今回は自転車を持ってきた

2023-08-10 08:29:53 | その他旅行き
ガイドブックを調べていたら、夏の軽井沢は道路の渋滞がひどいと書かれていた。
遠いところへ行くだけでも時間を使うのに、渋滞でさらに時間を浪費するのは避けたいところ。
それで車で行くのだから自転車を積んでいこうという事になった。
泊まったペンションに午前中だけ車を置かせてもらって、自転車で軽井沢の中心地まで往復すれば、渋滞は関係なくなるし、歩きより広い範囲を巡れる。
我々の自転車は折りたたみ式なので、後部座席を倒せばなんとか二台乗せられる。
てことで運んできた自転車を組み立て、軽井沢の町へと出発した。



国道18号を軽井沢駅の前まで走り、左折して北上。
途中、道を確認しようとして詳細な地図を車に忘れてきてしまったことに気付いた。
しまったなあ。
大きな縮尺の地図しかなかったが、なんとか目的地に到着。
そこはパン屋さんで、連れ曰く東京のどこだかにある支店で食べたことがあり、とても美味しかったらしい。
お店で食べることも出来るのだが、朝食を食べたばかりでもあるし、お昼用にそれぞれお好みのパンを買って店を出た。



そこは旧軽銀座に入る手前の交差点。
観光案内所のような交番のような建物があったので、この辺りの地図を置いていないかと近づいた。
するとそこは観光マップを入口に並べた交番だった。
なはは、遠くから見た印象そのままだったな。
入口にいるお巡りさんに許しを得て、観光マップをひとついただく。
それは軽井沢にあるいくつかの観光ポイントを、徒歩または自転車で廻るコースが書かれていて、とても分かりやすい優れものだった。



パン屋さんに来るまで町中の日陰のない道を走ってきた。
日向の道は軽井沢といえ暑く、途中左手に見えた林の中を走るコースがあったので、そちらへ行くことに。
地図に従い左に曲がる。
するとその辺りは朝の散歩で歩いたところのように、背の高い木々に囲まれた別荘地だった。
こちらの方が歴史があるのだろう。
所々にある標識がいい味を出していた。



林の中に入ってからはずっと下り坂。
行きがけの道が上り坂だったイメージはないのだが、緩やかに上っていたのだろう。
樹々の下の空気はひんやりとして、漕ぐ必要もなく進む自転車が作る風はとても涼しくて爽快。
なんて気持ちいいんだ。
家で自転車を車に積み込むのに蚊に刺され、汗をかいてしんどい思いをしたが、この気持ちよさで全て報われた感じ。
レンタサイクルでもいいのかもしれないが、乗り慣れたスポーツサイクル車の乗り心地もこの爽快感に大きく寄与しているから、持ってきて正解だったな。



時々地図を確認しつつ南へ下り雲場池へ。
雲場池は周りに遊歩道があって歩けるようだが、ここで軽井沢観光に使える時間は終わり。
今回の旅のメインは御代田のフォトフェスティバルである。
名残を惜しみつつ自転車を車の待つペンションへと向けた。
軽井沢は観光ポイントが散らばっていて、車と徒歩だと乗っては降り、乗っては降りするか、延々歩くかしないといけない。
自転車だとある程度の範囲を簡単に回れていい感じ。
とても遠いところだが機会を見つけて、今度は軽井沢メインで遊びに来たいところだ。




朝の散歩

2023-08-08 06:24:45 | その他旅行き
泊まったペンションは別荘地の一画にあった。
洋風料理が売りのお宿で、夕食も朝食もおいしくいただいた。
夜はとても涼しく、窓を開けていると冷たい空気が入ってきてエアコン要らず。
さすが避暑地軽井沢。
大阪の熱帯夜の寝苦しさはここにはない。
心地良く眠れるかと思ったが、窓外から聞こえる何かの設備機器の音が、小さくはあったが一晩中途切れず、耳についてぐっすりと眠る事あたわず。
でも翌朝、旅先でいつも行う朝食前の散歩は、とても涼しく、気持ちよく散策することができた。

<良いお天気>


<使われなくなって久しい敷地も>


<夕食を食べていたとき、テニスする音が聞こえたので気になっていた。
 なかなか歴史のありそうなテニスコートがあった。>


<涼しい土地だからか、紫陽花がまだ綺麗。>


<ひとんちを覗きまくり。
 敷地は広く、建物は洒落ていて、こんな物件をお持ちの皆さんが羨ましい限り。>


<きのこ>


<ヤマユリがそこここで咲いていた。>


<軽井沢の林は言えば雑木林なんだけど、字面に合わず雰囲気よく見えるのはなんでなんだろう。>



問題のコーヒー

2023-08-06 21:00:41 | その他旅行き
その日の宿は軽井沢のペンションである。
石の教会からも車なら近く、チェックインの時間までまだあったので、どこかでお茶することにした。
駐車場から車を出してすぐ、ハルニレテラスの看板があり、ガイドブックで洒落たお店が集まるところの記載があったのを思い出し、そこに入ることとした。
国道と小川の間の林を開き、木の床を敷いた広いテラスが繋がる商業エリアだった。
レストランにカフェに雑貨や家具なんかのお店が程よい距離を置いて点在する、雰囲気のいいところ。
テラスのテーブルや小川のほとりにあるベンチでテイクアウトした軽食を食べられもする。



いくつかお店を冷やかしてメニューを確認。
谷間にあるのでその時間はもう日差しは山に遮られ、暑さも収まり歩いて汗をかくこともなくなった。
暖かい飲み物でもいけそうで、コーヒー専門店があったのでそこで飲むことに。
店内には本棚があり、コーヒーを飲みながら読んでも良いらしい。
モノクロの写真集を見つけて、鑑賞しながらコーヒーをいただいた。



さて、運ばれてきたホットコーヒーが物議を醸す代物だった。
これはコーヒーなのか?
フレンチプレスで淹れた比較的浅煎りの豆のものだったが、コーヒーらしい味も香りもしないのだ。
連れの頼んだコーヒーは自分のとは別のブレンドだったが同じような味わい。
フレンチプレスなので細かな粒子が舞って、ほんの少し舌触りがあるのだが、コーヒーではない別の粉末で作ってあるかのよう。
連れと話す。
「これはフレンチプレスだからこんな味なの?」
「同じ豆でドリップしたら飲み慣れたコーヒーの味になるのだろうか?」
「バリスタの人が淹れるの失敗したんでない?」
「新しいコーヒー豆の焙煎の仕方が考案されて、この辺りではこれが普通なのかも。」
などなど、味わいながら議論。
自分としては最後の説がもっともらしいと思うのだ。
焙煎の具合がとても浅煎りだとコーヒーらしさが出ないのではと想像するのだが、浅煎りほど酸味が強くなるはずで、全然酸っぱくなかったのでこの説も否定的。
釈然としないまま店を出たのであった。



次の日、隣町のスーパーで買い物をした際、このコーヒー屋さんの豆がいっぱい売られているのを見かけた。
こんなに売れるなら普通でないコーヒーとも考えられず、連れはやっぱりあの一杯が作り損ねていた説を主張。
パッケージのマークは大阪のスーパーでも見たことがあるらしいので、家に帰ったら買ってみて、自分達で淹れてみようということになった。
それはまだ試していない。




石の教会

2023-08-04 09:25:12 | その他旅行き
今回の旅は連れも一緒なので、お互い行きたい所の案を出し合って旅程設定。
自分一人なら行かない場所が対象に上がるので、連れの案は積極的に採用される。
最初の目的地も連れが見つけた。



中軽井沢にある石の教会というところ。
建物がとても珍しいデザインで、美術館みたいである。
挙式が無ければ無料で見学可能とのことでやってきたが、ちょうど挙式中。



でもあと10分程で終了し、終われば中に入れるとのこと。
遠くから外観撮影して待つことに。
周りは緑に囲まれ、山の中といってもいいのに、広い駐車場や洒落たレストランが近くにあったりするので、町の中にいる雰囲気。



珍しい建物だからか資料室があり、まずはそこに案内された。
林の中の遊歩道を通り、建物の裏手から入館。
きちんと読んでないので推測だが、どのような由来のある建物か紹介する資料が展示されているよう。



見学者もなかなかの数で、みんなで資料室をうろうろしていると、列席者が退場したのか、礼拝堂への扉が開かれた。
礼拝堂内は撮影禁止。
とても小振りな室内は、ザラリとした石壁と、丸味を帯びた木の椅子が調和した空間で素敵だった。



中央通路の左右に並ぶ椅子に座らせてもらってゆっくり見学できる。
するとちょっと面白い出来事が。
堂内に入る時、入口で出迎えてくれた挙式を終えた神父さん?牧師さん?(外国の方)が、椅子に座っている我々の間を歩いてきて、正面の祭壇?に登って奥に入っていった。
我々の存在を意識した登壇の仕方に見えたので、何か説明をしてくれるのだと思い、再登場を待っていたのだが、待てども神父さんは現れず。
なんだ、ただ自分の部屋に戻っただけだったのかと気付く出来事があった。
たぶんあの場にいた見学者みんなそれを期待していたと思うな。
「えー、何かお話ししてくれるんじゃないの?」という連れに、「ないない。」と言って退室した。



退室したタイミングでは挙式したカップルが外で記念撮影してるか何かで正面入口から出る事は出来ず。
資料室に戻って裏手から退館した。
しかし敷地の入口に戻る頃には正面入口へ向かう通路も開放されて、再びそちらから建物正面を見せてもらいに入った。



見学可能な部分から見せてもらえたので、待ち時間も短く全てを見ることができた。
無料の施設なのに係の方が良く対応してくれる。
いいところだった。




避暑へ

2023-08-02 06:20:59 | その他旅行き
今年の夏休みは分割バージョンである。
ひとつ目は6月に登った南アルプスの仙丈ヶ岳。
7月はふたつ目。
年休を土日に付けて、再び信州へ遊びに行ってきた。
軽井沢のお隣の御代田という町でやってるフォトフェスティバルを見るのが主目的。
そしてその前後で付近を観光。



今回は車で往復。
遠かった。
朝の6時過ぎに出発し、到着したのは15時前だった。
恵那山トンネルの事故渋滞に1時間程捕まったのが痛かったな。



7月最後の週末は一番夏らしい時だと思っている。
若い頃はこの時期に夏休みを当てて信州に遊びに行くのが一年でもっとも楽しみな事だった。
人が多くて夏休みは別の時期に取るようになったから、この時期の信州は久しぶりだ。
涼しくもあり暑くもあった三日間。
また分割記載していきたい。