湯野上温泉街を歩く

2024-10-27 20:10:33 |  秋休みは福島へ
宿で朝食を食べる前に1時間ほど付近を散策した。
部屋の窓から外を見ると、すぐ近くの山の稜線は雲に隠れ、山里の朝って感じで旅に来た感に包まれる。
なかなか涼しかったので、この秋初めてモコモコのフリースを着て外に出た。
地図を見ると少し距離があるが、足湯があるという会津鉄道の湯野上温泉駅まで足を伸ばそう。





泊まっている民宿は温泉街の南の外れで、そこから北へと細い道路を歩いていく。
温泉街と言っても繁華なお土産屋が並ぶ通りではなく、山の中の集落といった方がいい佇まい。
その辺りには10軒くらいの旅館や民宿があるようだ。
まだ朝早く、通りはとても静かである。





古くからある温泉街のようで、もう営業していないらしい旅館の建物が残っている。
お好みの被写体である。
ほのぼの通りと名付けられた通りが終わると国道に出て、温泉街は一旦途切れる。





国道をなおも北へと歩くと会津鉄道の踏切があり、その向こうに湯野上温泉駅らしい建物が見えた。
その辺りから再び温泉街が始まる。
こちらの方が建物に大きいものが多く、建物の間を流れる側溝から湯気が立ち上っていたりして温泉街っぽい。
ある旅館の玄関が開いていたので中を見ると、鶴瓶の家族に乾杯の訪問先だと大きく紹介されていた。
その旅館の前の川に縦に綺麗に割れた岩が立っていて、どこかで見たことがあるので、その放送回を視聴していたようだ。





そこから湯野上温泉駅までは目と鼻の先。
湯野上温泉駅は茅葺き屋根の駅舎である。
そして駅舎の南側に広い足湯場があった。
ひと通り写真撮影後、足湯に入った。





靴と靴下を脱ぎ、ズボンを膝上まで上げて、意外と深いお湯に足を浸すと結構熱い。
しかしそれは朝の冷気の中歩いてきて、足が冷えていたから。
しばらく浸けていると少しぬるく感じるようになった。
しっかり温まって濡れた足を拭きズボンを降ろす。
ほっこり暖まった足で宿へと戻った。