日 | 健康

健康関連の研究結果に対するネットの反応を見ると、
赤肉(獣肉)自体が不健康食であることを理解せず、加工肉にした場合の添加物が問題だと思い込む人が多い。
例えばソーセージやベーコンが健康に悪いという情報に接しても、
その原因を原材料の赤肉ではなく添加物のせいと書き込む(記事ではちゃんと赤肉が悪いと書いてあるのに)。

この頑固な思い込みは、赤肉は体を作るのに必須という文明開化期以降の発想と、
化学添加物は悪という高度成長期以降の発想がミックスして固定した状態(赤肉は善、添加物は悪)といえる。

赤肉は、ガンを含む成人病の要因となることは医学的にはすでに常識で、
なので大抵の医師や栄養士は、動物性タンパク質として白肉(鶏胸肉)や魚、あるいは鶏卵を勧める。
もちろん、致死的な悪影響ではないため、過剰に摂取しなければ、
食生活を楽しむ1要素としておいて構わない。
私自身、赤肉を忌避しておらず、特に豚肉はビタミンB類の効率的な摂取のため意識的に食べる。
ただ、動物性タンパク質を赤肉だけに頼る食生活(欧米人に多そう)はしない方がいい。
バーベキューが好きな人、外食が牛丼中心の人は要注意だ。
たんぱく質の取りすぎは腎臓にも負担をかけるし。

それと食品添加物を全て悪とみなすのも単純すぎる。
もし食品添加物(特に保存料)が全くなかったら、食中毒や食事を介した感染症が、昔のように激増するだろう。
※:過去、人類を一番殺してきたのは感染症をもたらす細菌だ。お釈迦様も徳川家康も食中毒で命を落とした。細菌は最も恐ろしい人類の敵であったことを忘れてはならない。
簡単にいうと、失う命より救う命の方が多い(=平均寿命を伸ばす)。
尤も、食の保存法は、添加物のような化学的方法のほかに、缶詰やレトルトのような物理的方法もあるので、添加物に頼りすぎないという選択肢は重要(昔からある”塩漬け”という方法は副作用があるので現代では不要)。

ちなみに、私個人は、もともと赤肉は好きでなく(幼少期は全くダメだった)、かといって鶏肉は今でも一番ダメで、魚もあまり好きでないので、自炊での動物性タンパク質は、鶏卵とチーカマが主。
両者の長所は、保存が効くのと、いろいろな料理に加えられる点(それに値段も手頃)。
後者は魚肉だが、まさに添加物と塩分が入っているのが難点。
ただ、原材料の点で赤肉由来のソーセージよりはマシかと思っている(添加物と塩分は同等)。
一方、植物性タンパク質は、大豆製品(納豆、豆腐、厚揚げ、味噌、枝豆)が大好きなので、こちらは充分に摂取している。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。