小屋の食事

2010-07-25 22:36:01 |  7月の夏休み
鳥海山で1泊、尾瀬で2泊、山小屋に泊まりました。
何れの山小屋も、朝夕、たっぷり食べさせてくれます。
お蔭で、お昼の12時になってもお腹が空かない。
いつも山に登る朝は、パンを1つ2つ食べるのですが、10時くらいにはお腹が空きだす。
ご飯って腹持ちがいいんですね。

尾瀬にはコンビニがないので、お昼は小屋にお願いしてお弁当を作ってもらいます。
だいたい800円くらい。
どこも判で押したように丸型おにぎり二つが木の皮を模した紙に包まれ、付け合せのおかずがチョロッと付いてる。
このおにぎりが大きい。
コンビニで売ってるおにぎりの1.7倍くらい米を使ってる。
付け合せのおかずは小屋によって様々。
子袋に入った1食分のきゅうりの漬物や、魚肉チーズソーセージや、鮫だか鱈だかの干物が入ってる。
やっぱり、保存食中心。
量が多いので、食事時間もこれまでの山行の2倍を掛けて楽しみました。
おかげさまで、夕刻、次の食事までお腹が空くことなく、バッチリ持ちました。
携行食として用意した高カロリーのクッキーに手を付けることなく、帰って来た次第。
(山でなら食べる気になりますが、日常で食べると太りそう。部屋の片隅にまだ食べれずに置いてある。

平日の尾瀬は小中学校の遠足だか修学旅行だかで、子供たちの団体が多いようで。
沼尻、山ノ鼻でお昼にしたときは、横で団体様も食事中。
いや、姦しい姦しい。
だいたい8人くらいの班で行動するみたいで、尾瀬の案内人のおっちゃんが付いていろいろ説明してもらいながら歩く趣向にしているところが多いよう。
「この花の名前はなにかな?」
「この橋が傾いているのは雪のせいです。」
「みんな、ハッチョウトンボは見たかな?」
などなど、聞こえてきます。
一緒に歩いても面白いかも。
<池塘に映る白い雲>


彼らがいるのはメインストリート。
尾瀬ガ原三叉からヨッピ橋の方に入ると途端に静かになります。
やっぱり静かな方がいいか。
山に近いこの道には熊さんが出没するそう。
静かだからホントに出そう。
鈴を付けて、一人にぎやかに歩く。
<ワタスゲ>

早朝散歩

2010-07-25 00:03:01 |  7月の夏休み
霧の尾瀬を見てみたいなと、旅に出る前ガイドブックを見ながら思っていました。
でも旅は梅雨時、雨が降らなければそれだけで万々歳。
期待半分、尾瀬1日目の小屋に泊まりました。
泊まるその日は16時半頃から雨が降り始め、夜にかけて土砂降り。
霧が出るのは早朝。
明日の朝は雨は上がってくれるかしらん。

翌朝、朝4時に起床。
窓外からは雨だれの音。
ああ、雨なのかと思いましたが、葉っぱを叩く音が不規則。
薄暗い外を見てみると、雨は降っておらず、夜間の雨で濡れた木々が雫を落としている音が響いていたのでした。
よおし、空模様は暗くて分かりませんが、とりあえず準備して外に出ることに。

曇っているものの、空は高く青空が一部見えたりして雨の気配はありません。
湿った木道を歩む。
山裾に霧がたゆたっています。徐々に晴れつつある。
撮影撮影。
・・なんかイマイチ。
霧が薄れて、ああ、もう終りかと思って別の方向を撮っていたら、元の山裾にまた霧がかかってる。
消えてはかかり、消えてはかかり、一時も同じ表情は保ってくれません。
いいですね。

空がだいぶ明るくなってきました。
日の出が近いようです。
青空の面積も増え、どうやら今日のお天気はよさそう。
燧ケ岳から日が昇るようです。


そうこうしている内に朝食の時間(6時)が迫ってきました。
コロコロ変わる景色をまだ撮影していたかったのですが、仕方が無い。
一旦小屋に帰ります。
朝食中に外を見ると、今度は湿原全体を覆う霧が出てきて窓外を真っ白にしています。
部屋に戻って出発の準備。
<窓から見た景色>


7:20、また霧の尾瀬を撮るぞと勇んで外に出たら、あれま、もう霧は晴れてしまって至仏山まですっきり見える。
ありゃりゃ、ゆっくり準備しすぎだ。
<霧の名残と至仏山>


小屋の朝食は前日に頼んでおけば、お弁当にしてくれて早朝出立も可能です。
そうしておけば、ずっと外にいられて、美味しい時間を撮影に当てられたのに。
でも、もし雨だったら外で雨の中食べなければいけない・・。
・・あ、部屋で食べればいいのか。
後悔先に立たず。

勉強したよかばかでした。