書評、その他
Future Watch 書評、その他
デビット・オルティス バット MLB
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
貝と羊の中国人 加藤徹
冒頭の「貝と羊」の説明が「目から鱗」で、後はそのまま「なるほど、なるほど」と感心しながら読み終えてしまった。「ニーハオ・トイレ」にみられる中国人の精神構造、人口推移と中国史の関係など、そういうことだったのかと膝を打つような話が満載だ。「首都が国土の中央にある国家は短命におわる」といった中国史の経験則も示唆に富む。国名に「政治体制」の名称を含まない「日本国」と、「政治体制」の名称だけで国名が出来ている「中華人民共和国」、この両国の特殊性という洞察も面白い。中国人の精神構造や感情について深く理解した上での日中比較は、全く違っていたり、似ていたりで面白い。両極端の日本と中国が相互に誤解しないように付き合っていくためには、ここに書かれいるような日中の違いをお互いに理解しあうことが重要だと強く感じる本だ。(「貝と羊の中国人」加藤徹、新潮新書)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
イラナ・クロス ローラン・ギャロ コート テニス
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
ブルー・スカイ 桜庭一樹
作者の比較的初期の作品。最初に刊行されたときは「ライトノベル」風のアニメが描かれた表紙だったが、直木賞を受賞後、誰でも買いやすいように青一色の表紙に改められたらしい。私も以前の表紙だったら買うのにかなり勇気が必要だったかもしれない。作品の方は、これまで読んだ作者のどの本とも違う文体にやや戸惑ったが、作者が何を考えてこの作品を書いたのかという中心テーマが割とはっきりしている作品だ。中世ドイツを舞台にした第1章は特にドラマチックな展開で一気に読ませてくれる。(「ブルー・スカイ」桜庭一樹、ハヤカワ文庫)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
エディ・ジャコミン サイン NHL
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
桜庭一樹~物語る少女と野獣 桜庭一樹
作家・桜庭一樹の短編小説、インタビュー、対談、これまでの作品解説、直木賞受賞前後のドキュメンタリー、お薦め本108冊などが収められたムック(?)。短編小説の方は「こういう短編も書いているんだ」という感想くらいしかなく、やはり桜庭は長編作家なのだなぁと思う。また、いつものことだが、彼女の場合インタビューや対談が非常に面白い。切れ味の鋭い表現の連続、アドリブでこれだけ面白くて的確なニュアンスを伝える言葉を発しているというところに、常人と全く違うレベルの感性というものを感じる。それから、直木賞授賞式のスピーチが全文掲載されているが、これが、これだけでこの本を読んで良かったと思えるほどに素晴らしい。小説を書くという営みについてこれほど明確に語られた言葉を私は知らない。「生涯に1度しかないスピーチ」と本人も言うように、本当に素晴らしい内容だ。「小説とは誰もが気づいていることを指さしてそれに名前をつけることだ」という言葉と、そう言わしめる謙虚かつ冷静に自分を見つめる眼には心底しびれた。以前彼女の本を読んだ際に、「かなりリスクを背負った書き方をしている」と書いた記憶があるが、この本では自らその点について「(小説を書いていて、あるものを)引き受けているという感覚がある」と述べている。本当にすごい作家だと思う。
ちなみに桜庭一樹推薦の108冊(一部は映画)だが、数えてみたら私の読んだことのある本(映画)が38あった。そのうち本3冊は「桜庭一樹」が別のところで推薦していた本なので重複してあたりまえとして、分母と分子両方から3を引いた35/105=33%が読書傾向等が似ている度合い=読書シンクロ率ということになる。以前ある友人と10年振りに会う約束をした際、「ただ会うのでは面白くない」ということで、「この10年間に読んで面白かった本を10冊ずつ持ち寄ろう」ということになった。読書傾向がかなり似ている友人だったが、持ち寄った10冊には1冊の重複もなかった。本をたくさん読んでいる者同士なのに、ベストセラー本などを除くと、「同じ本を読む」ということは意外に少ないのだ。そう考えると読書シンクロ率33%というのはかなりの高率のように思われる。彼女の小説は彼女の読書体験と密接な関係があると言われている。同じような本を読んでいて、それを自分のものにする力がまるで違うことに気づかされると同時に、ますます桜庭一樹という小説家が気になるようになった。(「桜庭一樹~物語る少女と野獣」桜庭一樹、角川書店)
ちなみに桜庭一樹推薦の108冊(一部は映画)だが、数えてみたら私の読んだことのある本(映画)が38あった。そのうち本3冊は「桜庭一樹」が別のところで推薦していた本なので重複してあたりまえとして、分母と分子両方から3を引いた35/105=33%が読書傾向等が似ている度合い=読書シンクロ率ということになる。以前ある友人と10年振りに会う約束をした際、「ただ会うのでは面白くない」ということで、「この10年間に読んで面白かった本を10冊ずつ持ち寄ろう」ということになった。読書傾向がかなり似ている友人だったが、持ち寄った10冊には1冊の重複もなかった。本をたくさん読んでいる者同士なのに、ベストセラー本などを除くと、「同じ本を読む」ということは意外に少ないのだ。そう考えると読書シンクロ率33%というのはかなりの高率のように思われる。彼女の小説は彼女の読書体験と密接な関係があると言われている。同じような本を読んでいて、それを自分のものにする力がまるで違うことに気づかされると同時に、ますます桜庭一樹という小説家が気になるようになった。(「桜庭一樹~物語る少女と野獣」桜庭一樹、角川書店)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
ブレッド・パーク サイン NHL
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
ウェイド・ボッグス ユニフォーム MLB
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
マーク・テシェイラ サイン MLB
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
ひかりの剣 海堂尊
「チーム・バチスタ」シリーズの登場人物の医学生時代という設定の本書。医学とは全く関係ない内容だが、どんな話でもこの作者の本は、キャラクターの面白さとスリリングな展開が魅力だ。「チーム・バチスタ」で主役をはった田口医師は、本書ではほんの脇役だが、それでもあの田口医師の片鱗をうかがわせる。また「朝比奈ひかり」という、自分のすごさを自覚せず飄々として周りを翻弄するキャラクターは、彼の小説におなじみのパターンのような気がするが、本書でもその面白さが炸裂している。(「ひかりの剣」海堂尊、文芸春秋社)
コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )
ホセ・レイエス サイン MLB
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
HEROES スケッチカード
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
マシ・オカ シャツ ヒロ HEROES
、
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
ヘイデン・パネティーア ウェア クレア・ベネット HEROES
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
サンティアゴ・カブレラ シャツ アイザック HEROES
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ |