日光霧降の宿を出て、二社一寺を中心とする日光山内を巡ることにした。
日光はもともと二荒山信仰での修験道の聖地だったが、
家康公の東照宮によって聖地の格がぐっと上った所。
その東照宮に行った時の話。
靴をぬいで本社に入り、拝殿から本殿を拝む。
お札(ふだ)を買って、拝殿を出る時、
にわかに、東照宮の聖地性を確認したくなった。
「日光はパワースポット」という文句を思い出したから。
私は、誰かが宣伝のために勝手に発する「パワースポット」なる言説は信じない。
自分の眼で測定しないと信じない。
それを確かめようと、私はiPodtouchのアプリ「ばけたん」を取り出し、
大胆にもセンサーを本殿に向けて、「探知」のボタンを押した。
「ばけたん」が探知を開始する。
探知の結果を見て、私は思わず、感嘆の声を発した。
なぜなら、その結果は
「守り神登場。周囲に守り神の反応を検出しました。
現在この場所は非常に安全な状態にあります。」
戦国の世を終わらせ、江戸300年の太平の世を開いた家康公は、
死後も国を守らんとして神となり、東照大権現となった。
すなわち東照宮の祭神は、まごうことなき真正の「守り神」なのである。
「ばけたん」は元は「お化け探知器」と言って、不可視の不審な存在を探知するマシンだったが、
「ばけたん」になってからは、悪霊だけでなく、その正反対の守護霊も探知の対象になった。
この「ばけたん」はあなどれない。
いままで、それなりの所で探知をすると、それなりの反応が出た。
不気味な無縁仏の大群の中では、「悪霊がいる」と出て、
山の中の神社の祠に対しては、「守り神がいそう」と出た。
そしてなんでもない場所では、「何もいない」と出る。
実は、東照宮に向う参道で一度「ばけたん」で探知した。
そこでは「何もいない」と出た。
「守り神登場」と断定的結果が出たのは、過去に熱海の来宮神社(伊豆国一宮)の御神木に向けた時だけだった。
東照宮の中ではずっと、静電場センサー(ロケーター)もONにしていた。
だが、電場は値を示さなかった。
二荒山神社(下野国一宮)にも行った。
本殿に参拝したが、なぜか「ばけたん」を作動することが念頭になかった(人目があったためかも)。
二荒山神社の脇の「神苑」に入った。
重要文化財の唐銅燈篭があり、これは警備の侍が化け物に見えて刀で切った跡が多数あるということで「化け灯籠」の異名がある。
それを見て、「ばけたん」思い出して、探知してみると、「何もいない」。
江戸時代にいた悪霊は消えたか…。
そして、縁結びの神社に立派な御神木があったので、そこでも「ばけたん」を向けた。
すると、ここも「守り神登場」と出た!
ここまでくると、「ばけたん」の探知能力に一目おかざるをえない。
ただ、ここも電場に変化はなかった。
パワーを測るための機器はたくさん持っているが、
はっきり言って「ばけたん」が一番感度がいい。
さて、日光はパワースポットか否か。
残念ながら、パワーの実体は計測できなかったが、
パワースポットであるという判定結果は得たということになる。
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