書評、その他
Future Watch 書評、その他
タムリン・トミタ サイン ウェーブリー ジョイ・ラック・クラブ
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猫の品格 青木るえか
猫好きの人が猫の良いところを書いたゆるい本かと思ったら大間違いで、猫を飼うものとして日ごろ感じている、猫を飼うことの理不尽さ、負担の大きさが赤裸々に書かれた問題作・大傑作だと思う。よだれで飼い主を起こす猫の話は、そこまでの経験はないが、良く理解できるし、猫の本質を良くあらわしたエピソードだ。独特の文章も大変面白い。「猫を飼おう」と思う人に、まずはこの本を読んで、それでも飼いたいと思ったら飼ったらどうかと薦めたい本だ。いろいろな「品格本」がでているが、品格を語るのに「猫」以上にふさわしい対象はないように思えた。(「猫の品格」青木るえか、文春新書)
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マーティン・ブロデューア RC NHL
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ジェフ・ブレホート サイン&ウェア GOLF
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サラ・ストレンジ サイン ジル リ・ジェネシス
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アイダ・ルピノ コート ハリウッド
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ミツバチはなぜ大量死したのか ローワン・ジェイコブセン
最近いろいろ耳にするようになった「ミツバチの減少」について知る上で、現時点での必読書ということで読んでみた。数年前から進化したダニによる「ミツバチの大量死」という困難に見舞われていた養蜂産業が、さらに最近、別の要因と思われる謎の大量死に直面しているという。この「別の要因とは何か?」という大きな自然界のミステリーには、実に多くの容疑者が登場する。「ウイルス」「地球温暖化」「携帯電話が発する電磁波」「遺伝子組み換えの作物」などなどだ。そして最後に登場するもっとも疑わしい容疑者の「イミダクロプリド」という農薬。容疑者を1人1人分析していく過程は、多くの事例を積み上げていくスタイルで進むため、文系の人間にも容易について行ける。本書の途中で「ミツバチ」の集団としての生活様式がミツバチの目線で記述されている箇所がある。この部分の記述が、後の方の犯人の特定を行う段階で、非常に重要な知識であったことに気づく。そのあたりの構成は実に見事である。さらに多くの事例をあげながらの論功の結果行き着く驚くような結末。おそらく、この本が書かれてからさらにそのあたりの研究は日進月歩で進んでいるのだろうが、問題の所在を知るためという意味では、これからも読まれていく決定版のような本だろうと思われる。本書では、半分くらいのところで、犯人らしきものが判るのだが、そこからがまた考えさせられる。犯人が判っても、それをどうするかという対策がないからだ。今後の人間と自然の関わり方を深く考えさせられる。(「ミツバチはなぜ大量死したのか」ローワン・ジェイコブセン、文芸春秋社)
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クラーク・ゲーブル 衣装 風と共に去りぬ
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さみしさの周波数 乙一
作者のことを「せつない小説家」というのだそうだ。これまでに読んだ話で100%のハッピーエンドというのはなかったような気がするし、はじめからそれが判っている設定でマイナスからスタートしてそれが少しプラス方向に動くだけという内容が多かったように思う。想定されている読者層が若者であることからくるのだろうが本書はそうした特徴が良くでた1冊だ。本書に収録された4編のうち3編はそのパターンだが、1つだけ違う短編があった。「手を握る泥棒…」と題された短編で、切ない感じはあるのだが、他とは違う明るさがあった。描きたいシチュエーションにもっていくまでのプロセスを不自然にしないようにという配慮が随所にあって「多少不自然でも気にしないだろうに」と余計なことを考えてしまったりするが、この作品が収録された4編のなかの未読の3編のなかでは最も良かったように思う。(「さみしさの周波数」乙一、角川文庫)
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モレナ・バッカリン サイン スターゲートSGー1
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ディノ・シサレリ RC NHL
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アンソニー・クイン 衣装 ハリウッド
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スコット・ラチャンス サイン NHL
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「こころ」は本当に名作か 小谷野敦
栄誉ある賞を受賞して世間で評判になっている小説を読んでみたがあまり面白くなかったという経験は誰にでも多々あるのではないかと思うが、私も最近そうした経験をしたばかりだったので、何となく本書の「正直者の読書案内」というキャッチフレーズに惹かれて読んでみた。作者の本に対する評価については、「全くその通りだと思う…4割」「作者の意見に異議あり…1割」「読んだことがないので判らない…5割」といったところだ。SFについては著者とは意見が全く違う。著者の意見に賛同できるかどうかを確かめるためにはその本を読んでみないといけないし、そもそも著者もそれらを全部読んでいるのだから、著者がだめだといっているから読まなくて済ませられる作品はそれほど多くないような気もする。最後のあとがきなど、ここまで正直に書いてしまって、「作者の人間関係は大丈夫なのか」といらぬ心配までしてしまう。(「こころ」は本当に名作か」小谷野敦、新潮新書)
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ソフィア・マイルズ サイン ペネロープ サンダーバード
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