スピードが威力を生む

2013-11-20 01:11:01 | テニス
私の最近のサーブのポイントは振り子運動である。
上向きの。
上半身の前後運動、正確には後ろから前への動き、これに連動させて腕を振る。
背筋と腹筋を使うのだが、ぐぐっと反らせて打つ訳ではない。
そんなことができる筋力は無い。
無理の無い程度に、後ろと前にせいぜい15°づつ反らし、戻す。
しかしこの合わせて30°がサーブの威力をあげるのに重要と思っている。

サーブは肩の上で腕を振り回し打つわけだが、ボールの速さや回転量を上げる、つまり威力をボールに乗せれるかどうかは、打突時のスイングスピードにかかっている。
如何に力強く打つかではない。
パワーでなくスピード。
確かに筋力があり腕力にものを言わせられる人ならパワーで威力を出せるのだろうけど、私には無理。
継続的にパワーを加えられないし、スイングが安定せず行き当たりばったりで、入る時は入るが入らない時は入らない。
下手をすると腕や肩を痛める。

毎回できるだけショットの変動幅を小さく、継続的に安定して威力あるサーブを打ちたい。
鞭のように腕を振ることができれば、上半身を動かさなくてもある程度スイングスピードを上げられるだろう。
しかし上半身の前後運動をそれに加えれば、打突時のスピードがさらに増すことになる。
それにはブレが発生しない程度の前後運動である必要がある。

例えるならフライフィッシングで釣竿を頭上で前後に振り、魚の居そうなポイントへピュッと投げるイメージ。
フライロッド(釣竿)の根元?が体幹で、フライロッドの先端が腕、フライラインがラケット。
フライロッドの根元を前後に傾けることでフライロッドの先端が鞭のようにしなり、フライラインに行先を指示し、微調整し決定した方向へ最後の一振りでフライ(ボール)を放り投げる。
そんなイメージでスイングしている。

関節が固くなったことはサーブにも影響し、ラケットダウンがスムーズにいかない。
打突直前のラケットダウンは腕をしならせてサーブするためには必須の動作。
しなる釣竿の様に腕を振る事を意識しつつ、背筋腹筋の作用にも気を配る。
二つの動きを両立させるのは、なかなか難しい。
腕にまったく力を込めていないのに、うまくスイング出来たときはいいボールが行っているようなので、対応の方向が間違っているとは思わない。
さらに練習あるのみ。