丹波岩

2024-05-12 17:18:03 | 山行
虚空蔵堂を過ぎ、さらに登る。
ちょうどミツバツツジの咲く頃のはずで、ツツジのトンネルをくぐる自分を勝手に思い描いていたが、ここはそんなに数多く咲く山ではないよう。
ちらほらと咲く花を撮った。





だんだん周りの木々が小さくなりだした。
数百mの山に森林限界なんてあるはずがないが、山頂が近づいてきている雰囲気がいい。
まばらに若々しい葉っぱをつけた木の間から下界の景色が見えるようになった。





山頂への三叉路に道標があった。
虚空蔵山へは東側から上ったが、下山する西側には丹波焼の産地である立杭の里がある。
今来た道と山頂への道と立杭への道を示す道標の文字は陶器製だった。
これは文字が消えると言うことがないから、割らなければとても長持ちしそうな道標だ。
文字よりも木でできた柱の方が先にダメになりそう。
柱は作り替えても文字板はそのまま使い続けて欲しいなあ。





山頂方向へ進む。
巨大な岩が眼前に立ち塞がった。
岩の縁を巻いて裏側に行くと岩の上部に乗れ、まずまず平らで簡単に歩くことが出来た。
丹波岩という場所らしく、岩の上からは周りの景色が開け、とてもよい展望。
そこでお昼を食べることにした。
日陰は無いが日差しを浴びても暑さを感じる一歩手前の陽気。
気持ちよく眺めを楽しみながらおにぎりを食べた。



お昼を食べ終わり、山頂を目指して歩くと、山頂は丹波岩からすぐのところだった。
ベンチなどあるが、眺望は丹波岩からの方がいい。
標高は592m。
写真を撮ってUターン。
やきものの道標のある三叉路まで戻り、下山は立杭の里の方へと下る。





こちらの道は「陶の郷自然遊歩道」と名がつけられているようで、朽ちかけた道標がそこここに残っていた。
上ってきた道より傾斜が急で、降りる視線の先に里の町並みが何度も覗けた。
道は階段状に足場が埋め込まれ、上ってきた道とは雰囲気が違う。
途中にあった針葉樹林帯にはベンチが設置されていたり。





下り切るとそこは「陶の郷」という有料のやきもの施設の敷地だった。
この自然遊歩道は陶の郷から虚空蔵山へ登ってみようという人向けに整備された道のようだ。
登山はこれにて終了。
やきものの里はどんなところなのか、散策していくことにした。
その様子はまた次回。





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