ネジバナ

2013-07-09 23:18:08 | Weblog
昨日今日と朝、空は快晴。
暑い一日になりそうだけど気持ちいい。
近畿地方も梅雨明けとなりました。

駅に着くと汗が噴き出る。
ハンカチ以外にハンドタオルを携えて、通勤列車に乗り込む。
プラスチック製のうちわも必携。
風情はゼロだけど。


ほんでもって、仕事。


仕事を終えて、さて帰途に。
今日はカツオのたたきを2割引きで手に入れて。
荷物を置いた台所では頃合いに仕上がったぬる燗の黒松剣菱が待っていた。

部屋の窓を開けるのに物理的抵抗が…。
なんだ?、と思いつつサッシを引くと風が部屋に押し入ってきた。
風が窓を押していたようだ。
さっきこんなに風あったかな。
なんにせよありがたい。
こもった熱気をあっという間に追い出してくれた。
熱帯夜らしいが、涼しく眠れるかもね。

この時期の花<ネジバナ>の写真を載せときます。









納得いかない

2013-07-07 23:25:14 | Weblog
関東、甲信地方が梅雨明けしたそうで。
なんで九州や四国、関西より早く梅雨明けするんだろう?
南から梅雨明けするのでは??
よく分からん。
そんな事があるなら西日本より早く関東が梅雨入りするなんてこともあるのだろうか。

昨晩はウィンブルドン女子決勝が始まる時間に寝床に横になり、TVを見ていたがすぐ寝入ってしまった。
が、決勝が終わる頃目が覚めた。(バルトリ初優勝おめでとう。)
眠れない。
昨晩から熱帯夜の予報だったのでそのせいか、珍しく酒量を落としビール一缶だけにしたからか、理由はそのどちらか。
結局再度眠りにつく2時頃まで何をするという事も無く時間を過ごしてしまった。
日曜は早起きしてまた涼しい朝の時間を得ようと思ったのに。
なんて無駄な2時間。
今晩はしっかり飲んで、へろへろになって寝よう。


夏に楽しむヌル燗

2013-07-05 22:58:22 | Weblog
閉店1時間半前くらいのスーパーマーケット。
値引きされた惣菜がねらい目。
「半額」のシールが張られたお刺身を見つけると、ついつい手を出してしまう。
定価ではとても買う気にならない値段。
美味しそうだ。
半額でも高級なスーパーの手の込んだ惣菜を定価で買うのとあまり変わらない値段だが、半額の刺身の方が値打ちあるでしょう。

ってことで、付け合わせる副食その2は必然的に和惣菜。
ということは主食である おちゃけは必然的に日本酒となる。
この時期、お酒売り場で手を伸ばすのは

<黒松剣菱>


香りはウイスキーみたく強く、濃口でまったりとした口当たり。
後口も豊穣。
私好み。
常温からヌル燗が飲み頃。
冷蔵庫に入れず台所にポンと置いてあるので、日中締め切った部屋の熱気を吸収して、帰宅する頃にはヌル燗になっている。
そのまま徳利に注ぎ、生ぬるい液体をお猪口に移し、口腔に流し込む。
刺身と醤油の油分とアミノ酸の旨味、それに調和しさらに味わいを膨らます包容力。
少し酸味があるものの、リーズナブルなのになかなかやるではないか。

酸っぱさはもしかすると保存環境のせいかも。
最悪の環境なので、酸っぱくなる前に飲みきってしまわねばね。

<すごい自信だ>



早朝の静けさ

2013-07-04 22:49:28 | Weblog
早朝の町は静かだ。
我が町のことである。
今夏、朝明るくなると目覚ましが鳴る前に目が覚める。
ベランダのサッシは開け放っており、外気の冷たさと静寂が伝わってくる。
昼間のように明るいのにとても静か。
寝床から覗く空は灰色だったり水色だったり。
こんな町中なのにホントに無音だ。
たまに飛んでくるカラスの鳴き声だけがよく響く。
ええい、やかましい。

寒い時期も同じく静かなのかもしれないが、窓を閉めカーテンを引いているので分からない。
暗ければ夜の続きだし。
いや、深夜の方が車の走行音や喧噪が遠くで混じりあい、わずかにざわめいている。

ちょいと前の日曜日、そんな朝の5時に目が覚めてしまった。
昼からテニスの予定があるだけだったのでそのまま2度寝してもよかったが、早起きした旅のある日のように長い一日が手に入るかもと起き出した。
いつも点けるTVは消して、小さくクラシックを流す。
顔を洗ってベランダに腰掛け身体半分外気にさらす。
朝食は後回しにして今お気に入りのコミックスを読んだ。
目の前に広がるいらかの波を無視すれば、山中の朝とさして変わらなかった。

そろそろ蝉が鳴きだす。
静かな朝とももうすぐお別れだね。


永遠にここにいる方法

2013-07-03 23:22:59 | 音楽&本&映画
大昔にレンタルビデオで見て以来、大ファンとなった映画「バグダッドカフェ」のDVDを先日手に入れた。
色あせた映像が今も色あせず私の心を癒してくれた。
セピア調のカラー作品。
アメリカのラスベガスに近い荒野、ハイウェイ沿いにある寂びれたガススタンド。
カフェもありモーテルもある「バグダッドカフェ」での物語。


私が癒されるシーン。
全編に渡り、ああたっぷり。

I am calling you.
アメリカ人の夫婦げんか(ブレンダvsサル)
サロモ(ブレンダの息子)のイライラ尖ったピアノ演奏とその練習風景
苦いコーヒーとアメリカンコーヒー
ローゼンハイムの役に立つ魔法瓶
I am calling you.
出て行ったサルを思い涙に霞む目に、荒れ地を歩くスーツ姿の太った女性(ジャスミン)
散らかり埃の積もったモーテルオフィス
釜茹でされる幻想
沈滞したカフェの日々
ジャスミンの連泊を嫌がるモーテルの女主人ブレンダ
徐々にブレンダ以外のカフェの住人と仲良くなるジャスミン
勝手に事務室を掃除するジャスミン
トラブル好き?の刺青師デビー(女性)
許しなく掃除され激怒するブレンダと引き金の壊れたショットガン
トムとジェリーがするバイバイを男友達にするフィリス(ブレンダの娘。多分ハイスクールスチューデント。ああ、アメリカン。)
I am calling you.
アメリカンコーヒー=茶色い水
ブーメランとその回転音
変貌するサロモのピアノ演奏、聞き入るジャスミン、見惚れるコックス
荒れ地を行く貨物列車
夕焼けの空を舞うブーメラン
言い過ぎたブレンダ
ハイウェイを走るトラック
ジャスミンを受け入れるブレンダ
マジックのお披露目
トラッカーをマジックで虜に
コックスの絵のモデルになるジャスミン(n回)
ショーハウスとなり賑わうカフェ(n回)
夕焼けの空を舞うブーメラン
保安官アニーの職質、微笑むデビー
夢の終わり、消えたマジック、昔に戻ったカフェ、残された者たち
コーヒーは濃口で
戻ってきたジャスミン
I am calling you.
賑わいを取り戻したバグダッドカフェ
ブレンダとサルの仲直り
朝焼けの朝、コックスのプロポーズ


前半はカフェの女主人ブレンダのイライラばかりが描かれているのに、なんでかほのぼのとしている。
ああ、不思議。
これが仁徳というものなのか。

なんで「バグダッド」なのかと今更ながら思い、ネットで少し調べてみるも、少し調べたくらいでは分からず。
分かったのはこのカフェ、実在するんだということ。
世界中からこの映画のファンが訪れるらしい。

派手なアクションもスリルたっぷりのサスペンスも何にもない物語。
だけど、もしまだ見られていない方がいらしたらお薦めします。
何もすることの見つからない気だるいお休みの午後なんかに見るのにうってつけ。
つまらないお休みのひと時が、違って見えるようになる気がする。