スタッフ

2018-06-16 08:10:04 |  アフリカ旅行
アフリカ旅行 04

ロッジの従業員の方達がまた素晴らしい。
滑走路からロッジの敷地の入口に到着すると、その時手の空いている人たちなのだろう、数名が歓迎の歌を歌って出迎えてくれた。
おお、みんな歌上手いなあ。
そして一人一人自己紹介して名前を交換、握手、Nice to meet you.
リゾートホテルではこれが普通なのだろうか。
私は初体験なので、あたふたしてしまった。
なんとか挨拶を終えて、木道を歩いて建物に行くと、マネージャーや案内係などその場にいたスタッフ数名と再び名前を交換。
とても覚えきれない。

<入口>


きれいに並べられたドリンクサーバーから飲み物をもらい、ロッジの説明や注意事項、滞在中のアクティビティの選択肢を聞く。
飲み物はラウンジ(というには開放的でイメージが違うが)のカウンターにあるものをいつでも飲んで構わない。
食事はダイニングの大きなテーブルで他の宿泊者と一緒に食べるのでよいか。
などなど。
私は英語を解しないので、知人の通訳が頼りだが。

<ラウンジ>


みんなとてもフレンドリーで、気遣いが細やかである。
事あるごとににこやかに話しかけられ、こちらはタジタジである。
もっと英語が話せれば良いコミニュケーションが取れるのだろうが、何を言っているか分からないと曖昧に微笑むしかない。
もったいない話である。
サファリのガイドさんと一番話すことが多かったので、インターフェース役の知人ととても仲良くしていた。

<唄と踊り>


夕食の時間になり部屋からロビーへ向かうと、ダイニング横の広場に焚火が焚かれ、その周りの椅子で他の宿泊者が食前酒など飲みながら歓談していた。
我らも地元のビールなどもらって夕食の開始を待つ。
するとスタッフ一同焚火の前に集り、唄い踊って我々を楽しませてくれた。
地元の歌であろう、アフリカのリズムとメロディが耳に心地よい。
生まれ育った場所は違うのに、アフリカの音楽は私の心に響く。
何故だろう。
食事の時に隣で一緒に食べたサファリのガイドの方に、こちらの人はみんなこんな風に歌って踊れるのか聞いたら(聞いてもらったら)、ああそうだ、と言う。
皆さんほんとに達者でした。

<メニュー>


食事はスープから始まり、野菜や肉料理はスタッフが運んでくれるトレーから、好きなだけ取り分けて食べる。
そしてデザート。
その土地の料理がもっと出るのかと思ったが、普通に洋食だった。
少しは土地の味付けが加わっているのかもしれないけど。
素材も日本で食べるものとほとんど変わらない。
果物に食べたことのない歯ごたえ舌触りのものが混じっていたり、野生動物のクウドゥという鹿に見えるウシ科の肉の料理があったりするのは珍しかった。
お味はとても美味しく、ワインが進んだ。


ロッジ

2018-06-15 00:50:14 |  アフリカ旅行
アフリカ旅行 03

宿泊したロッジは2ヶ所で、2泊づつ泊まることにした。
一つ目のロッジはOkutiというところ。
土着の家を模したものなのだろうか、建物は高床式で白っぽい壁に木の扉、茅のような草の茎で覆った屋根という、それらしい造り。
宿泊棟は全て個別の建物に分かれて森の中に散らばり、中央にある食事処や喫茶室(この言葉とイメージは全く合わないが)などのあるメインの建物と木道で結ばれていた。
敷地の横には川が流れ、ボートを使用したアクティビティにすぐ出発可能となっている。
たぶん誰も入ることは無いのだろうけど、小さなプールもあったりする。
泊まったことはないが、これはもうリゾートホテルだな。

<寝室>


案内された我々の部屋は三人で泊まるためファミリータイプ。
入ってすぐの部屋にはソファが置かれ、扉で隔てずにうまく中が見えないよう壁をめぐらした洗面所とシャワールームがある。
トイレには扉がついていた。

<トイレ>


水洗トイレである。
便座は木製。
シャワールームは屋外にもひとつ。
寝室には大きな天蓋付きのベッドがデデンと置かれて、なんともリッチな気分にさせてくれる。

<屋外のシャワースペース>


寝室の向こうには網戸で隔てたバルコニーがあり、すぐ横は静かに流れる川と草原だ。
朝夕は朝焼け夕焼けを眺められる。
建物にガラス窓はなく、外気を素通しである。
丸い天井と壁は接しておらず、風は部屋を自由に抜けていく。
暖かな気候ゆえに可能な造りだな。
サファリも楽しかったが、ロッジで過ごす時間も特別なものであった。

<バルコニーからの眺め>



最初はゾウ

2018-06-14 00:29:04 |  アフリカ旅行
アフリカ旅行 02

さて、アフリカ旅行の記事であるが、記憶の新しい内に面白かったものから書いていこうと思う。
今回の旅のメインはオカバンゴデルタという広大な湿地帯でのサファリである。
水が豊富なため、野生動物の楽園となっている。
水で覆われていない場所はサバンナというには緑の多い、まばらな灌木帯だった。
そこを現地のガイドが運転する、ランドクルーザーやランドローバーといったでかい四駆の車で巡り、野生の動物を見つけてもらって、その動物に合わせた距離まで近づいて観察するのである。



サファリの拠点はそういった原野の真ん中に建てられたロッジである。
原野は広大で陸路では時間がかかりすぎ、セスナのような小型機が着陸できる滑走路を持つのが普通である。
複数のロッジが共同使用しているところもある。
到着初日、セスナを降りた我々をランドクルーザーが迎えに来てくれていた。
それに乗り込みロッジへ向かったのだが、走る道路は当然舗装されていない。
デコボコした道を結構なスピードで走るので、我々はシートの上で跳ねまくる。
しかし、これが面白い。
車に窓はついておらず、風を受け走るのも気持ちいい。
車でのサファリをゲームドライブとも言うのだが、まさにその通りで、ただ走ってるだけで楽しかった。



そうしてロッジまでの道を走っていると、ガイドの人がなにかを見つけ車を止めエンジンを切った。
ゾウがいるらしい。
指さされた後の潅木の茂みからゾウが現れた。
うわあ、ゾウだゾウ。
至近である。
まだ若いゾウだが背丈は我々より高い。
木の葉を食べながらゆっくり歩いていた。
と、前にも別のゾウが潅木から出てきた。
全部で3頭いただろうか。
しばし撮影。



その内の一頭が我々に興味を示したのか近づいてきた。
ガイドの人がそこまでと判断して、エンジンをかけると驚いて離れていった。
うーん、いきなりこんなコアな体験をするなんて。
ワイルドな世界へようこそ。
これからの四日間、どんな日々が待っているのか、知らしめてくれるスタートとなった。


掲載予告

2018-06-13 01:00:02 |  アフリカ旅行
アフリカ旅行 01

アフリカ旅行に行ってきた。
土曜日の午後の便で出て、翌週の日曜日の午後に帰ってくる8泊9日、行き来に3日を使う遠距離の旅だ。
メインはボツワナのオカバンゴデルタでのサファリ。
それももちろんすごかったが、それ以外も旅の何もかもが私にはアメージングだった。



旅程は以下の通り。
6/2(土)
・関空 → 香港
・香港 → ヨハネスブルグ(南アフリカ)
6/3(日)
・ヨハネスブルグ → マウン(ボツワナ)
・マウン → Okutiロッジ(ボツワナ)
6/4(月)
・Okuti滞在
6/5(火)
・Okuti → Xigera Camp(ボツワナ)
6/6(水)
・Xigera Camp滞在
6/7(木)
・Xigera Camp → カサネ(ボツワナ)
・カサネ → リビングストン(ザンビア)
6/8(金)
・リビングストン → ヨハネスブルグ
6/9(土)
・ヨハネスブルグ → 香港
6/10(日)
・香港 → 関空



海外旅行なんて過去一度行っただけなので、いろいろと目新しい経験をした。
一度には全ての出来事を記事に出来ないので、細切れに載せることになろう。
長くこの旅行ネタで記事が書けそうである。