体感温度 ≒ 気温 + 日差しの熱 − 風が奪う熱

2022-03-21 18:19:40 | Weblog
朝晩の寒さも和らぎ、コートが欲しい日と邪魔な日が入れ替わり現れる時期になった。
これからしばらく休日にお出かけするのに躊躇う理由が少なくなって、うれしい限り。
しかしここ数年、暖かくなるとすぐ暑くなるから、出かけるのに覚悟が必要な時期が早々にやってくる。
この短い心地よい時期をより長く過ごすにはどうすれば良いのか。
寒さと暑さを比較して、どちらが苦手かと言えば寒さになる。
初夏の頃が一番好きだと思っているが、その頃であっても日差しが強い日向はどうなのかと問うと、涼しい影に逃げ込みたい自分がいる。
夏の雰囲気は好きだが、暑過ぎない方がいい。
ふうむ、屋外にいる時の心地よい気温の状態とはいかなるものなのか、考えてみた。

<冬の海>


盛夏の暑さと厳冬の寒さは問題外なので、春、秋の気候が対象となる。
初春や晩秋の寒さを感じたり感じなかったりする頃、厳冬時よりは薄着で過ごす日に、寒の戻りなどで寒さを感じると身体に力が入り落ち着けない。
反対にまだまだ上着の脱げないそんな時に、風はなく日差しのある道を散歩していたら、とても暖かで寒さを全く感じなかったことがある。
そんな時は寒い時期でも外を歩きたいと思う。

<春の陽気>


暑い時はどうか。
初夏の暑さが本格化する前、あるいは初秋の暑さがようやく収まる頃、薄着でいるのに太陽の熱を浴びて、汗をかくと意識が弛緩して集中力が続かない。
湿気が無ければ日差しが暑くても木陰に入ると暑さが引き、影から出られなくなる。
木陰にシートを敷いて寝っ転がり、風に吹かれていたくなる。

<汗かく夏>


こう考えると、周りの気温がどうこうだけでなく、その時の服装で寒さも暑さも感じない、ちょうどよい気温が快適ということになる。
盛夏や厳冬ならどこに居ても暑いし寒い。
春、秋でも日差しが強かったり、風が冷たかったら暑さ寒さを感じて不快になる。
そのカギになるのは日差しと風の有無。
外での活動だから日陰ばかりにいることはできないので、日差しがあっても暑くない時期、寒いのは苦手でも暖かくなりかけの冬の終わりから、風穏やかでお天気良い日は外に出るべし、ということか。
初夏が好きだからといって、5月に入ったら日陰か高地でしか気持ち良く遊べなくなるということ。

<透明な秋>


しかし不思議なのは日差しの熱。
太陽からの熱量はいつでも同じはずなのに、冬暖かく夏暑く感じる不思議。
太陽高度の差を勘案して冬はお昼頃、夏は夕刻の日差しを比べても、冬は心地よく夏は辟易とする熱さだ。
気温が違うだけでこんなに感じ方が変化するんだね。