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Future Watch 書評、その他
オズの魔法使い 馬車のホイール
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つきのふね 森絵都
先日読んだ「カラフル」が面白かったので、同じ著者の本書を読んでみた。若い読者を念頭に書かれた判りやすい語り口、テーマとも良く似ているが、また違った味のある良書だと感じた。他人を助けることで自分が助けられるというその連鎖が切れずにつながっていく。月並みな感想だが、最後に現れる「つきのふね」、最後に紹介されるの手紙など、最後のクライマックスがとても感動的だ。(「つきのふね」森絵都、角川文庫)
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サムソノフ&ソーントン ウェア NHL
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イリア・コバルチャク パッチ NHL
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邂逅の森 熊谷達也
とにかく面白いという言葉に尽きる。明治から大正時代の日本を舞台に、戦争などの世界情勢の影響を受けて大きく変わっていく日本の姿と重なるように、農山村でたくましく一途に生きる主人公が静かに語られる。読み進めていくと、物語のなかで主人公が少しずつたくましくなっていくように感じられる。山で狩猟を生業として暮らす「マタギ」の話で始まるのだが、主人公は早々に不本意な事情で「マタギ」を辞め、鉱夫として再出発する。一見、かなり波乱万丈の半生だが、主人公に訪れる様々な偶然は、単なる偶然ではなく、愚直だが本当に芯の強い「マタギ」の精神を失わずにいる主人公が自ら引き寄せる必然のようにも思える。主人公の生き方に感銘を受けるのは、現在の風潮と対極にある自然への畏敬、自分への正直さ等が際立っているからだろう。「マタギ」というものが単なる職業ではなく、「生き方」「心のあり方」なのだと思い至る。(「邂逅の森」熊谷達也、文春文庫)
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アーニー・バンクス ユニフォーム MLB
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チャック・クライン バット MLB
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ファーガソン・ジェイキンス サイン MLB
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スタン・スミス サイン テニス
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マイク・ブライアン サイン テニス
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レナード・ニモイ ミスター・スポック 衣装 スタートレック
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ノバク・ジョコビッチ ウェア テニス
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ジェニファー・カプリアティ ウェア テニス
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八日目の蝉 角田光代
本筋とは違うかもしれないが、本書を読んでいて、桜庭一樹の「私の男」と相通じるものがあるような気がした。様々な事情から、「普通の家庭」「普通の家族」というものが何なのかが判らない主人公が登場するという共通点である。それは、両方ともかなり特殊な事情によるものであるが、そういった主人公の葛藤や行動を追うことによって、そもそも「普通の家庭」「普通の家族」とは何なのかを問いかけているようにも思える。小説で「普通でないこと」が扱われるのはそれほど珍しいことではないので、要するに、両書は「家族とは何か」という問題を扱っているとうことになるだろう。我々が考える「家族」「家庭」とは、ただ自分の親がそれをどう考えていたかということに過ぎず、自信を持ってこうだと言える人がいたとしても、それにそれほどの普遍性があるわけではないのかもしれない。またこれも本筋とは違うが、本書を読んでいると、この社会で潜伏生活をすることの難しさが痛感され、人間とは社会的動物なんだなぁと思わされる。最後に「ある事件」の被害者と犯人が、それぞれそれと知らずにすれ違う場面には感動させられた。(「八日目の蝉」角田光代、中央公論社)
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ジェニファー・カプリアティ サイン テニス
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