書評、その他
Future Watch 書評、その他
アーニー・バンクス カブス・ロゴ MLB
アロルディス・チャップマン MLB
MLBの有望新人選手を何人か紹介してきたがもう1人、有力な選手を忘れていた。昨年大リーグ・デビューを果たしたシンシナティ・レッズのアロルディス・チャップマンである。一昨年のワールド・ベースボール・クラシックのキューバ代表投手である。とにかく球速の早さが売り物の選手で、デビューした昨年の9月には、大リーグ史上最速の時速105マイル(169Km/h)を記録して、大いに話題になった。彼自身はマイナーの時に同じ105マイルを記録しており、マイナー記録の方が大リーグ記録を上回るというおかしな事態だったのだが、それも解消した。この速さを武器に大物投手になるのか、早いだけのノーコンピッチャーに終わるのか、肩を壊してたいした記録を残さずに消えていくのか、これからが楽しみでもあり心配でもある。
コーナー・ジャクソン バット MLB
ジェイソン・ヘイワード RC MLB
MLBアトランタ・ブレーブスのジェイソンヘイワードのルーキーカード。先日紹介したストラスバーグと並ぶ昨年度の期待の新人選手だ。高校時代からオールアメリカン・チームに選出されるなど早くから注目されてきた選手で、昨年メジャーの昇格、初戦の初打席で特大3ランを放ってファンを熱狂させた。年間を通じた成績はたいしたことはなかったが、将来MLBを背負って立つ選手であるという評価は変わっていないようだ。このカードの価値がこれからどのようになっていくのかコレクターとしては期待を持って見守りたい。
ロード・オブ・ザ・リング 6枚組カード
プリンス・フィルダー ユニフォーム MLB
松井秀喜 T206 MLB
T206シリーズ(昔のT206というカードのデザインと名前を継承したシリーズ)の昨年製造されたもののなかから見付けた松井秀喜選手のカード。デザイン自体は特に珍しいものではないが、製造枚数が少ないオリジナルサイズ(ミニサイズ)で、裏面のデザインが他と違う限定99枚限定版ということで、若干プレミアムがついている。また良く見ると裏面に1/99と刻印されている。これはコレクターの間では「、ファーストナンバー」と呼ばれるもので、これにも多少プレミアムがつくようだ。裏面が違うだけなので、普通のコレクターにとってはあまり意味はないが、松井選手のものならば何でも集めたいというハードなコレクターにはそれなりの価値があるものと言ってよいだろう。オリジナルのT206では、現存する枚数や製造された枚数が裏面のデザインによって大きく異なるので、オリジナルのT206のコレクターは、裏面のデザインを重視する。そのような集め方を踏襲してもらうように、あるいはそうした集め方の楽しさを知ってもらうようにということで、製造会社は、裏面のデザインがいろいろ違うバージョンを作るという工夫をしている。
メリッサ・ジョージ 衣装 エイリアス
アリス・ウェルズ アメリカ婦人警官
「T206」という1910年頃に製造された野球カードシリーズについては、かなり昔にこのブログで何枚か紹介した。私自身、オリジナルカードを8枚ほど集めたが、ここ数年、全く手に入らなくなってしまった。その間も、毎年製造されているT206の復刻シリーズにオリジナルのカードが封入されているので、それなりの数のオリジナルがコレクターの手元に入ったはずなのだが、なかなか手に入らない。それを入手した人が、大事に保管していて手放さないからかもしれないと思ったりしている。
さて、このカードは昨年製造された復刻版のなかから見つけた1枚である。描かれた女性は、アメリカ初の婦人警官として有名な「アリス・ウェルズ」である。彼女は最初の女性警官ということだけではなく、婦人警官の人権を守るための活動をしたり、婦人警官の組合を組織したりした人物としても知られている。こうした復刻版が作られるということ自体、彼女がアメリカ人から今でも非常に尊敬されていることの証拠と言えるだろう。
ドン・ベイラー バット MLB
マイク・リーク RC MLB
ストラスバーグと並ぶ大リーグ期待の新人、マイク・リークのルーキー・カード。ドラフトでシンシナティ・レッズに入団し、投手としては14年ぶりにマイナーを全く経験せずにいきなりメジャー・デビューを果たした。2010年の成績は8勝4敗とまずまずの成績だったが、今後の期待度はストラスバーグに引けをとらない注目選手だ。こういう選手のRCを持っていることは、コレクターにとって何ともいえない嬉しさがある。
ステファン・ストラスバーグ RC MLB
大リーグの大型新人、ステファン・ストラスバーグのルーキー・カード。彼のドラフトの時は、「大リーグドラフト史上最高の新人」ということで、アメリカ中が大騒ぎだったらしい。野球カードの箱に「ストラスバーグのルーキーカードを手に入れよう」と書かれているのを見た記憶がある。大学時代、1試合23奪三振を記録したり、アマチュア選手として唯一北京オリンピックの米国代表に選出されたりで、当時から大騒ぎされており、そのドラフトも予想通りの大騒ぎだった。早々に大リーグデビューし、ルーキーイヤーの昨年、期待通りの活躍をみせていたが、途中で故障してしまい、復帰は来年以降になるとのこと。せっかく入手したこのルーキー・カードも、発売当初の輝きは大分失せてしまったが、復帰後にまた活躍してくれればと願うばかりである。
コルビー・ルイス シルク MLB
大リーグテキサスレンジャースのピッチャー、コルビー・ルイスのシルクカード。2008年から2009年にかけて日本のプロ野球でプレーしたが、突然退団してアメリカに帰ってしまった選手だが、帰国後テキサス・レンジャースで活躍、昨年は、何とワールド・シリーズで大活躍し、レンジャース創立50年で初の世界一に大いに貢献した。日本から帰って大リーグで活躍する選手は結構いるが彼もその1人だ。なお、シルクカードというのは、選手の写真を布地に転写したカードのことで、これは、その布地をプラスチックのケースで覆う形になっている。カードの下の方に50枚製作されたという刻印のある限定版である。
スペンサー・マチャセック RC&ジャージ NHL
エバンダー・ケイン RC NHL
アトランタ・トラッシャーズの新人レフト・ウイング、エバンダー・ケインのルーキー・カード。2009年の新人ドラフト全体4位で指名された期待の選手だ。1年目の成績は、66試合に出場して14ゴール、12アシストというまずまずの出来だった。ただ、アシストよりもポイントの方が多いというのは、彼のプレースタイルがそうなのか、周りの選手を活かして動くというプレーがまだ出来ていないのか、どちらか判らないが、これから大成するためには、如何にアシストを増やすかが重要なのではないかと思われる。
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