書評、その他
Future Watch 書評、その他
オンライン落語 立川吉笑
大好きな立川吉笑の落語会をオンラインで視聴。長めの新作落語2席とトークで、最初の一席はコロナ禍に作られたという比較的新しい噺ですでに聴いたことのあるもの。2席目は初期の代表作とのことだがこちらは初めて聴く噺だった。両方とも関西弁をうまく使った内容で、大変面白かった。落語の後の落語評論家廣瀬氏とのトークも、立川流の実情、笑点新メンバー決定の話題、来年の真打ち披露の準備の話など、色々聞けてこちらもとても面白かった。古典と新作の両方に真摯に取り組み、さらには江戸落語と上方落語の両方の良さを融合していこうとする吉笑新師匠の思いが伝わる2時間半だった。
(演目)
①小人19
②くじ悲喜
中入り
③トーク
(演目)
①小人19
②くじ悲喜
中入り
③トーク
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オンライン落語 古今亭駒治独演会
鉄道ネタでお馴染みの古今亭駒治師匠の独演会をオンラインで視聴。都営バス100周年、都電112周年記念の「鉄道ネタ大集合」と銘打たれた会で、鉄分100%の新作落語3席を堪能。鉄道に詳しくない人は完全に置いてけぼりのような内容だったが、それでも大変面白かった。最初の1席は、私鉄やJRなどの鉄道各社との連携(相互乗り入れ)を推進する東京メトロに一矢報いようとする都営地下鉄の話で、多分新作だと思う。後の2席は駒治師匠のブログにも掲載されている作品で流石の完成度だった。
(演目)
①鉄道戦国絵巻(都営地下鉄の逆襲)(正式名称は不明)
②都電の恩返し 都電が撮り鉄の暴挙から救ってくれた救った少年に恩返しする話
中入り
③都電物語 都電の運転手と乗客女性の恋物語
(演目)
①鉄道戦国絵巻(都営地下鉄の逆襲)(正式名称は不明)
②都電の恩返し 都電が撮り鉄の暴挙から救ってくれた救った少年に恩返しする話
中入り
③都電物語 都電の運転手と乗客女性の恋物語
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寄席 お笑いぱっちり倶楽部
横浜にぎわい座で行われた写真好きの落語家や芸人の集まり「お笑いぱっちり倶楽部」のメンバーによる寄席。初めて聞く名前の会だが、その会長がナイツの土屋氏ということでナイツの漫才目当てで聴きに行った。会場は3分の2以上が女性で超満員。とにかく高齢者が多く、休憩で自分の席を外した後に戻るべき自分の席が分からずにウロウロしている方がちらほら。出し物は、落語、紙切り、ものまね、漫才とバラエティに富んだ内容。中入り後は写真倶楽部のメンバーが撮影した写真を紹介する座談会。今回のお題は「終息」とかでそれに因んだ写真を持ち寄って自分の写真の説明をしたり他の人の作品の講評をしたりというもの。最優秀作品と次回持ち寄る写真のお題「爆笑」が決まって終了。座談会の後に何組か出し物が残っていたが用事があったので残念ながらここで退席。
①三遊亭げんば 開口一番
②林家喜之輔 紙切り
③古今亭今市
④江戸家まねき猫 ものまね
⑤ザニュースペーパー
⑥ナイツ
中入り
⑦写真倶楽部座談会
①三遊亭げんば 開口一番
②林家喜之輔 紙切り
③古今亭今市
④江戸家まねき猫 ものまね
⑤ザニュースペーパー
⑥ナイツ
中入り
⑦写真倶楽部座談会
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パフォーマンス 新春18きっぷ ダメじゃん小出
横浜にぎわい座での公演を欠かさず聴いているダメじゃん小出の独演会。いつもながら、硬い座席でお尻が痛くなるのも忘れるあっという間の2時間だった。今回はいつもとはやや趣きが違い、ミュージックソーやニュースレポート形式がなく、最初から最後まで話芸で楽しませるという感じ。特に中入り後のクモハ12撮影会報告と演者自身の自叙伝風の語りは唯一無二の圧巻の面白さ。来月のパフォーマンスもチケット購入済みなので今から楽しみだ。
①鉄道体験レポート 伊豆急大雄山線(金太郎の里)
②保護者面談 乗り鉄くん
中入り
③クモハ12撮影会報告(ク:運転台あり,モ:モーター,ハ:3等車)
④鉄道ファン小出自叙伝
①鉄道体験レポート 伊豆急大雄山線(金太郎の里)
②保護者面談 乗り鉄くん
中入り
③クモハ12撮影会報告(ク:運転台あり,モ:モーター,ハ:3等車)
④鉄道ファン小出自叙伝
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落語 落語三銃師
昨年末の3年続けて鑑賞している年末恒例「落語三銃師」の会。例年通り、三遊亭白鳥、林家彦いち、桃月庵白酒がそれぞれ一席披露する他、3人によるトークと写真を見せながらの今年の活動報告会という内容。白鳥師匠は古典落語「芝浜」を少し取り入れた20年後の落語界を語る新作落語。初めて聴いたがとても面白かった。彦いち師匠も初めて聴く女子柔道選手が主人公の創作落語だったが、高座ででんぐり返しをする白鳥師匠ばりのお話。トリの白酒師匠は例年通り玄人向けの有名な古典落語。場所が横浜で落語通が多いだろうと考えての演目だと思うが、こういうネタは年末年始のTVでたくさん観れるし、自分としては他の2人に合わせるような奇抜で楽しいお噺が聴きたかったというのが本音だった。
(演目)
①オープニングトーク
②三遊亭白鳥 「黄昏のライバル」
③林家彦いち「青畳の女」
中入り
④地方公演報告
⑤桃月庵白酒「富久」
(演目)
①オープニングトーク
②三遊亭白鳥 「黄昏のライバル」
③林家彦いち「青畳の女」
中入り
④地方公演報告
⑤桃月庵白酒「富久」
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落語 喬太郎白鳥彦いち三人会
人気落語家3人の落語会を視聴。まず最初の前座による新作落語がこんなはちゃめちゃな開口一番は初めてというくらい面白く、さすが白鳥師匠の弟子だと感心。次の白鳥師匠の落語は20年以上前の作品とのことだが、色々な落語ファンがいる満員の大ホールでの語りということでやや大人しめの一席。次の彦いち師匠の演目は、前に聞いたことのある作品だったが、これは何度聞いても面白い大傑作。中入り後は、ニックスという初めて聴く姉妹漫才で観客をリラックスさせた後、トリの喬太郎師匠が有名な古典落語を披露。新作ファンとしては新作を期待したが、開口一番からの落語3席が全て新作なのでバランスをとりたいという主催者の要望で古典をやりますとのこと。全体的に、自分のような新作ファンも古典落語ファンも楽しめるバラエティに富んだプログラムを満喫した。
(演目)
①三遊亭青森 カレーのにおい
②三遊亭白鳥 ギンギラボーイ
③林家彦いち 熱血!怪談部
中入り
④ニックス 漫談
⑤柳家喬太郎 抜け雀
(演目)
①三遊亭青森 カレーのにおい
②三遊亭白鳥 ギンギラボーイ
③林家彦いち 熱血!怪談部
中入り
④ニックス 漫談
⑤柳家喬太郎 抜け雀
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オンライン落語 つくば駒治会
古今亭駒治師匠の独演会をオンラインで視聴。演目は3席で全て彼の新作落語、3席のうち中入り後の最後の1席は4度目の視聴となるお馴染みのネタ、中入り前の2席は初めて聴く演目(オンライン視聴なので2席の題名は不明)。最初の一席は35年前の文通相手ダニエルを探すローカル列車の旅、中入り前の2席目は新幹線B席の話で、いずれも鉄分多めの師匠らしい内容。若手新作落語の旗手本領発揮という感じの一時間半だった。
①題名不詳 ダムに沈んだ町
②題名不詳 新幹線B席の悲哀
③鶯の鳴く町
①題名不詳 ダムに沈んだ町
②題名不詳 新幹線B席の悲哀
③鶯の鳴く町
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落語他 ただの鉄道好き 古今亭駒治、ダメじゃん小出
鉄道ネタでお馴染みの古今亭駒治とダメじゃん小出の二人会。駒治師匠の落語は、青春18切符の利用者が熱海で浜松行きの列車に乗り換える時の座席争奪戦、和歌山の「駅長たま」にまつわる話、の2席でどちらも大変面白かった。特に熱海での座席争い「熱海ダッシュ」は全くの作り話だと思うが、妙にリアリティがあって笑えた。ダメじゃん小出のコメディは、ミュージックソーによる列車車内チャイムのモノマネと鉄道オタク親子の保護者面談の話の2つで、特に保護者面談の話がめちゃくちゃ面白かった。一番笑ったのは、話の中で出てきた「猫を連れて乗ることができる電車は?」というなぞなぞ(答えは多摩モノレール)。ミュージックソーのモノマネは最近の小出の公演で毎回聴いているが、これまでのような音楽演奏よりも今回のようなチャイムのモノマネの方が断然面白く、「このネタ進化しているなぁ」と感じた。あっという間の2時間を堪能した。
(演目)
①ミュージックソー ダメじゃん小出
②走れ青春 古今亭駒治
③トーク 小出&駒治
仲入り
④駅長たま 古今亭駒治
⑤鉄道保護者面談
(演目)
①ミュージックソー ダメじゃん小出
②走れ青春 古今亭駒治
③トーク 小出&駒治
仲入り
④駅長たま 古今亭駒治
⑤鉄道保護者面談
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絵画展 虹のアート展
15年以上通っている病院主催の絵画展を診察までの待ち時間を利用して鑑賞。展示されているのは絵画と織物で、展示作品数は多くなかったものの、絵画の方は鮮やかな色使いの現代アート、織物の方はよく分からないが確かにこれもアートだなぁと感じさせる見応えのある内容だった。最近、以前よりも診察までの待ち時間が長くなってきていて困っていたが、それを払拭して余りある楽しい時間を過ごすことができた気がする。
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オンライン講演 AIとゲームから人間を考えてみる
東工大教授の人工知能(AI)についての講演をオンラインで視聴。AIについては、どこまで開発が進んでいるのか、どうやって使っていけば良いのか、開発に規制をかけることの是非など、知りたいことがいっぱいあるが、本講演を聞いてそれを考える様々な情報や知見を得ることができて、面白くてためになる内容だった。お話は人工知能を開発した科学者達はそもそも何をしたかったのかという疑問から始まる。オックスフォード大辞典によれば「人工知能」という言葉が初めて使われたのは1955年のダートマス会議という場だったそうで、その時の文章を見るとその定義は曖昧、「学習あるいは知能の特徴を真似する」機能を人間の行動に当てはめたメタファーとして使われていて、要は「知能っぽいと思っていることを機械にやらせてみたい」という意味合いだったとのこと。そして、その根底にあるのが、13世紀のラモン・リュイの「学問の樹」や、ライプニッツの「無数の概念を網羅的に組み合わせること」「推論を機械的に処理することによって感情論でない結論を導き出す」などの考え方だったと続く。さらに20世紀に入って、アラン・チューニングが「知能機械」という概念で、記号の機械的な組み合わせを網羅することで思考の自動処理を行う機械を提唱、人間のような身体性のない機械、外部との接触がない機械でも、目、口、耳、脳などを代替する機械、ゲーム、翻訳などの機械はできるだろうと考える。講義では、機械でもできるとされたゲームについての話になったが、残念なことにこの辺りで時間切れ。この講義は単発のようだが是非シリーズ化してほしいと感じた。
以下は、講義後の聴講者からの質問に対する講師の答え。これがまた非常に面白かった。
①AIは感情を持ちうるか
→「感情」は生得的か習得的かまだ結論がでていないし、歴史的にも変化している。変化は学習できるかもしれない。
②AIは人間を超えるか
→何を物差しにするかで違う。
③AIに対する規制の是非
→人間はAIの答えを鵜呑みにする可能性がある。政策決定や医療行為など深刻な事柄については何らかのルールが必要か
以下は、講義後の聴講者からの質問に対する講師の答え。これがまた非常に面白かった。
①AIは感情を持ちうるか
→「感情」は生得的か習得的かまだ結論がでていないし、歴史的にも変化している。変化は学習できるかもしれない。
②AIは人間を超えるか
→何を物差しにするかで違う。
③AIに対する規制の是非
→人間はAIの答えを鵜呑みにする可能性がある。政策決定や医療行為など深刻な事柄については何らかのルールが必要か
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パフォーマンス ダメじゃん小出 vol.50
ダメじゃん小出のスタンドアップコメディ&パフォーマンスの第50回公演。内容は、ニュース&天気予報、ノコギリで音楽を演奏するミュージックソウ、宗教団体体験レポートの3本立て。ニュース&天気予報はいつもの時事ネタ。ノコギリ演奏は自分としては2回目だが、他で聞いたことがないので、彼の演奏が上手いのかそうでもないのか分からないところがミソだと思う。宗教団体体験レポートは前回からの続きらしいが、前回不参加だった自分としては初めて。とある宗教団体に電話でコンタクトを取り、霊感あらたかというお祓いをしてもらうまでの顛末の報告。絶対に自分ではできないししたくない体験だが、しっかり笑いを入れながら、かなりのリスクを承知で体当たり的にレポートしてくれる内容。今回もとても充実したあっという間の2時間だった。
(演目)
①ニュース&天気予報
②ミュージックソウ演奏
③某宗教団体体験レポート(前半)
〜休憩〜
④某宗教団体体験レポート(後半)
(演目)
①ニュース&天気予報
②ミュージックソウ演奏
③某宗教団体体験レポート(前半)
〜休憩〜
④某宗教団体体験レポート(後半)
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オンライン講演 星はなぜ爆発するのか?
久しぶりに物理学関係のオンライン講演を視聴。講師は国立天文台の先生。内容は、超新星爆発の基本構造とその研究状況の解説。これまでに解説本で読んだ「太陽より重い恒星が超新星爆発を経て中性子星になるまでの仕組み」について頭の整理ができた気がする。また、研究状況については全く初めて聞く話ばかりで素人には難解だったが、観測精度とスーパーコンピュータ能力の向上で、超新星爆発のメカニズムを解明しようとする研究が進み、色々なことがわかってきたことは理解できた、研究の過程で色々な仮説が登場したが、講師らの研究により、ニュートリノ加熱だけではエネルギーが足りない問題が星内部の不均一さからくる対流によって説明できること、爆発によって陽子過剰な原子核が生成されて鉄、チタン、クロニウムなどが形成されることなどが説明された。十分に理解できたとは言えないが、とても面白い講演だった。
①超新星爆発の基本構造
太陽くらいの恒星:赤色巨星→白色矮星
太陽より重い恒星:超新星爆発→中性子星、爆発しない→ブラックホール
②研究状況(観測精度,スパコン向上で研究進展)
エネルギー不足問題:ニュートリノ加熱+対流で爆発
爆発→陽子過剰な原子核→Cr,Ti,Fe形成
①超新星爆発の基本構造
太陽くらいの恒星:赤色巨星→白色矮星
太陽より重い恒星:超新星爆発→中性子星、爆発しない→ブラックホール
②研究状況(観測精度,スパコン向上で研究進展)
エネルギー不足問題:ニュートリノ加熱+対流で爆発
爆発→陽子過剰な原子核→Cr,Ti,Fe形成
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映画 ミャンマーダイアリー
ミャンマーの今を伝える映画ということでぜひ観たいと思い、コロナ禍前によく通っていたミニシアターに久し振りに行った。あまりにも久し振りなので、自分がシニア割引対象者なのをすっかり忘れていた。また、受付で当日券を買うと、「どの席にしますか」と言われてタブレットを見せられた。以前は全席自由席で入り口に並んだ順に場内に入って好きな席に座るというシステムだったが、コロナ禍の影響で事前の全席指定席制に変わっていた。映画は、軍事クーデター後のミャンマーの様子を伝える市民の隠し撮り動画によるドキュメンタリーと10人の映画監督が作成した短編映画を組み合わせたような内容。登場人物の顔が全て見えないよう工夫されていて、関係者のクレジットもなし。それだけで現在のミャンマーの危うさが伝わってくる。ミャンマーにいる多くの知り合いが今どうなっているのか、日本から問い合わせることすら危険なので控えてほしいと言われているが、本当に心が痛む思いで鑑賞した。
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オンライン講演 カラスに科学は似合わない?
久しぶりにオンラインによる講演会に出席。講師はカラスの研究で有名な松原始教授。私自身、先生の一般教養書は5冊くらい読んですっかりファンになってしまっていて、先生の講演がオンラインで聴けると知って早速申し込みした。内容は日本に多く生息するハシブトガラスとハシボソガラスの生態に関する解説で、講師の著書同様、分かりやすく、面白く、為になる3拍子揃ったもの。捕獲のしにくさ、高所での営巣、行動範囲が広い、性別が判別困難といったカラス特有の研究のしにくさを乗り越えて、両者の営巣地、採餌場所、採餌方法、地表での滞在時間や行動などを克明に調査し、地道にその生態の違いを明らかにしていくプロセスは本当にスリリングだ。また、著書にはない動画による研究活動風景などもあって、本では分かりにくい現場の臨場感も味わえた気がする。本当に楽しい1時間だった。
生息地 ハシブト森林と都市部、ハシボソ農耕地、低地
営巣地 ハシブト、ハシボソの巣が半径500mに多数混在
採餌場所 ハシブト路上、ハシボソ色々(川辺なども)
滞在場所 ハシブト樹上、ハシボソ地面を歩く
採餌方法 ハシブト着地前に餌をみつけて舞い降りる、地面を歩かない
ハシボソ歩いて餌を探す、石をひっくり返す、土や落ち葉の裏を探す
生息地 ハシブト森林と都市部、ハシボソ農耕地、低地
営巣地 ハシブト、ハシボソの巣が半径500mに多数混在
採餌場所 ハシブト路上、ハシボソ色々(川辺なども)
滞在場所 ハシブト樹上、ハシボソ地面を歩く
採餌方法 ハシブト着地前に餌をみつけて舞い降りる、地面を歩かない
ハシボソ歩いて餌を探す、石をひっくり返す、土や落ち葉の裏を探す
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オンライン落語 「白鳥版しじみ売り」
落語評論家広瀬和生氏プロディースによるお馴染みのオンライン落語会。今回も三遊亭白鳥自身最近ほとんどやらなくなってしまったという埋もれた創作落語の名作を復活させるということで、今回は古典落語の「しじみ売り」を白鳥流に改変したという演目。「しじみ売り」という元ネタを聞いたことがないので、聴いていてどこがどう白鳥流なのかはよくわからなかったが、まさに登場人物が乗り移ったかのような古典落語そのものという感じの人情噺を堪能した。しかも後半の対談によれば、1時間の噺のうち後半部分は殆どが白鳥師匠の創作とのことだが、それが信じられないほどこれしかないというしっかりまとまった内容に師匠の新境地のようなものを感じた。後半の広瀬氏と白鳥師匠の対談、こちらも創作落語と噺の合理性、SWAの活動など「へぇ」という為になる話満載で楽しかった。今日の話では、元ネタでは処刑されてしまう鼠小僧次郎吉が生き延びる改変がなされているので、もしかしたら続編ができるかもしれないとのこと。まだまだ色々楽しめそうで嬉しくなった。
(演目)
白鳥版しじみ売り
(対談)
広瀬和生&三遊亭白鳥
(演目)
白鳥版しじみ売り
(対談)
広瀬和生&三遊亭白鳥
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