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エヴァンジェリン・リリー サイン ケイト LOST

LOSTで主人公ケイト役のエヴァンジェリン・リリーのサイン。LOSTに登場する俳優のなかでは、最も人気のある俳優の1人だ。役柄のケイトは、当初ドラマで単独の主人公の位置づけだったのが、製作の途中でジャックとのダブル主役のようになったという。そのせいもあって、ジャックよりも話の筋に大きく関わる場面が多いように思われる。サインの方は、やや気の抜けたあまり面白いサインではない。
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時の娘 ジャック・フィニ 中村融編 

時間旅行を主要テーマにしたどちらかというとロマンス系、叙情系のSFを集めたアンソロジーである。時間旅行ものSFには、メカニックや思索的なハードタイプと、ほのぼのとした恋愛や友情が描かれたソフト・タイプの2種類があり、欧米では前者、日本では後者に人気が集まるという。確かに日本でのSFベスト10の常連であるハインラインの「夏の扉」、広瀬の「タイムマシン」等は明らかに後者のタイプに属する。そうした日本人の趣向を考慮して刊行されたのが本書だという。そのねらいは当たったようで、本書に高い評価をした書評に既に2つほど出会っている。内容的には、びっくりするような作品はないが、粒ぞろいで面白い。特に「かえりみれば」という作品は、「もう一度人生をやり直せたら」という願いが叶って女子高生に逆戻りした主婦が、学校の勉強に悪戦苦闘したり、ちゃんと旦那さんと結婚できるように、歴史を変えないようにはらはらしたりとするいうドタバタぶりが大変面白かった。
 ここに収められた9つの短編を読んで思ったのだが、こうした「時間ものSF」の醍醐味は、時間を行ったりきたりすることを巧みに使ったカラクリの面白さにある。そのカラクリが巧妙なほど面白いので、どうしてもカラクリは複雑なものになる。そうした複雑なカラクリを理解するうえで、言葉の問題、つまり翻訳で読むということはかなりの障害になる。日本人がソフト・タイプの「時間ものSF」を好むというのは、もちろん日本人の心情的な嗜好という面も大きいだろうが、言葉の壁で海外の複雑なカラクリの作品に十分馴染めないという事情も多少影響しているように思う。(「時の娘」ジャック・フィニ他/中村融編、創元社)
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ジョー・サキック ジャージ NHL

昨シーズンの終了後に引退を表明したNHLのスーパースター、ジョー・サキックのコレクティブル。ジャージの部分はワインレッド1色で平凡だが、アバランチのチームカラーなので、彼らしい1枚に仕上がっている。レギュラーシーズンでの通算ポイント数は歴代8位、紛れもないスーパースターだった。彼の全盛期はアバランチの黄金時代と重なっており、その頃のアバランチは本当に強かった。あまりに強かったという印象が強いので、彼が主将を務めた時期の世界一が2回だけというのは、意外に少ないという感じすら受ける。
 NHLの2009-2010年シーズンが佳境に入っている。今シーズンは、昨シーズン限りで引退してしまったスター選手が多く、何か新しい胎動が見られるのではないかとの期待が膨らむシーズンでもある。昨年限りの主な引退選手をあげると、ジョー・サキック以外に、ブレンダン・シャナハン、ダレン・マッカーティ、チーム・セラニ等の名前が挙げられる。アイスホッケー界では、オリンピック、世界選手権、スタンレーカップの3つに優勝した選手を「トリプル・ゴールド・クラブ」のメンバーと呼び、これまでに世界で22名がメンバーになっている。カナダ人としてはサキック、シャナハンを含め5名だが、昨年はそのうちの2名が引退した年ということで、その意味でも節目の年だったということになるだろう。
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大河ドラマ入門 小谷野敦

本書は、48歳の著者が、同じく48年目を迎えたNHK大河ドラマを様々な視点から分析した薀蓄本である。大河ドラマの原作者、俳優、脚本家をばさばさと自分の好き嫌いで切っていく様は、こんなにあちこちに向けて悪口を言って大丈夫かと思うほどだが、徹底して自分の好き嫌いで押し通しているので、それも「大河ドラマが好きなればこそ」と笑って済ませてしまえる気がする。大河ドラマの放映と並行して原作を読んだことなどなかったので気がつかなかったが、大河ドラマの「原作」というのはかなりいい加減なものなのだそうだ。原作というのは、文化勲章・文化功労賞級の大作家の名前を借りただけのもので、ストーリーが原作と違うのは常識ということらしい。歴史の解釈が原作と逆ということなど日常茶飯事、ストーリーのほとんどを脚本家が作っているというのも当たり前という状況なのだそうだ。その脚本家にしても、大変いい加減で、「おんな太閤記」の脚本家が、別の作家の本の架空の人物を歴史上実在の人物と勘違いして大河ドラマに登場させてしまったという話には笑ってしまった。(「大河ドラマ入門」小谷野敦、光文社新書)
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我ら戦後世代の「坂の上の雲」 寺島実郎

本書では最初に何の説明もなく著者が1970年代に書いた文章が掲載されていてびっくりする。当時の文章を改めて掲載するといった注釈もなく、それを加筆したのかしなかったのかも書かれていない。更にはこうした40年も前の文章をそのまま掲載するに際しての著者の思いであるとか経緯なども一切ない。これはどうしたことかと不審に思わざるを得ないのだが、読んでいるうちに、著者が弁明も釈明もしなかった理由が段々判ってきた。これは著者が「戦後世代」と呼ぶ自分を含めた世代が時代の節目節目に何を考えてきたのかを示すためにその当時の自分の文章を順に検証していくという作業に読者が一緒に立ち会うという作業なのだということである。そう考えると、この本で著者が一切の弁明をしていない理由も納得できるし、むしろその潔さに大いに感銘を受けるのである。著者の最大の思いは、自分の属する「戦後世代」が日本という国において何を成し遂げ、何をやり残し、何を後世につたえていくべきかを考えることにあると思われる。それを考える上で、それを思想面から検証しているのが本書なのだ。若干著者よりも若い世代に属する自分としては、自分達の世代に、著者のような考えを持って、さらに次の世代に何を残すかを真剣に考えているオピニオン・リーダーのような存在が果たしているのかどうかが気になる。「戦後世代」から本書のような形で受け継がれたバトンをどう受け止め、どう次に渡すか、それを真剣に考える必要を強く感じた。(「我ら戦後世代の『坂の上の雲』」寺島実郎、PHP新書)
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スターウォーズ スケッチ DAVE DORMAN

デイブ・ドーマンのスケッチ・カード。比較的描き込まれている部類に入るが、人物の顔でない分、人気は薄い。これも、コレクションにバラエティを持たせるための1枚、という意味合いの強い1枚である。これまで制作されたスケッチ・カードでは、人気・バラエティとも「スター・ウォーズ」と「ロード・オブ・ザ・リング」が双璧であるといっても良いだろう。特に「スター・ウォーズ」は、関連グッズのコレクターが多いせいか、最近はなかなか新しいものやカラーで人気のあるものを見かけなくなった。ただ「スター・ウォーズ」の方は、台紙の白い部分が他よりも小さいので、その分スケッチ部分が小さいのが残念だ。
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三日月が円くなるまで 宇江佐真理

久しぶりの時代小説。やっぱり読みやすいし、心に馴染むし、いいなぁと思う。時代小説を読み始めて日が浅いせいか、数多い作品のなかで、誰のどの作品を読んだらいいのかという方法がまだ自分の中で確立していない。そのため、あまり期待せずに読めるので、大体は「これも結構面白いなぁ」ということになるような気がする。
本書は、至って平和だった江戸時代の有名な事件を題材にして、その事件では脇役だった人間を主人公にした小説という設定だ。士農工商という身分制度に誰もが息苦しさを感じているようなところが面白く記述されている。また、結局その事件は客観的には「空振り」で終わるので、主人公自身は深刻な状況でありながら、何だか最後までのんびりした感じで、そうした雰囲気が「こういうのも結構面白いなぁ」ということになる。(「三日月が円くなるまで」宇江佐真理、角川文庫)
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ロードオブザリング スケッチ KATIE COOK

ケティー・クックのスケッチ・カード。こちらは「デフォルメ派」の代表格といえる。ここまでマンガチックになると、登場人物の似顔絵が一般的な映画のスケッチカードというよりも、原作本の挿絵という方が適切なような気がする。以前、ロードオブザリングの「リング」だけを描いたスケッチ・カードを紹介したが、これもそれと同様に、ストーリーを想起させる役割の方が強い1枚と言える。こうしたスケッチの存在意義は、ある特定の「映画」のものを何でも集めるというコレクターにとって有り難いということだ。印象的な映画の1シーンである悪の巣窟のようなこのタワー(名前は知らないが)のスケッチは、そうしたコレクターにとって、おそらく必須アイテムかもしれない。
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派遣ちゃん 宮崎誉子

 派遣社員として働く若者を描いた中篇が2つ収められた本書だが、派遣という労働形態に身をおく若者の特殊な話というよりも、現代の若者のありふれた日常を描いた作品という色彩の方が強いように感じた。特に、今の若者の考え方、両親・兄弟姉妹・友人・職場の同僚などとのつながり方が、短い会話と若者言葉の地の文で生々しく描写されているのが素晴らしい。
 本書のような本は、私のような中高年には、なかなかうかがいしれない若者の心象風景を知るための恰好の素材になってくれる。通常、若者が自分の心境を語る文章を読んでいて、やっかいなのは、同じ1つの言葉でも、私と語り手にとってその意味する内容や込められた感情が同じでない可能性があることだ。同じ「うらやましい」でも語り手と私では使い方が微妙に違うのではないか、そう考えてしまうといつまでたっても堂々巡りになる。これは、主観的な内容の「文章を読む」時にはいつも言えることかも知れないが、そうした文章を読むには、作者と自分が言葉に対して同じ基盤を持っているという信頼感がなければならないだろう。但し、逆に両者に全くズレがないと、読んでいて得るものが少ないように思われる。時々引っかかる部分はあるが全体として良く理解できるというその加減が大切なのだろう。本書は、そのバランスが大変よくできていて、突き放された感じもなく、確かに得るものがあったと思わせてくれた。(「派遣ちゃん」宮崎誉子、新潮社)
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魚舟・獣舟 上田早夕里

短編5つと中編1つが収められている本書。ジャンルとしてはSF、しかも「異世界もの」ということになる。本書を強く推していた書評でも「SF」として括られていた。
 収録作品のなかでは、何と言っても最初の短編(表題作)が頭抜けて素晴らしい。短い作品だが、何故このような独特の世界をイメージできるのか、作者の頭のなかを調べてみたくなるほど、奇妙な世界が構築されている。ただ、読み終わってから振り返ってみると、本書の世界は、ものすごく突飛な世界のようでいて、意外と現実の世界に近いところにあるように思えてくる。それは、本書の世界が教訓的なメタファだからということではなく、そのイメージがやけに生々しいからだと思う。ここまで読者のイメージの形成を助けてくれる文章は珍しい気がする。解説を読んだら、この「世界」をえがいた長編小説が企画されているらしい。この「世界」をこれだけで終わらせるのは、誰が考えても勿体ない。
 もう1つ、最後の中編も大変良い。こちらは「魚舟…」とは逆に、あまり現実とかけ離れた世界ではなく、よくある「管理社会という現実に警鐘をを鳴らす」ような作品だが、その文体から、やはり作者独特の感性のようなものが伝わってきて読み応えがある。ただ、最後の方は、何か別の作品とのつながりを意識したせいらしいのだが、本書だけでは、どこに話が言ってしまったのか判りにくくなってしまっている。(「魚舟・獣舟」上田早夕里、光文社文庫)
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アンディ・サットン サイン NHL

NHL選手アンディ・サットンのサイン。ミシガン工科大学でプレーした後、ドラフトを経ずにAHLで1年だけプレーし、その後NHLに昇格して活躍している選手だ。NHLでは、サンホセ・シャークを皮切りにいくつかのチームを渡り歩き、現在はNYアイランダースに在籍している。ディフェンスのどちらかというと地味な選手だが、身長1.98mということで、ディフェンスに高さと重みが必要なチームに必要とされ、そうしたチームをわたり歩いているという感じだろう。まだ34歳だが昨シーズンはあまり活躍の舞台がなかったようだ。もうひと活躍を期待したい選手である。
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涼宮ハルヒの憂鬱 谷川流

アニメ化・映画化・ゲーム化されている非常に有名なライト・ノベルのシリーズ第1作目。中高年が読むような本ではないと思いながらも、それだけ人気を博しているのには理由があるはず、その理由とは何だろうということで、思い切って読んでみた。
 やはり人気があるだけあって、大変面白く、一気に読んでしまった。普通だと思っていたことが普通ではなく、尋常ではないと思っていたことが一番真っ当だった、という逆転した真実が徐々に明らかになっていく過程が実に面白い。それから、全編がひとりの主人公の視点で統一されていながら、ストーリーが大変判りやすいのも良い。複数の語り手が交互に出てきて話しを進めていく手法が最近蔓延していて苦々しく思っている者としては、こうしたシンプルなスタイルを貫き通した本は嬉しい。仕事で文章を書くことがある者として、このスタイルの方が数段難しいことは想像がつく。
 本作には既に続編が8作ほど出ているとのこと。本編のラストの収まりが大変良いだけに、同じようなシチュエーションでそんなに話が続くのだろうか、何か新しい状況に進むのだろうか、といった疑問が沸いてくる。すでに刊行済みではあるが、どんな展開が待ち受けているのか、まだ知らないのが幸運に思えてくるほど楽しみだ。ということで、当面は、本作の残りの8つの続編をどういうペースで読んでいったらよいかということが悩ましい。(「涼宮ハルヒの憂鬱」谷川流、角川文庫)
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ロブ・レイ サイン NHL

NHL選手、ロブ・レイのサイン。90年代にバッファロー・セイバースで活躍した選手で、2004年以降はNHLでの成績が記載されておらず、マイナーで1年プレーした後、引退したようだ。1999年には、チャリティーなどの地域貢献で顕著な功績があった選手に贈られる「キング・クランシー・トロフィー」を受賞している。彼の情報はあまりないが、ユーチューブをみると、最も有名な「タフガイ」選手であるタイ・ドミとのファイトの映像が登録されている。彼にけんかを売る度胸も大したものだが、選手としては「悪役」を引き受けながら、実生活ではチャリティーなどに力を入れるというのが、NHL選手らしくて嬉しい。サインも手慣れた感じで、多くのファンの要請に応えてサインを積極的に行っていることが判るし、ファンが喜ぶように大きめのサインであることも、ファン思いであることを示している。
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7つの人形の恋物語 ポール・ギャリコ

「スノーグース」「7つの人形…」というポール・ギャリコの代表作2編をカップリングした1冊。ギャリコというのはどこにその中心があるのか良く判らない作家だ。ある時はスポーツライター、ある時は「ポセイドンアドベンチャー」の原作者、またある時は本書に収められた2編のようにリリカルだがどこかシニカルでもあるストーリー・テラー。原点は「物語を書くのが好き」ということで、書く対象やスタイルなどはなんでも良かったのかもしれない。衝撃的なデビュー作だったらしい「スノーグース」、彼の作品のなかで最も読まれているという「7つの人形の…」、この2作品を読んでいると、作品そのものの良さというよりも、この2作品が熱狂的に読まれた当時の時代の空気が判って面白い。(「7つの人形の恋物語」ポール・ギャリコ、角川文庫)
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一歩を超える勇気 栗城史多

1週間くらい前にNHKの「7ピークス」という番組を見て感銘を受けた。20歳そこそこの若いアルピニスト「栗城史多」が「エベレスト単独無酸素登頂」を目指すという内容の番組だった。「エベレスト単独無酸素」といえば、あのラインホルト・メスナーが最初に成功したということは知っていた。ある時期、登山家の本や山の本をよく読んでいた時があり、その頃は、世界にある8000m以上の14座の名前を全て言えたくらい好きだったからだ。番組の中で、彼が登頂に成功すれば「世界で2人目」と言っていたので、メスナー以来誰も成功していないことになる。これだけで驚くべき若者ということになるが、彼のすごさはそればかりではない。もう既に彼は世界7大陸の最高峰のうちエベレスト以外の6座の単独無酸素登頂に成功しているというのだ。しかももっと驚くべきなのは、彼は登山中にハンディカメラで登山の模様をリアルタイムでネットに動画配信しているという。カメラを片手に持ったまま登攀することもあれば、ある地点までいってカメラを置いてまた少し下に降り、自分の上る姿を撮るのだという。さらに、彼の場合、スキーを持っていって山の頂上から滑降することもあるという。
 単独・無酸素・カメラ片手の動画配信・スキーでの滑降、ここまで厳しい条件を自らに課すのは何故なのか、これが彼のことを知って最初に沸いてくる疑問だ。その答えは、NHKの番組では伝わってこなかった。幸い彼が書いた本があるというので読んでみたのが本書である。本書を読むと、疑問の答えは単純だった。
 本書を読んで印象的だったのは、まず彼の何事にも「執着しない」というスタンスだ。彼がどうしてそこまで厳しい試練に耐えられるのか、その唯一の答えのようなものがこの「執着しない」という一言にあるようだ。彼自身の自己分析では、次々と偉業を達成していく秘訣は、プラス思考でもマイナス思考でもなく、真ん中の状態を良しとする、両方OKと考える精神状態にあるという。ヒマラヤ登山前には、現地の習慣に則って「プジャ」という祈りの儀式を行なうが、その際も「成功するように」「無事帰れるように」とは祈らず、「登ることができてありがとう」と念じるのだそうだ。登山に向かう自分を肯定する究極の考え方のように思われる。本書を読むと、こうしたエピソード以外にも、彼の身体能力の検査で判った彼の特殊能力のこと、彼の両親のことなど、引き込まれる話の連続で、私も彼の夢実現のために何か出来ないだろうか、本気で考えたいと思った。(「一歩を超える勇気」栗城史多、サンマーク出版)
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