世の中のうまい話

魚のウンチク、旬、漁師だけが食べている浜料理の紹介などなど・・・食べ歩きは八王子中心!都心も地方もたま~に

梶木(カジキ)・カジキマグロ・メカジキ

2014年11月09日 08時02分29秒 | Weblog



 頭とはらわたを取り除いた状態。

梶木(カジキ)
【語源】
カジキは漢字で「梶木」、「加敷」とも書かれ、もともとは
船底材の両側に取り付ける棚板の事。槍のように尖った長い
上顎(うわあご)で、この板を突き破る事がしばしばあった
ため、「カジキ」と呼ばれるようになったとか。



        カジキマグロのカツ



     メカジキの頭とシッポ(角は切られてます)
【旬】
カジキは、マカジキ科とメカジキ科に分けられ、マカジキ、
メカジキ、クロカジキ、シロカジキ、バショウカジキ、フウライ
カジキなどの種類が存在します。
しかし、一般的に流通しているのはメカジキ。メカジキの旬は秋
から冬。

マカジキは非常に高級品として珍重され、料亭や高級寿司屋など
で消費されています。マカジキの旬は春。
産地では「桜カジキ」と呼んでいます。


      メカジキの煮付け

【うんちく】
「カジキマグロ」とも呼ばれるが、マグロとはまったく無縁。
流通しているカジキの中で大半をしめるメカジキは、最も獰猛で
時には鯨をも襲うと言われています。

メカジキとマカジキを見分けるのは簡単。メカジキの身の色は
桃黄色で脂質を多く含んでいます。一方、マカジキは淡紅色。
赤みが強い。脂分は薄いが、旨みが強い。





     メカジキの腹側のブロック

【ブランド・産地】
ブランド化はされていない。特別な産地もないが、メカジキの
漁獲量がダントツに多いのは宮城県気仙沼。




       メカジキの照り焼きトマトのせ



【産地ならではの漁師料理】
メカジキは和・洋どちらの料理方法にもマッチする。
塩焼き、照り焼き、煮付け、バター焼き、フライ、ムニエル。
鮮度の良いものは刺身・寿司でも美味い。

産地の方は、脂のすこぶるのったメカは塩焼きが一番と言います。
「魚の旨み・風味を最も感じるのが塩焼き。基本だろ」と・・・。

また、煮付けも最高。コツは少し濃い目に炊く事とか・・・・。

塩焼きはビール・・・! 煮付けはご飯ですね・・・!


珍味中の珍味としては、メカジキのハラワタ(内臓)を塩漬けに
する塩辛。これは鰹の酒盗にひけをとらない美味さとか・・・。
残念ながら今回は賞味する事はできませんでした。

       メカジキの甘辛煮

【栄養と効果・健康】
血圧上昇を促すナトリウムを体外に排泄するカリウムを豊富に
含んでいます。また、ビタミンD、ビタミンEも豊富。
血液をサラサラにするDHAも多く含んでいます。
バランスの良い健康食品ですね。

尚、平成15年に水銀の含有率が高い事で話題になったが、妊婦の
方以外は、気にする必要はないとの事。
妊婦の方は週に3回以上(1回60~80㌘として)は食さない方が
良い。意識してもそんなに食べれる量ではないですよね。


        メカジキの煮付け



カジキの情報ドシドシお待ちしています。


          メカジキのカマの煮付け



            メカジキの串焼き






        マカジキのにぎり寿司






    メカジキのフライサラダ











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