ボランティア先の廃校跡地に咲いた大振りの朝顔
コロナ禍の中の自粛生活。少々退屈だが、今少しの辛抱だ。といっても、私はコロナが怖いわけではない。
ところが医者や識者の多くが、大変だ大変だと恐怖を煽るように喚いている。内閣の諮問機関である尾身さんなど、青筋を立てて、バッハ会長が銀座に出歩いていた、用もないのにパラリンピックに来日した、などと公言する始末。何をそんなに息巻いているのか。
専門家として感染拡大が思うように制御できないからなのか。でも、そんな事は当たり前。全く新しい、原因も治療方法も分からない病気なのだらか、制御できるわけがない。辛うじてmRNAワクチンが開発され、多少の予防ができるようになっただけである。
今回のコロナ、幸いなことに日本では死にいたる病気ではないことがはっきりしている。多少の重傷者が出るのは致し方なかろう。芸人やら何やり、感染して大変な目にあったなどと、得意げにメディアに露出しているが、普通に考えれば通常の風邪より重い症状が出るくらいなのだろう。
同時に、感染者数の把握に問題がある。尾身さんたちは感染者が増えていると警告している.。感染症学者の忽那さんは東京都の専門家の話として「検査が必要な人に迅速に対応できていない恐れがある。1日当たりの数は4631人以外にも把握されていない多数の感染者が存在する可能性がある」と指摘しており、診断されていない感染者が多くいるのではないかという懸念を示している。
発表される数をどう読むのか、が問題である。数字は感染者の実態を表すものではなく、拾い上げたものである。当然、背後に無数の感染者がいるのは当たり前。誰だったか、数を見るには比率を、比率には数を見よ、と言っている。例えば、世論調査の菅内閣支持率が30%云々などと言っているが、30%の比率の背後にどんな数があるのか、200人なのか、2000人なのか。
だから数えられない現在の感染症には、実効再生産数という考えがあるのだ。感染者の増減を実数ではなく、傾向として計算するものだ。
東京都のこの数字は8月28日(土)、29日(日)両日は、0.9〜0.8台に入った。感染のピークは過ぎ、は明らかに収束に向かっている。【彬】