葉っぱの存在感

2021-01-21 06:20:47 | 山行
低山縦走シリーズⅡ『安威団地のバス停から千提寺口のバス停まで』
(その4)巨石の丘→長谷口バス停

巨石の丘を後にし、キリシタン自然歩道の分岐まで戻ってきた。
再び自然歩道を進む。
道幅広くなり、倒木が行く手を遮ることなく歩きやすくなった。



この辺りは竹林が多いようで、荒れたところもあれば、整備されたところもあり。
荒れてないところは竹の若葉の頃の初夏に来たら、さぞかし美しかろう。
純粋な竹林ではなく、雑木林と混淆しており、道はその落葉広葉樹の葉っぱで覆われている。



林縁から出ると棚田があり、昨日降った雪が残っていた。
あ、ちらちらまた降ってきた。
でも積もるほどではないな。
畑の縁を周るように道は続き、ゆるゆると登って行く。



しかしどこもかしこも落ち葉がすごいな。
この秋冬だけでこんなに落ちたとは思えないから、複数年分の堆積なんだろうけど、たぶん夏にここを歩いたとしてもこんなに落ち葉に気はいかないはず。
木を見るとき存在感があるのは葉っぱなんだと思う。
葉っぱのありかに重みがあり、夏なら木に茂る葉っぱに目が行き、冬は上に葉っぱが無いから下を見る。
だから落ち葉が気になるのに違いない。



しばらく行くと忍頂寺の交差点があるところで府道に出た。
バスの時刻が合えば今日はここまでにしようと考えつつ、ガソリンスタンドの向こうにあるバス停に向かう。
時刻表を見ると夕刻は1時間に1本だ。
次の16時半のバスまで30分もある。
ただ待ってるだけだと寒そうだ。
キリシタン自然歩道はあと20分ほど歩いた先の長谷口バス停が終着点である。
長谷口バス停は忍頂寺バス停のいくつか手前のバス停で、途中道草して時間をかければ、17時台のバスに長谷口から乗れるのではないかと考え、そこまで行く事にした。



民家の横から再び山道に入る。
溶け残った雪が多い。
夕闇が迫り林内は暗く、それゆえなんだか気が急いて、道草することなくサクサクあるいてしまった。
これじゃあ目的地に早く着いてしまうな。



林から出ると空はまだまだ明るかった。
夕日が山の端に沈むところ。
田畑が広がる小さな盆地の景色に気分も変わり、また写真を撮りながら進む。
行く手に土地のものを販売してる見山の郷が見える。
長谷口のバス停はその向こうにあるはずだ。



お正月だから?それとも夕刻の閉館時間だから?か見山の郷は営業していなかった。
早く着いたらここで時間を潰せないかと考えていたが、あてがなくなったな。
キリシタン自然歩道は施設の裏手の畦道を通り、府道へと上っていた。
長谷口のバス停に到着。
次のバスは17:24だ。
今は16:35。
さっきより待ち時間が長くなってしまった。
道草に費やす時間が全然足りなかったな。





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