書くという事

2012-02-18 01:23:20 | Weblog
毎年この時期になると、春の訪れが待ち遠しく、楽しみになります。
色を落とした山野が、再び色彩を取り戻し始める季節。
田んぼの畦道をぶらぶら歩いたり、山里を自転車で駆け抜け、公園のベンチで薫風を頬に感じる。
いいですね。

…と、例年なら記載するところなんですが 、悲しいかな今年はそこに思いが至りません。
なんでだろうと考えたら、理由がいくつも出て来ました。

・まだまだ寒くて寒過ぎて、暖かい日がどんなものか想像できない(あはは)。
 寒くても、ちょっと春めいた日が挟まりだすと、一気に思いが溢れ出すのでしょうか。
・仕事が忙しくて気が回らない。
 思惟を飛ばす先に遊びが入り込めるスペースが少ない。
 春もあまり休めなさそうだし。
・週末、里山近くに遊びに行けていないので、土や草に触れておらず、自然の魅力を忘れてしまった。
・最後に遊びに行った旅行先の大井川近辺にまだ気持ちを残している。

なんてところでしょうか。

ただもう一点、気付いた事が…。
ブログを始める前、開設してしまって良いものか、ずいぶん長く迷ってました。
その頃はこんな事やあんな事、季節に絡めていくらでも書けそうだと思ったものでした。
決心して掲載を始め、春の迎え方について思うままに、毎年毎年同じような事を記事にしていたら、あれ…?、あれもこれも、あんな感慨もこんな発見も、もう書いちゃったんだなあと気付き、なんだか満足してしまった自分がいるんですね。

書いて形にするという行為は、自分の中でフワフワとした行き所のないエネルギーを持った何かを、落ち着かせてしまうようです。
主客転倒し、遊びに行った事を書いていたのが、書く為に遊びに行くような時もあるので、先の満足感が逆に作用して、当初言いたい事は書いちゃったから、遊びに行かなくてもいいじゃない、といった気持ちに結び付いてるみたいな節があります。

実はこの記事、上手く言いたい事が表現出来なくて、数日文章をひねくり回してます。
そんな中、昨日今日とお昼休みにお弁当を買いに出ると、外の空気がとてもおいしかった。
ちょうど風が吹いていない時で、キリッとした寒さの中、雨の後顔を出した日差しがほんのり暖かかった。
心がちょっと溶けました。
早くも上記理由の一つ目の予想が正しいと示されてしまったようで。
3月になれば、今のこんな凍えた気分は雲散霧消している事でしょう。


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2 コメント

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同感 (Aちゃん)
2012-02-18 11:43:39
ブログって捉え方で違いますよね。
更新が義務のようになってしんどくなるときもあります。
なぁ~んにもない日が続くと見に来てくれている人に申し訳なく思う時もあります。

私は難しく考えるのを止めて、残したいから..共感を求めてなどの理由で更新することに決めました。
自分らしさで良いんだと思えるようになったのです。
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Aちゃんさんも (よかばか)
2012-02-18 23:04:39
そうですか。

私も当初の目論見どおりと行かなくて…
ホント、なんにもない日が続くと困りますよね。
私もマイペースで続けていきたいと思います。
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