湯野上温泉の宿

2024-10-25 06:26:53 |  秋休みは福島へ
その日の宿は「塔のへつり」からすぐ近く、湯野上温泉の民宿を予約してあった。
宿の駐車場に車を止めて玄関を入り呼鈴を押すと女将さんが出てきてくれた。
その宿は一日に3組だけを相手にしているそうで、我々が一番最後の到着だった。
宿のシステムを説明をしてくれ畳敷の部屋に通された。
夕食までに風呂に入るには少し中途半端な時間。
外に散策に出るのも翌朝にして、畳に寝っ転がってゆっくりと過ごした。



夕食の時間になり教えられた食堂に行くとそこはとても広い二間続きの座敷だった。
三分割して間に衝立てを立ててくれ、隣を気にせず食事できる。
料理は郷土料理が各種出てきた。
いろいろ説明してくれたが、記憶力悪く次々と忘れてしまう。
美味しかった記憶は残ってるからまあいい。
品数多く、ひとつひとつは小鉢に入って少量なのだが、お腹いっぱいになってしまい、最後の蕎麦をほとんど残してしまった。
この蕎麦が美味しかったのに。
もったいないことだ。



スタンダードなメニューに馬刺しをプラスしたプランにしたから、我々の胃袋のキャパを遥かに超えていた。
馬刺し抜きでもたぶん食べきれなかったな。
連れも食べきれなくて悔しがっていた。
昼食も遅目だったし、旅に出ると間食を何かしら食べてしまい、一番メインとなる食事がキチンと楽しめない。
いつまでも若い時と同じように行動してしまうのを見直さないと。



夕食後、お腹いっぱい過ぎてしばらく動けず、お風呂は寝る前に入った。
温泉のお風呂は大、中、小と三つあって、宿泊者は3組だけなので、その時空いてる好きなお風呂に貸切で入る方式。
当然一番大きなお風呂に入った。
とても広々とした湯船を二人で独占。
泉質は単純温泉でpHは8.3。
少しアルカリ性だ。
普段はシャワーしか浴びないので、なかなか治らない寝違えて痛めた背中の筋がほぐれるようしっかり温まった。



翌朝の朝食も美味しかった。
味噌汁は魚の出汁が香り、鮭は麹か何かに漬けたモノを焼いてあった。
小鉢のどれもこれもがひと手間かけられていた。
こう言ってはなんだが、昨晩の夕食より感心したかもしれない。
旦那さんが作っているのだと思うが、どこかで料理の修行をしてきた人なのだろう。
朝は完食できた。
ただし美味しいからと食べ過ぎには注意。
昼食も美味しく食べられるよう、ご飯を小盛りにすることは忘れなかった。