綾部山梅林

2022-03-09 00:40:08 | その他旅行き
先週の金曜日は年休を取得。
どこに遊びに行こうか頭を悩ませ、やはりこの時期なら梅の花を観賞するのが良かろうと、兵庫県たつの市にある綾部山梅林に行ってきた。
ネットで事前に咲き加減をチェックしたが、今年はだいぶ咲くのが遅れているらしい。
実際行ってみると、ほとんどの梅の木は黒々と枝を伸ばすばかりであった。
しかしたくさん花を付けてる木もあって、個体差なのか品種の差なのか、まったく咲いてないわけではなかったし、起伏があるので景色に変化があって撮影は楽しめた。
梅林は結構な広さで、歩きであり。
来る前は時間が余るだろうから、他の梅の見所をハシゴしてもいいかと思ったが、結局ここだけで4時間も楽しんでしまった。
山の梅林は神社とかにある梅園とは規模が違うのだと再認識。



さて、梅林への入場料は500円なのだが、花があまり咲いていないからか400円に割引いてくれていた。
咲いてないのは知ってて来たのだが、ありがたく割り引いてもらう。
入口辺りには売店が出ていて、梅の切花や和菓子、野菜、ハチミツなんかを売っていた。
平日だからお客は少ないが、お店が出てるだけで賑やかさがあって、いいものだ。



梅林は山の斜面に広がっており、舗装された遊歩道を歩き標高を上げて行く。
梅の花だけでなく下界の眺めも楽しめるところだ。
半時計周りに歩いたのだが、まずは登り口の麓に広がる田畑が開けてくる。
菜の花畑になっている何区画かがあり、黄色いパッチワークのようだ。



さらに標高を上げて行くと山の向こうに海が見えるようになる。
青く瀬戸内の島が望めていい景色である。
ピークを過ぎて一旦下り道となる。
遊歩道はさらに下った山上の売店がある方と、再び標高を上げる道とに分かれる。
一番てっぺんを先に目指す。



ジグザグと斜面を登っていくと傾斜した広場が最高点で、道は終わっていた。
一番高いだけあって山の陰に半分隠れていた海沿いにある工場地帯がすっかり見えるようになった。
とても見晴らしのよい場所で、薄曇りの天気だったが風はなく、寒さをさほど感じなかったので、ほけっと過ごしても良さそうなところ。
でも気分はがっつり写真を撮りたくて、さらに被写体を求めて下ることにした。



さっきの分かれ道を右にとり、売店のある一画に到着。
幟が沢山立っていて、姫路駅のと同じ駅そばが食べれるみたいだ。
梅林入口で入場料を払った時、一緒に引換券をくれ、ここで梅ジュースに引き換えてくれるというので、小屋に持っていった。



もらった缶ジュースはこの綾部山梅林で採れた梅で作った梅ジュースだそう。
坂道にある傾斜したベンチに座っていただいた。
私には少し甘すぎるかな。



この山は古墳が沢山あるらしく、座ったベンチの目の前にも正玄塚という古墳の立札があった。
飲み終えて見に行くと、横穴式石室が土の上に現れていて、奈良の明日香の石舞台古墳を思い出した。
日本各地に豪族はいたんだねえ。