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ラグビー 横浜キャノンイーグルスVSクボタスピアーズ
今季4度目のラグビー観戦。大好きなデクラーク選手が出場するというメールでの通知があったので観に行った。今回は、ほぼ中央の前から4列目と絶好の席で、これまで以上に迫力のあるプレーを近くで堪能できた。試合は一進一退の展開ながら前半はイーグルスがわずかにリード。寒さ対策として携帯カイロを持参したが、身体が冷えてきたのでハーフタイムに入ったところで帰宅した。とにかく風が強くてしかも舞っている感じで、キックの名手田村選手らもすごく苦戦していた。帰ってTV録画を観たらイーグルスが逆転負けしていた。今季のホーム最終戦ということで、来季を楽しみにしたい。
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漂流老人ホームレス社会 森川すいめい
精神科医でホームレス支援の活動をしている著者が、日々の活動で出会ったホームレス、一緒に活動をしている仲間たちの困難な状況を伝える内容の一冊。突然の解雇、アルコール依存症、認知症、統合失調症、知的障害など様々な理由でホームレス化を余儀なくされた人たちへの様々な冷たい仕打ちや末路が、何十もの事例で紹介されている。読み進めていて強く感じたのは、ホームレスの人たちの困窮の要因が様々であるにも関わらず、善意悪意を問わず支援の仕方が「ホームレス」という現象面だけで括られた支援に留まっていることの問題点だ。これはホームレス支援だけでなく様々な福祉活動や行政の取り組みに言えることだし、著者が本書で一番伝えたかったことも多分そういうことだと思った。(「漂流老人ホームレス社会」 森川すいめい、朝日新聞出版)
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その復讐、お預かりします 原田ひ香
(更新を再開します)
人気作家の最新文庫化本。本屋さんに行くと目立つところにたいてい著者の本が置いてあり、著者の本にはハズレがないという経験則からか、未読の作品を見つけるとつい買ってしまう。本書の内容は、著者独特のありそうでなさそうな不思議な仕事のお仕事小説で、今回は他人に裏切られた依頼者の復讐を請け負いその無念を晴らすという探偵の物語。どんな技を使って復讐するのかと思えば、ほとんど何もしないのだが、それでも鮮やかに解決してみせる。他人に対する恨みは恨む側の当人をも傷つけてしまうし、復讐心というものは時間に任せたり心の持ちようでかなり何とかなるということを教えてくれる、清々しい読後感の一冊だった。(「その復讐、お預かりします」 原田ひ香、双葉文庫)
人気作家の最新文庫化本。本屋さんに行くと目立つところにたいてい著者の本が置いてあり、著者の本にはハズレがないという経験則からか、未読の作品を見つけるとつい買ってしまう。本書の内容は、著者独特のありそうでなさそうな不思議な仕事のお仕事小説で、今回は他人に裏切られた依頼者の復讐を請け負いその無念を晴らすという探偵の物語。どんな技を使って復讐するのかと思えば、ほとんど何もしないのだが、それでも鮮やかに解決してみせる。他人に対する恨みは恨む側の当人をも傷つけてしまうし、復讐心というものは時間に任せたり心の持ちようでかなり何とかなるということを教えてくれる、清々しい読後感の一冊だった。(「その復讐、お預かりします」 原田ひ香、双葉文庫)
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