35℃の下界のうだる暑さから逃れるべく、
標高2000mを越える大菩薩(山梨県:写真)に日帰りで行ってきた。
山上は20℃。
エアコンがガンガンきいた部屋よりもずっと涼しい空気の中にいた。
この大菩薩に登ったのは、中学2年の時以来。
当時は、新宿から夜行列車に乗り、
塩山駅から夜明け前のバスで登り口に行ったのだが、
今では、標高1600mの上日川峠まで甲斐大和駅からバスの便があるので、
東京から気楽に日帰りで行ける2000mの山となっていた。
なぜ今日この日に大菩薩に行ったのか。
その理由を記せば長くなる。
そもそも、私が登山をやっていた頃は、毎年7月29日は山で過していた。
中学の時から、自分のアイデンティティは”山”だったので、
誕生日のその日こそ、山に居たかったから。
山からリタイアしてしばらくたち、
また今年あたりから徐々に復帰しようかと目論んでいた。
そんな矢先、春に膝関節症を患い、医師から膝に負荷の高い運動は禁止された。
今年は7月29日は日曜で、帰京中の私は久々に山に行ける。
だが、膝が完治していないので、ハードな登山は無理。
かといって、今の時期、低山では下界以上に灼熱地獄になる。
そこで、東京から、気楽に行けて、しかも気温が低い=標高の高いという難条件の山を探した。
条件がピッタリなのが、大菩薩嶺(2057m)で、
迷うことなく決定。
日帰り登山の欠点は、不自然なほど早起きしなくてはならないことだが、
目覚まし時計で5時40分に苦もなくとび起き、
予定通りの電車とバスに乗り、
10時前に上日川峠に到着。
最近、「山ガール」が増えていると聞いているが、
ここも山用スカート姿の女性が目につく。
ちょっと前までは、山の中は定年退職後の老人たちばかりだったのだが…。
年齢層が若返ったのはいい傾向だ。
惜しむらくは、中2で大菩薩に来た頃の私のような
ティーンエイジャーがほとんど見当たらない事。
膝関節症発症以来、初めて(山らしい山は2年ぶり)の山歩きだが、
膝はもちろん、脚力自体快調で、
人を抜いても、抜かれることはなく、
標準タイムの3/4の時間で歩くことができた(昔なら、2/3に短縮できたが)。
この調子ならなんとか山歩きを再開できそうだ。
まずは日帰りで足慣らしを繰り返そう。
山小屋での雑魚寝も、
おしゃれな山ガールがイビキオヤジに取って代わってくれれば、楽しくなろう。
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