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磯田道史と日本史を語ろう 磯田道史

歴史研究家磯田道史の対談集。対談の相手は別の歴史研究家、小説家、生物学者、女優など様々、対談が行われた時期も2003〜2023年と幅広く、玉石混淆ながらそれぞれ特徴があって面白かった。特に全く別の分野の人との対談は、それぞれの知見を持ち合って解釈に解釈を積み重ねていく様が良かった気がする。全体を読み通した印象は、歴史学というのは新しい資料を探したり従来の資料の別の解釈を考えたりしていく地道な研究なんだなぁということと、それによってほんの少しずつだが進歩しているんだなぁということだ。(「磯田道史と日本史を語ろう」 磯田道史、文春新書)
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認知心理検察官の捜査ファイル 貴戸湊太

初めて読む作家。本屋さんの店頭で見つけて面白そうなので読んで見ることにした。副題に「名前のない被疑者」とあるが、巻末に同じ題名で副題だけが違う既刊本の宣伝が載っているので、本書はシリーズものの2作目ということらしい。内容は、検察官の主人公が、送検された被疑者が発する意外な一言に隠された被疑者自身の心の内を心理学の知識を使って読み解くというもの。被疑者の心の内を明らかにすることで、事件そのものの謎よりも被疑者の置かれた状況や犯行の真の動機が浮かびあがってくる。事件の意外性や独創性ではなくそうした点に焦点を当てた今までになかったような謎解きが面白かった。(「 認知心理検察官の捜査ファイルー名前のない被疑者」 貴戸湊太、宝島社文庫)
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落語 三遊亭白鳥独演会

三遊亭白鳥師匠の創作落語「落語の仮面(全10話)」の第2話、第3話を鑑賞。これまでに弁財天和泉師匠の演じる第6話、第9話、最終話の3話を聴いたことがあったが、作者本人が演じるのを聞くのは初めて。会場はほぼ満席で男女比率は半々くらい、落語界のしきたりや古典落語のアレンジを織り込んだ話が大受け、さすが作者本人という感じで満足の2時間だった。本作の元となった漫画「ガラスの仮面」は読んだことがないが、噺を聴いていて何となくこの設定や台詞は漫画に寄せているんだろうなぁと想像したりしできて楽しかった。今回聴いた横浜にぎわい座で今後全10話をやる予定との告知があり、いい席が取れれば次も行きたいと思った。

①落語の仮面第2話 嵐の初天神
②落語の仮面第3話 時そば危機一髪
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すみれ屋敷の罪人 降田天

著者の本は3冊目。廃墟となっていた戦前の旧家のお屋敷から2体の白骨死体が発見された。本書は、この死体が誰のものなのか、この一族に何があったのかを調べて欲しいという内容のメールから始まる。誰が誰に依頼したメールなのかがまずもって最初の謎だ。依頼を受けた人物は、当時のお屋敷について知っていると思われる人物へのインタビューを開始するが、関係者たちが高齢なこともあり記憶が断片的だったり曖昧だったりで、少し真相に近づいたと思うと、それを否定する話が出てきたり新たな謎が浮かび上がったりする。読者を翻弄するのは、関係者がそれぞれの立場でしかものを見ていなかったこと、自分に都合の悪いことは話さないことに加えて、当時が戦時下という特殊な時期だったこと、旧家独特に体面の維持に躍起になる人々ばかりだったりしたことなどだ。最後に明かされる真相は意外すぎるくらい意外なものでその点はすごいのだが、やや着地点が戦時下の特殊性に頼りすぎた感がある気がした。(「すみれ屋敷の罪人」 降田天、宝島社文庫)
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écriture新人作家杉浦李奈の推論 松岡圭祐

デビュー作で時の人となった作家の盗作疑惑に端を発した殺人事件を扱ったミステリー。事件の経過とともに、新人作家や弱小出版社の苦境、文学賞選考の舞台裏といった文壇や出版業界の闇が次々と明らかになっていく。さらに事件の中心人物が大学で文学を教える教授という設定で随所に文学論が交わされるのも面白い。この人も悪い人だったの?という感じで事件の真相はかなり意外。帯を見るとシリーズ第1巻とあり、既にシリーズ化が決まっているらしい。(「écriture新人作家杉浦李奈の推論」 松岡圭祐、角川文庫)
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ロバート・ボーン サイン ナポレオン・ソロ

子供の頃によく見ていたTVドラマ「ナポレオン・ソロ」の主役、ロバート・ボーンのサイン。ロバート・ボーンのナポレオン・ソロ、デビット・マッカラムのイリヤ・クリヤキンという名前は何故か今もはっきり覚えている。子供の頃に見たTVのことはほとんど覚えていないが、プロレス中継と海外ドラマはよく見ていたように記憶している。そのなかで、「ナポレオン・ソロ」は大好きな番組だった。最近、かなり老人になってしまったロバート・ボーンが出演している別のTVドラマをみて懐かしく思っていた。そんな時に、彼のサインが売り出されているのを知り、それを入手できてとても嬉しい気分である。

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ズデノ・ハーラ サイン NHL

NHLの名門ボストン・ブルーインズのディフェンス、ズデノ・ハーラのサイン。スロバキア出身の選手で、2006年以降チームのキャプテンを務め、若手中心のチームの要として活躍、2009年には最優秀ディフェンスマンのノリス・トロフィーを獲得した。最近では、オールスターゲームの常連という感じで、押しも押されぬNHLのナンバーワン・ディフェンスマンである。彼は、変わったNHLの記録を2つ持っている。1つは、彼が身長2m9cmで、NHLで最も背の高い選手だということ。もう1つは、シュートのスピードコンテストの世界最速記録、時速170.43kmの記録保持者ということである。ちなみに歴代2位の時速169.7kmも彼の出した記録であり、フロックでない本当にすごい選手ということになる。

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ギルダート・ジャクソン サイン ギデオン チャームド

TVドラマ「チャームド」でギデオン役を演じたギルダート・ジャクソンのサイン。彼の代表作はアメリカのソープオペラ(昼ドラマ)の代表格ともいえる「ジェネラル・ホスピタル」だ。この作品は何と1963年からずっと放映され続けており、彼は1999年から2001年までの3年間出演していた。それ以外に出演している作品はそれほど多くなく、知っている作品では「CSI」「スターゲートアトランティス」くらいである。そのためかどうかは判らないが、俳優以外にも、脚本を書いたり映画のプロデューサーをしたりしているようである。

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ケビン・マクナルティ サイン ロイ スーパーナチュラル

TVドラマ「スーパーナチュラル」でロイ役を演じたケビン・マクナルティのサイン。SFもののドラマや映画には必ずと言って良いほど登場する悪役の大御所スターだ。2000年以降の出演作だけを列記しても、「バトルスター・ギャラクティカ」「カイルXY」「スターゲート・アトランティス」「4400」「ファンタスティックフォー」「デッドゾーン」「ヤング・スーパーマン」「アンドロメダ」「ダーク・エンジェル」「アウターリミッツ」「ミレニアム」と、ほとんどの作品を総なめにしているような感じだ。

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クリスティン・ベル サイン ヴェロニカ・マーズ

ヴェロニカマーズの主人公ヴェロニカ役を演じているクリスティン・ベルのサイン。通常こうしたドラマの主人公、かつかなり人気のアイドル女優のサインは、かなり入手困難なのだが、この1枚は不思議なことに最近比較的容易に入手することができた。このドラマを見る層とこうしたものを集めるコレクターの層があまりダブらないので、そういった現象になるのかもしれないが、コレクターにとっては嬉しいことだ。
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アリセン・ダウン サイン スモールビル

カナダの女優、アリセン・ダウンのサイン。出演作は・「デッド・ゾーン」「ヤングスーパーマン」「ギャラクティカ」「スターゲート・シリーズ」などで、どちらかというとSFものへの起用が多いようである。彼女の経歴をみると、ロサンジェルスの俳優養成アカデミーを出た後、ロンドンの俳優養成学校にいって再び演技を学んだとある。勉強が好きなのか、演技派を目指したのかは判らないが、少し意外な感じがする。

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メリッサ・ジョージ サイン ローレン・リード エイリアス

TVドラマ「エイリアス」のシーズン3で準主役のローレンス・リード役を演じたメリッサ・ジョージのサイン。デビット・リンチの映画「マルホランド・ドライブ」や、TVドラマ「名探偵モンク」「イン・トリートメント」「グレースアナトミー」などに出演している。華のある女優で、「イン・‥」では主役、「グレース‥」では準主役を演じるなど主役級の役柄に起用されることが多いのが特徴だ。

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ミルトン・ブラッドレィ サイン MLB

大リーグシアトル・マリナーズのミルトン・ブラッドレイのサイン。32歳の中堅選手だが、試合中だけではなく、日常生活などでも素行に問題が多く、監督・観客・審判・警官などと問題を起こしては放出されるということを繰り返し、大リーグ10年で7度も移籍をしている。そうこうしているうちに、最近は怪我に悩まされて出場できなくなってしまっており、そうしたトラブルで選手生活のほとんどを棒に振ってしまったような感じだ。成績をみる限り、調子の良いときは3割を打つ実力がある選手であり、スポーツにおける精神面の重要性を示す反面教師のような存在だ。

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ホセ・カレーラス テノール歌手

世界3大テノールの1人、ホセ・カレーラスのサイン。左上に6/6とあるのは、6枚製造されたうちの6枚目であることを示すものだ。サインの下に、2007とあるので、このサインが、このカードのために書かれたものではなく、2007年に何か別の目的で書かれたサインのダイカットであることが判る。
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リタ・モレノ サイン 女優

 アメリカを代表する女優、リタ・モレノのサイン。代表作としては「雨に唄えば」「王様と私」「ウエストサイド物語」等があげられる。そうした代表作のすごさもさることながら、彼女の経歴で最も輝かしいのは、彼女が1人で、映画俳優に与えられるアカデミー賞、舞台俳優に与えられるトニー賞、歌手に与えられるグラミー賞、テレビドラマ俳優に与えられるエミー賞の4つの賞を初めて(かつ唯一?)全て受賞したということだ。特に映画とTVのキャストの住み分けが比較的顕著なアメリカでは、これは大変なことだと思う。
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