気の入れ方が明らかに違うな

2013-11-10 13:55:16 | 山行
前回記載の薊岳コースタイム。
別のガイドに同じコースがあったので見てみたら、同じ時間が記されていた。
うーん、広く共通認識なのか。
私の足が遅すぎということなのね。
ちょっと、ショック。

大又の登山口にある笹野神社。
ここの雰囲気がいい。
不満だらけの山行だったが、ここでの写真撮影は楽しませてもらった。

神域への入口。
境内は四角く、奥に石積みの壁があり、その前に小さな社が祀られていた。


右手に社務所があり、石の柵が境内を囲っていた。
柵の外にある細い道を通り山へと入って行く。


柵の間から中を覗くと、灯籠の石の土台脇におかっぱ頭のキノコたちがいた。
カールさせた子も一緒にモデルになってもらった。


不満たらたら

2013-11-09 01:26:22 | 山行
前回の続き。

バス停前に苔むした雰囲気の良い神社があり、その横から山へと入って行く。
ガイドブックのコースは薊岳まで上り、明神平まで尾根を伝い、そこから谷へと下り林道を帰ってくる反時計回りの周遊ルート。
しかしこのルートは工事中で通行止めの林道区間を通るので使えないし、今からでは時間も足りない。
薊岳山頂往復とする。
登山道は檜か杉の植林帯を行く。
しっかり手入れされているようで、スラリと伸びた幹が綺麗に並んでいた。
が、間引かれた木の切り株が変である。
普通根元で切ると思うが、腰高で切ってある一画があった。
見慣れぬ景色だ。



この植林帯、延々と続く。
お目当ての紅葉はほとんど見られず、たまに目に入るキノコにカメラを向けるしかない。
少しゆっくり登ったためか、途中経由地の大鏡池がなかなかやってこない。
お昼が来てお腹が空いたので、道端の岩に腰を降ろし腹ごしらえ。
その後ペースを少し上げさらに歩く。
植林帯はまだ続く。



ようやく大鏡池に到着。
池?
水は見えず草が生えて湿原となっている。
ここじゃないのかな
しかし小さな標識に大鏡池とあるし。
頂上まではまだこれまでの行程の半分くらいの距離がある。
13時だ。
10時半に上り始めたから2時間半。
ガイドブックのコースタイムを今頃確認すると、ここまで1時間25分とある。
ええ?嘘でしょう。
休憩、撮影で時間を使っているとはいえ、ずいぶんな遅れようだ。
出発時間も遅かったし、山頂まで行くと下山時暗くなりそう。
植林帯をなかなか抜けられないし、気分は盛り上がらず下山する事にした。



細かな雨が頬に感じられる。
下山を急いだ。
下りは頑張って歩いて登山口まで1時間半で戻った。
がしかし、ガイドブックの下山タイムを見ると55分とある。
げげ、ほぼ道草無しで歩いたのに1.5倍もかかってる。
このコースタイム厳しくないか?
標高差を見ると登山口から大鏡池まで700mもあった。
それを1時間25分で登れと?
健脚向きのコースとして紹介されているし、植林帯だったので道は難しくなかったからか?
同じガイドブックの他の山のコースタイムは普通なのに、薊岳だけ厳しいな。



結局歩くのを避けたはずの植林帯のみ歩いた山行になった。
なんてことだ。
たいそう不完全燃焼。
今週末リベンジだ。

日曜日は昼から雨の予報だった。

2013-11-08 00:08:09 | 山行
近畿の山も紅葉の時期に入ったよな。
今を逃せば紅葉はすぐ下界へと降りてきてしまう。
この2、3週間が今年最後の山行の機会だ。
雨は降っても雨脚は弱いって事だし、傘さして歩けばいいだろう。
てな訳で山へ。
目指すは奈良県は東吉野村の薊岳。
早朝から登る動きをとれなかったので短時間登山で行こう。
車で林道を山頂近くまで行き、中腹くらいまである杉や檜の植林帯をスキップ。
楽して秋を彩る自然林のみを歩こう。
が、事は思うに任せず。

目指す登山口は地図上細そうな林道の途中にある。
舗装されてるのかなって道だ。
そんななので昨今の台風被害で道路が無くなってたら計画は頓挫する。
事前確認することなく出て来た。
吉野に入り国道から県道へ、県道から村道へと進むに従い道は狭くなる。
村道入口には大又の集落のさらに奥、明神平への登山口手前が工事中で通行止めの掲示があった。
これは事前に情報入手していたし、目的の方向ではない。
他に通行止めの表示は無い。
他の道は大丈夫なようだ。
胸をなでおろし村道を進み、大又手前の麦谷口から林道麦谷線へと右折。



小さな川を渡っていよいよ急坂となる林道の横に小さい、しかしよく目立つ貼り紙がしてあった。
いやな予感。
車を止めて読んでみる。
「この先通行止め。道路崩壊のため、登山口、地蔵越へは車でも徒歩でも行けません。」
といったような記載が。
あちゃー。
やれやれ。
さっきの明神平への道の通行止め掲示には工事期間が告知されていたが、ここのにはそんな情報はない。
修復する予定は立っていないようだ。
そもそもいつから放置されているのだろう。

さて、どうしたものか。
今から他の山へ行き先変更する時間はないし。
仕方ない、ガイドブックのお勧めルートに従い登る事にする。
林道を戻り、麦谷口を右へ。
少し先に大又のバス停がありその横に登山口があった。

続く。

薄曇りの公園

2013-11-05 23:49:39 | Weblog
土曜日はテニススクールへ自転車でラケット担いで行った。
自転車だとどれだけ時間がかかるか忘れてしまい、早く出るつもりがいつもとほとんど同じ時刻になって慌てた。
幸い思ったほど時間はかからず。
普段より早いくらいに到着した。

<オレンジ>


自転車にしたのは行きたい所があったから。
レッスン後、お昼を買って目を付けていた町中の公園に向う。
以前から横を車で通った時その佇まいが気になっていた公園で、車だと駐車場所がなく、自転車で来ないといけないなと考えていた所。

<イエロー>


自転車で乗り付けると、思ったより広い草地が広がり、町中の別天地だった。
人も少なく、それぞれ一組づつ子供たちがプラスチックのボールとバットで野球の真似事をし、カップルがバトミントンしていたくらい。
車の走行音は聞こえるが、住宅街の静けさが優勢な広場。

<ブラウン>


公園に植えられる樹木は早くに紅葉が始まる気がする。
そういった樹種が選ばれるせいもあるが、開けているので日当たりも良く、寒暖差が付きやすいのも理由では。
そこもオレンジ色や黄色に色付いた木々があった。

<パープル>


食後スクール2コマ目を受講し、暗い道を家まで走った。
上り道で程よく汗をかき、下り坂で涼む。
寒さは感じず、いい気候だ。
しかしこんな気候ももうあと数週間か。
寒い季節がまたやってくる。

また来ます。

2013-11-03 23:36:45 | その他旅行き
『 瀬戸内国際芸術祭2013 』 のお話 最終回

この三連休で2013年の芸術祭もおしまいである。
瀬戸内国際芸術祭は3年に一度開催。
また3年後、違った開催内容で楽しませてくれるだろう。
開催対象の島がまた増えるようなら、私の人生で訪れるはずのなかった島を新たに訪島したいものだ。

<海のテラス/高見島>


しかし、これら瀬戸内の島々は今やアートの聖地である。
会期中でなくても常設の作品を見ることができる。
昨年11月に豊島を訪れたように、機会をみて遊びに来たい。
なにしろこれら作品群の核心部である直島の地中美術館あたりはまだ鑑賞できていない。
わざわざ会期中の混み合う時に行くところでもないだろうとの思いから。
豊島 みたく、寒い冬の、人の少ない時期なんかに行くのが狙い目だ。

<高見島へのオマージュ/高見島>


冬なら牡蠣が旬である。
瀬戸内には牡蠣の産地がいくつかある。
今度は旅先選定に牡蠣と芸術をコラボしてはどうか。
うまいもの食べて、芸術鑑賞して、心に滋養を与えに来よう。
自転車を持ってこられるかどうかは私の決断力しだいだな。

<Sea Room/高見島>


ケチで冒険できない奴には無理

2013-11-02 00:44:07 | その他旅行き
『 瀬戸内国際芸術祭2013 』 のお話 その12

小豆島で作品を巡り歩いている時、街角で目が行くのは通り過ぎる自転車たち。
当初マイチャリを持って来て、自転車で作品を見て回ろうと考えたが実現せず。
ツイーっと軽やかに走り抜けて行くのを見ると、やっぱりいいなあと思う。
芸術祭とは関係なく走っているだけの人もいたのだろうけど、明らかに作品巡りと合わせサイクリングを楽しんでる人もいる。
うらやま。

小豆島の作品だけを鑑賞対象としたなら、自転車を連れての船の移動に頭を悩ます必要は無い。
今回は新しく作品展示された西の方の島にも食指を伸ばし、数を見る事優先で計画したから仕方なくはあるが。
小豆島オンリーで、自転車優先の旅程を組む方法もあったかなと、今更ながら思う。
お天気良かったからそう思えるのだろうけど。

福田港からフェリーで帰るとき、車載甲板は車で一杯だった。
車で来島する人も多かったようだ。
車に自転車を乗せて島に渡れば、雨が降ったとしても車で廻ればいい。
小回り効かないけど。
晴れて自転車に乗れても、車に必ず戻って来ないといけないし。
やはり制限は発生する。

主目的は自転車で、作品鑑賞の効率性は二の次、車の航送代負担なんて三の次くらいの勢いで計画できないと実現しないな。


子供に戻り遊びたい

2013-11-01 00:00:31 | その他旅行き
『 瀬戸内国際芸術祭2013 』 のお話 その11

昨年11月、讃岐の国を旅した時、イサム・ノグチ庭園美術館を訪れた。
彫刻家イサム・ノグチの日本の製作拠点に遺された石の彫刻や庭が見学できる。
彼は子供向けに公園の遊具も作っていたらしい。
記憶は定かでないが、美術館のギャラリーにあった作品紹介の写真を見ると、稼動部がなく、遊具としては地味な部類だったが、カラフルで面白い形状をしていたように思う。
難解な石の彫刻より、そちらの方が見ていて楽しそうだと思った覚えがある。
どこにあるのだろうと場所を確認すると外国のどこだかと、日本では小豆島などにあるらしい。
小豆島か、近いけど行く事は無いだろうなとその時は思った。

で、最近の話題につながる。
芸術祭のガイドブックを見ていたら、小豆島オリーブ園にイサム・ノグチの遊具があると記載があった。
ああ、あれの事かと思い出した。
この機会に行って置かねば。
オリーブ園はちょうど中山地区から醤の郷へ向かう途中にあったので、バスを途中下車して見に行った。
遊具は三つ。

<プレイ キューブ>


<スパイラル スライド>


<プレイ スカルプチュア>


実物は写真を見た時のイメージより大きかった。
どっしりと据えられ、さあ好きに遊びなさいと包容力ある存在感がすごい。
シンプルなデザインながら、その洗練された色使いと形状。
一流の芸術家が造るとこうなるのか。

後からやって来た子供たちが、登ったり滑ったり飛び降りたり、思い思いに遊び始めた。
取り付き方は遊ぶ子次第。
無邪気でいいなあ。
子供の頃、公園にあるコンクリート製の置物に張り付いて、日に照らされた表面の暖かさを体全体で感じた事を思い出した。

残念ながら大人になってしまった私は、大人の遊び方、写真撮影で楽しんだ。

<滑り台の窓から空を覗く>