奥之院へ

2025-01-13 17:48:02 | その他旅行き
室生寺の五重塔は屋外にある五重塔で一番小さいものであるらしい。
その横から奥之院へと向かう道が山中へと続いている。
400段ほど石段があるようだが、それくらいであれば時間はかからないだろうと先へ進む。





少し下り小さな赤い橋を渡ると、長く急な上りの石段が現れた。
上った先に格子状に足場を組んだお堂が見える。
石段の左右にはところどころ仏像や灯籠が佇み、奥之院への道程に似つかわしい。





急で不揃いな石段は連続して足を置くのに集中力が必要だ。
時々上る脚を止め振り仰ぐと、遠かった格子状の足場が近づいている。
高い杉木立が開け始め、暗い谷底から天上に上って来たようだ。





最後に石段は右に曲がり、奥之院に到着。
格子状の足場の建物は常燈堂という位牌のたくさん並べられた位牌堂だった。
その横に御影堂という大師堂がある。





常燈堂は外側に回廊があり一回りできる。
片側が開けており、室生の集落が見下ろせた。
大師堂に手を合わせて奥之院を後にする。





上って来る時は雨がぱらついていたのに、石段を半ばまで降りて来ると日が差してきた。
傘を出すのは面倒だなと思っていたので助かった。
下界は晴れていても冬の日の山の中は油断できない。







最新の画像もっと見る

コメントを投稿