今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

モラルハザード促進の愚策

2013年01月25日 | 時事
退職金が減額されるので、その前に退職した教師が、文科省やマスコミから批判されている。
自己都合で退職しても退職金が減額されないっていう制度も問題だが、
社会科学的には、モラルは社会的方向づけによるものであり、個人の倫理の問題ではない。

すなわちモラルハザードを促進させる政策を施行すれば
人は合理的判断によって、正々堂々とモラルを捨てる。
人間とはそういうものだ。

最低賃金が生活保護費を下回る事態なら、その賃金で働くより生活保護を選ぶのは”合理的”だ。
だから生活保護の見直しをしているはず。

職務を全うすると、正当に得られる額が減額されるということは、その間の職務は費用を支払って遂行するのと同じ。
それを他者に要請できる人っているのか?

対象者の行動を正しく予測できずに、予想外の悪い事態を招く政策を、世間では”愚策”という。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。