ぼくらの日記絵・絵心伝心 

日々の出来事や心境を絵日記風に伝えるジャーナリズム。下手な絵を媒介に、落ち着いて、考え、語ることが目的です。

最も影響を与える100社。

2023年06月28日 | 日記

 

 米タイム誌の7月3日付けの号の特集記事は、the 100 most influential companies.

 「最も影響を与える100社」、である。

 この類の記事は、タイムの得意分野。今までは、ほとんどが人物だったが今回は、企業体。100社の中で、僕が名前だけでわかるのは12社だけ。人物の場合もそうだが、世界は広く、自分は狭い。

 どの企業を選ぶかは、タイムの編集方針によるのだろうが、リベラルなので実に多様である。EVでは中国のBYDがのり、テスラはなし。MBL、つまり、メジャーベースボールリーグがのる。試合時間短縮へのルール作りが理由とか。・・・・・

 さて、その中で最も内容の濃いのは、OpenAI。ChatGPTの開発企業。CEOのAltman氏は表紙にもなっている。記事内容で注目されるのは、AIは人に代われるのか、

 また、良いところと、悪ともなるところ、がある、ということであるが・・・

 記事の最後の部分、Altman氏のことば、「このレバーを入れれば、必ず、予測できない結果となる。」ということ。興味深い。

 いずれにせよ、本誌全体を読んで、世の中をよく見て視野を広げようか。

 絵は、TIME表紙のAltman氏。

  2023年6月27日  岩下賢治

 

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ロシアの政治

2023年06月27日 | 日記

              カタバミ

 ワグネルというふざけた機関が関与し、宇露戦争に新展開があったようだ。行方が気になる。

 ロシアの政情についてはロシア研究の専門家も慌てているようだ。戦争の動向については、私たちにはわからない。遠い世界のことだし、とやかくいうべきことはないが、是非確かめたいのは、ロシアがなぜウクライナに攻め込んだのかということ。

 戦争は武力による政治的な収奪なので、はっきりした政治上の理由があるはずだ。ところがその理由が一向にはっきりしない。プーチン自身が言っているネオナチズム、あるいはNATOからの防衛などというのは、全く理由にならない。

 知りたいのは次の二つ。

 一つは、領地の拡大。戦争は武力による領土の拡大である。ウクライナの東部、南部は風光、また豊な土壌の地で、ロシアの人々がよだれを垂らして欲しがっていた地域である、か? どうか。昔、スターリンが開催したルーズベルト、チャーチルとの会談はクリミア半島のヤルタ、それに近くには映画「戦艦ポチョムキン」で有名なオデッサといった黒海有数のリゾート地がある。この地が欲しかったのだろう、か? この地はもともと自分達の土地で、これを奪還したいといっているのだろうか。領地の争いは帝国主義の時代で終わっているはずだが、ロシアの周辺ではいまだ片がついていないようだ。日本だとまるで戦国時代。

 もう一つは国内問題。国内の矛盾を解決する方法の最大の方策は海外進出である。ロシア国内でオルガルヒなどの独特の富裕層とシベリアなどの地方の貧困との矛盾がどのように露出していたのか。ロシアの土地所有は革命により国有化され、コルホーズ、ソフホーズとして農民に解放されたが、ソ連の解体以降、その土地はどのように私有化されていったのか、あるいは共同所有に変換していったのか。それらの土地の生産性はどんなものなのか。オルガルヒという利権を持った人たちは、この土地所有の分け前をどのように獲得していったのか。膨大な利益を生み出すガス田や石油産出などの土地をどんな特殊な方法で手にいれたのか。

 さらには周辺弱小国家との関係。ロシアの支配というのは、旧ソ連時代のインタナショナリズムが継続しており、あのポーランドのワルシャワへの侵攻、チェコのプラハへの侵攻という暴虐のつづきではないのか、ということ。アフガンや満州への進撃も同じである。

 戦況も大事だが、こうした動向も教えて欲しいものだ。

 自分で調べろ、と言われるだろうか!  【彬】

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日本のテルマエロマエ

2023年06月22日 | 日記

               桔梗

 私は数人の仲間と毎週ジョギングを楽しんでいる。仕事を終えた夕方、JR四谷駅近くの銭湯に集合し、神宮外苑周辺をおよそ10キロ走る。銭湯で着替え、練習が終わると、そこで入浴を済ませ、その後、ラーメン屋で打ち上げである。練習後の世間話も談論風発、実に充実した時間を過ごしている。
 ところがこの銭湯、今月六月いっぱいで廃業とのこと。
 腰の曲がった愛想のいい老夫婦で経営していたが、後継がいないとのことで廃業するとの掲示が出ている。残念だ、、、残念がっているのは、私たちだけではない。
 この銭湯、ちょっと狭く、老朽化が進んでいるとはいえ、駅に近いこともあって、利用者は多い。中心はご近所の人たちだが、会社帰りの人、私たちと同じようにランニングで利用するグループ、あるいはハイキングやグループ活動の人とかで、毎日盛況である。名前を「塩湯」という。この地域は塩町という地名が残っていることもあり、古くは江戸の塩職人たちの住んでいた所だと思う。半蔵門から新宿に至る地域には、このほか、多くの銭湯があったが、この塩湯を最後にほとんど姿を消すことになる。
 銭湯=公衆浴場で思い出すことがある。
 映画にもなった、ヤマザキマリ氏の漫画「テルマエロマエ」である。古代ローマ人は健康・衛生の観点から浴場を活用していたらしいが、規模が違うが日本の銭湯も同じような役割を果たしてきた。各家庭に家風呂ができたことで銭湯が減ったが、アパートやマンションの中の狭いポリ風呂より銭湯の方がずっと開放的で健康的だ。銭湯の果たす役割は想像以上に大きいと思う。
 銭湯の入浴料金は公共料金として決められていて、都内一律500円。ということは、施設は公共的な役割を負っているのだ。でも、廃業が相次ぐのは経営難。だからもっと公共的な支援があってもいいのではないだろうか、と思う。このままだと都内から銭湯がなくなってしまう。
 自治体には自治会館とか、児童館、体育施設とか、各種施設があるが、そこに銭湯に類する施設を付属させるとかして、なんとか銭湯の風俗を残したいものだ。湯船につかる快感はシャワールームでの汗の流し方とは根本的に違う。
 塩湯には、少なくない欧米人もやってきていた。【彬】

 

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上手な炊飯

2023年06月17日 | 日記

                   ヒルガオ

 タイトルとは違って、我が家では、ここ十数年、上手な炊飯ができない。お焦げになったり、芯が残ったり、柔らかすぎたりと、、、。
 器具も色々変えてみた。電気炊飯器、圧力鍋、土鍋など、しかしどうにもうまく炊けない。新しく炊飯器を買った際には、不良品ではないかとメーカーに返したこともあったが、異常なしで返送されてしまった。器具を理解していないのだろうか。
 米の研ぎ方、水量の加減などに問題があるかと思い、さまざまな工夫を凝らしてもうまく炊けない。だから我が家ではこのところお米をほとんど食べていない。うどんとかお餅などで済ましている。
 なぜ上手に炊飯ができないのか、真剣に考えている。
 憶測の一つだが、お米そのものに理由があるのではないか、と思う。最近のコメは、コシヒカリやアキタコマチに代表されるように、粘り気が強く、硬いのが特徴だ。今はほとんど見られないササニシキが懐かしい。寿司米として一世を風靡したものだが、柔らかい舌触りが敬遠されたのか、コシヒカリタイプに完全に凌駕された。その上、天日乾燥ではなく、乾燥室での処理だから、という問題もありそう。
 私は硬いものが嫌いではない。干物など大好きである。しかしお米は硬いのは苦手だ。だからランチなどで外食してもあまり美味しいと思ったことはない。
 とにかく炊飯の改善に対処しないといけない。今は土鍋と格闘中で、火と睨めっこしながら火力を調整しているのだが、いつになったら納得できる炊飯ができるものやら。【彬】



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雨の季節、下町散歩

2023年06月15日 | 日記

 僕の所属する、某「歴史探訪同好会」が、3年ぶりに活動を再開した。この会は、歴史的な名所、や、史跡などを、歩いて巡るもの。5月末の梅雨の季節のなかでの開催は、「江戸情緒を残す深川周辺の探訪」というふれこみ。もともと、下町的なものがすきなのでさっそく参加した。

 江東区の門前仲町駅近くの、東京モダン館をスタート。ボランティアガイドさんの案内で、深川周辺を歩く。・・・富岡八幡宮、大関力士像、横綱碑、・・・住吉庭園等々。ガイドさんに案内されると、歴史的なもの、種々内輪話など、実に、興味深い多くのことを知ることができる。

 永井荷風が好きで、以前よく読んでいた。下町を舞台にした明治から昭和にかけての、物語は、僕の頭の中に、「下町情緒」、としてしみ込んでいる。現在の世の中は姿は変わっているが、今回節々で、ああ下町らしい変わらぬものがあるな、と感じることあった。

 だが、今回の探訪で足りないものがあった。風情ある居酒屋で酒を楽しむことだ。

 そんななか、先日、たまたま友人が、深川で旨い飲み屋があるので行かないにかと誘うのだ。これも何かの縁かと思いいってみた。いい店というのは、酒や食べ物のうまさだけでなく、店の雰囲気が大切なのだ。座敷で小さいテーブルを挟んで杯をかわす。店員の活きのいい対応。庶民的な客層・・・

 子供も親と一緒に夕食だ。そして、座敷の奥には大きな熊手。

 今は梅雨の季節。この季節が、下町の風情をより感じさえるように思う。しっとりとした、空気、ここちよい風。・・・こうして、二回の深川訪問で「歴史探訪」は完了した。

   2023年6月15日   岩下賢治

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