タイルの美術館&展示場

2022-05-24 07:36:48 | その他旅行き
多治見市ではモザイクタイルミュージアムを見学した。
この辺りは古くから焼き物が盛んなのは知っていたが、タイルも焼き物のひとつなんだと認識を新たにする。
モザイクタイルミュージアムは建物のデザインがかわいくて、連れが行きたいと言うのでやってきた。
ミュージアムのすぐ隣に市の公民館や体育館があって、車はそこの駐車場に止めた。
こんな街中なのに無料というありがたさ。





ミュージアムの前は広場になっていて、建物がとてもよく観察できる。
浅い摺鉢状の前庭を降り、中に入って入場料を払う。
4階まで上がって、上の階から順に見て降りてくる順路。
4階までの階段が素敵である。
踊り場はあるものの一直線で、暗めの照明の向こう一番奥が窓になっているため、光の差し込む様が絵になる。



4階はタイルを使用した美術品?の展示スペース。
一枚のタイルに絵が描かれたものや、小さなタイルを組み合わせて作られたモザイクタイル画なんかがたくさん壁に貼ってあった。
そうした絵だけでなく、昔使用されていたタイル張りのお風呂や洗面台なんかも置かれていて、博物館的要素もある。
こんなの昔おばあちゃん家にあったよなあと、連れと懐かしんだ。
モザイクタイル画もどこかの建物にあったものを移設したのかもしれない。



3階に降りるとそこはタイルの歴史と製造技術に関する展示エリアだった。
ミュージアムって名前だから、各階が4階のような展示だと思っていたので、予想外の内容。
歴史に関して面白く思ったのは、タイルの名称統一に関する記事。
昔はタイルの呼び名はいろいろとあったのが1922年、タイルという名で統一することになったそう。
ちょうど100年前だそうだ。
大正時代の話だそうだから、私はタイルという名しか知らない。



すると2階は何の展示だ?、と思いつつ階段を降りフロアに入ると、現在のタイル製品の展示室だった。
家の外装、玄関、キッチン、居間、子供部屋などに使用するタイル製品例が、区分けしたスペースに展示されていた。
洒落てますなあ。
いわゆるショールームだな。
実際に注文することもできそうだった。



1階に戻ってきた。
1階は受付とミュージアムショップと工作室がある。
工作室では自分でタイルを選んでモザイクタイルのグッズ製作ができる。
満員御礼状態だった。
工作室でなくても、キットを買って帰り、家で作ることもできるようだ。
なかなかの人気で、小さなタイルを選択するお客さんが何人もいた。



1階は料金なしで入場できるようだ。
入場料は大人310円だった。
タイル産業振興の為の施設でもあるから、こんな値段で入れるんだね。
楽しく懐かしく見学する事ができ、建物も面白く、いい時間を過ごせた。
これにて今回の予定訪問地は全てコンプリート。
ミュージアム前にあるカフェで休憩して、帰途についた。





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