ぼくらの日記絵・絵心伝心 

日々の出来事や心境を絵日記風に伝えるジャーナリズム。下手な絵を媒介に、落ち着いて、考え、語ることが目的です。

桜満開

2025年04月06日 | 日記


 4月5日(土)小金井公園で桜の花見をした。
 公園までの道途中、高校の校庭の桜も満開、風が吹くと花弁が桜吹雪となる。
 何かいい予感がする。

 この日は、素晴らしい快晴、日の光が目にまぶしい。公園内は大変な人出。駐車場は満車で入れない車が引き返していく。
 桜は満開である。桜の花のもと、宴会風景が広がる。桜の花は、花だけを楽しむのもいいのだが、このような、わいわいがやがや、の花見風景のなかにいるのも楽しみだな。
 この春は、何かと忙しいのだが、先月の、梅の花、と、今日の桜の花の花見ができいい春となったな。

    2025年4月6日  岩下賢治

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水辺の桜

2025年04月03日 | 日記

         ボケの花
 桜の季節である。この季節は天候が不安定で、雨に祟られることが多いのだが、今年もあいにく満開宣言が出た翌日から雨模様の冬天気。一気に寒さが戻ってしまった。
 ところで桜の名所には、皇居の千鳥ヶ淵をはじめ、上野公園、目黒川流域、神田川流域など、水辺が多い。なぜなのだろうか気になることである。
 桜は水辺を好む樹木なのだろうか。あるいは植樹する場所が限られていて、水辺はだいたい公共地であることから、適地として選択されているのだろうか。有名なワシントンの桜もポトマック河という水辺が選ばれている。確かに花が水面に覆い被さっている様がなんとも美的であることも、選択の理由だろうか。
 私は若い頃、よく玉川上水周辺をジョギングしたものだが、その跡地には桜が植えられていて、今は、羽村の取水堰、小金井公園、井の頭公園などお花見の名所になっている。
 桜がなぜ河辺に植えられているのか。あるとき、地理に詳しい人から聞いたことがある。桜の葉は薄くて水の浄化をする働きがあるので、用水路などの植林には最適なのだ、と。同時に行楽する楽しみも出来るので、江戸時代には用水路を整備する口実に桜の植樹は欠かせなかったという。
 なるほど、と思う。
 が、桜は葉桜の頃から虫がつく。木の下には黒づんだ虫の糞がいっぱい落ちている。と同時に寿命が短く意外に脆い。古木には枯枝がつきものだ。山桜だと寿命も長く、板目など美的で、名木になる。だが、ソメイヨシノは花だけで、樹木としての利用価値がなく、これが難点だ。
 もとより花より団子でよいのだが、せっかくの花見なのだから、もっと鑑賞に値する名木に会いたい気もするのだが、いかがなものであろうか。【彬】
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「何故」と問う不毛さ

2025年03月30日 | 日記


        ハナニラ
 私は週一回、仲間と一緒に強めのジョギング、ほぼランニングに近い運動を10キロほど行っている。休み休みなので、時間にして1時間15分ほど。
 ある時、信号待ちしている時、学生と思しき若者が近寄ってきて、「走るのが好きなんですか」と問うてきた。私は答えて「好きなんかじゃない」と返した。若者は怪訝な顔をしたが全く理解できない、という風だった。
 考えてみれば、答えた私にも妥当な答えだとは思えない。では、私は辛い思いまでして、何のためにジョギングをしているのだろうか。健康のためだろうか。競技力を維持するためだろうか。運動後の快感を味わうためだろうか。いずれでもない。
 答えようがないのだ。健康とか競技力とか、運動後の快感とか、いずれも結果に過ぎない。
じゃあ、なぜ私がジョギングをするのか。自分なりに答えを探してみた。簡単には答えが浮かんでこなかったが、探し当てたのは、「ルーティーン」ということだった。
 食後、歯ブラシをするように、寝床に寝巻きを着て寝るように、衣服の下には下着を着るように、それと同じような日常の決まりなのだ。取り立てて理由があるわけではない。それが私のジョギングなのである。好き嫌いでは長続きはしない。ただ辛いだけである。
 ジョギングのような活動がルーティーン化できるということこそ、生活文化の向上だと思う。変に目的化しない方がいい。スポーツや文芸は目的を持ってやるものではない。ルーティーンの中で己自身の課題を発見していくことこそ本物の生活文化だ。【彬】
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大規模な山林火災が多発

2025年03月27日 | 日記

       椿

 昨年来、世界各地で大火災が発生している。
 2024年1月のアメリカ・カリフォルニア州から始まって、岩手県の大船渡、岡山県岡山市、愛媛県の今治、さらに韓国にも大規模な火災が発生している。いずれも山林火災である。
 原因は特定できていないが、早とちりの人は、これは地球温暖化と関係しているのではないか、などと思いがちしそうである。
 しかしアメリカのブレークスルー研究所・研究者などは、火のないところに煙は立たない、とはっきりと否定している。
 では、原因は何なのか、気になるところである。
 私たちの子供の頃は、子供たちの火遊びが原因で火災が発生することがままあった。マッチなどを持ち出して、小さな野焼きみたいな遊びをするのである。周囲の枯れ草の様子などで、火が大きく広がることがある。
 子供の遊びではなく、大人の山仕事の残り火が原因であることも多々あった。冬場は山仕事=木材の伐採や薪の収集のために山に入いるのだが、弁当などの休憩に焚き火をする。その残り火やタバコの吸い殻が原因となる山火事である。
 いずれも火のないところに煙は立たないことの証明である。
 しかし今時の火災はそんな子供じみたものではなく、広大な地域に何日にもわたって火が燃え続く大災害なのである。延焼する理由はわかっている。山林の管理が十分でないせいだ。植林と伐採が進まず、落ち葉が溜まり積もって、燃えやすくなっているのである。と同時に大問題なのが、文明である。
 アメリカの研究者らは次のように指摘している。
 「これらすべての火災は人によって起こされたものである。南カリフォルニアの膨大な人口が、自然には存在しない多くの発火源をもたらしているのである。よくある原因は、器具の使用(チェンソー、草刈り機などの火花)、自動車、ATV(四輪バギー)、ダートバイクの火花、喫煙、キャンプファイヤー(またはホームレスの焚火)、バーベキュー、花火、放火などである。従って、火災の安全に対する市民の意識を高め、警告を発すれば、こうした出火を減らすことができるはずである、 過去数十年間で、人為的な出火はおそらく減少してきているはずである。」
 「電力会社による火災の問題もある。サザン・カリフォルニア・エジソン (SCE: 米カリフォルニア州の電力会社)は、送電線が原因の火災のリスクを減らすために、いくつかの地域で先手を打って送電を遮断している。これは理想的な解決策ではないが、発火を防ぐことはできる。長期的には、送電線周辺の植生を減らし、配電線を埋め込み、物体に接触すると自動的に通電を停止する送電線を設置し続ける方法もある。」以上『シティ・ジャーナル』に掲載されたものをyahooより転載。
 山林の送電線がショートして火災を拡大していること、心しておくべきことのように思う。【彬】
 
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体格の差が無くなった

2025年03月21日 | 日記

     オオキバナカタバミ
 私たち日本人は小柄だった。だから競技スポーツでは、どんな種目でも欧米人には体力的に勝ち目がなかった。ただ例外があって水泳と体操は遜色なかった。体操は小柄な方が有利だったし、水泳は水に親しむ環境があったからだとされていた。
 ところが今、日本人はどうだろうか。
 大リーグのドジャースとカブスが東京ドームで試合した。両チームには日本人プレヤーが5人いた。ところがいずれも小柄ではなかった。注目の大谷選手は、外国人プレイヤーより頭一つ抜る出る長身で、しかも筋骨隆々である。打球の速さ、飛距離は圧倒的である。
 そこで思うことがある。大相撲である。周知のように大関、横綱など番付があって強さの格付けがされている。ところが近年、大関、横綱がよく負ける。大関は負け越すこともあって、降格した力士もいるくらいだ。なぜなのか。単に体調の問題ではないような気がする。
 テレビを見ているとわかるのだが、平幕の力士たちが皆、大きくなっている。ぶつかっても力負けしない。昔は平幕が横綱や大関にぶつかっても、びくともしなかった。ところが今や平幕と役力士が同等に力相撲をしている。力士全体の体格がよくなったのである。
 もちろん小柄の力士もいる。でも、昔の小兵とは明らかに違う。
 今、インバウンドの時代。私たちの周りに外国人がいっぱいいるが、その外国人が体が大きくて圧迫感があると思うことは無くなった。体格の違いは思った以上に感性に響くものである。漱石や光太郎などについて、研究者たちが体格を云々したものを見たことがない。漱石が心的な病気になったのは体格へのコンプレックスからではなかったかなあ、、、、などと思うものである。【彬】

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