最近の文庫本の選び方

2021-05-29 22:26:14 | 音楽&本&映画
本を買わずとも図書館で借りて読めることを覚え、いっとき図書館を度々利用していたが、コロナもあって脚が遠のき、今はまた昔のように書店で文庫本を購入し読んでいる。
読み終えると次の本を職場近くの小さな本屋で物色。
通勤時間帯だけでしか読まないので、読書量は大したことなく、買うのは2〜4週間に一度くらいだろうか。
本の分厚さと面白さによる。

このところまずまず面白い本を入手できていると思う。
昔は誰か好みの作風の作家を見つけると、その人の別の作品が売っていれば次の選択肢の上位に上がった。
最近はそうでなく、読んだことのない作家の本ばかり選ぶようになった。
前の選び方だと、物語は違うのだが、表現方法や展開がやはり似通った感じを受け、この人の物語のベースはこの部分にあるのだなと分かってくる。
シリーズ物なら良いが、全く違う物語を読んでるのに既視感を感じるとつまらなく思うようになった。
中にはホントに同じ人が書いてるの?と思わす、とんでもなく差異がある小説を読ませてくれる作家がいたりもするが、そんな人を見つけられればラッキーだ。
そんな理由で読んだ事のない作家の本にばかり手を伸ばすようになった。

知らない作家なので当然どんな小説を書くのか分からない。
裏表紙や帯に書かれた情報から選ぶしかなく、なかなかのギャンブルである。
それでも本として世に出される小説なので、そんなにおかしなモノは無いはずで、あまりハズレを引くことなく楽しめている。
書き方の特徴をつかむまでは不安なまま読み進めるが、山谷を何度か過ぎて物語の進め方が分かってくると、作家毎の才能の発現のあり方の多様性に出会え、感動するのだった。
ストーリーだけでなく、展開の仕方や語調まで、新たな架空世界に連れて行ってもらえ、毎回新鮮に読ませてもらっている。

<一番最近撮った本はCafeの備品だった>




最新の画像もっと見る

コメントを投稿