ぼくらの日記絵・絵心伝心 

日々の出来事や心境を絵日記風に伝えるジャーナリズム。下手な絵を媒介に、落ち着いて、考え、語ることが目的です。

やっとの藤花

2013年04月27日 | 日記

 手入れした藤が咲きました。

 廃校になった小学校が地域の活動の場になっています。その校庭に、藤棚が2つあります。放っておくと蔓が伸び放題。隣の木に絡んだり始末におえません。夏場は何回か蔓の先を切ってしのぎますが、冬場に剪定をします。花を咲かせるために、藤に詳しい人から「花芽を残して大胆に切る」とアドバイスを受けていますが、どれが花芽がなかなか見当がつきません。かれこれ3年間、無駄な剪定をしてきました。

 ところが、本年はなんと、棚一杯にこぼれるほどの花をつきました。大きな棚なので、ゆうに100房を超えています。うれしくて触れ回っています。しかし、残念なことにこの藤は白花なのです。白が好きな人がいますが、やはり藤は薄紫に垂れてこそのものだと思います。

 しかし、同じように剪定したはずの、もう一つの藤棚は一輪も咲いていません。なんたることか。

 廃校になった学校は創立100年を経ていますから、藤棚の藤も樹齢100近くになっていると思う。老木です。太い枝を思い切ってバッサリ、若い枝を生かすというのがよいのかも知れません。このへん、素人にはむずかしいところです。【彬】

 
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ウワミズザクラを見る

2013年04月21日 | 日記

 


 4月19日、高尾(東京都)の森林科学園に出向き、ウワミズザクラを見てきました。ちょうど満開で、長年の念願が叶いました。
 同園の昨年の開花が4月20日、24日が満開だったとの知らせがあったものですから、今年の気候から1週間早めての見学が、みごとに的をえたのでした。
 同園には全国各地の主に里桜が広々とした丘陵地に植え込まれ、4月いっぱいが見ごろです。そんな中に、ウワミズザクラが点在しているのですが、ソメイヨシノなどの早咲きの桜に見慣れた人には、桜とは思えない花の形なので、参観者の多くは見過ごしてしまうようです。教えてあげると一様にびっくり、といった様子でした。


【時事問題】毎日新聞によれば「G20の共同声明は、日本に財政健全化を強く求めた。日本の財政赤字や、債務残高はG20の中でも群を抜く悪さ。日本の財政に対する信認が失われて財政が危機的な状況になり、世界経済に混乱をもたらすことを各国は心配している。」とされています。そして麻生財務大臣は財政健全化に向けての具体的な工程表を秋までに作成するそうです。円安・株価の上昇は実体経済の回復を意味していませんから、財政赤字の補填は企業などの納税をあてにできません。すると消費税にむかうことは明らか。民主党時代の8%では納まらず、10%を超えてくるかもしれません。

 私は今日の税の複雑な仕組みには、ほんとうにうんざり。各種の控除や事細かな分類があって、これらは1960~70年代の高度成長期の名残のはず。消費税はもっとも公平な税のシステムで、他の税金を無くし、消費税に一本化すべきと考えるものですが、この際、消費税の税率をあげることと同時に税の複雑さの幾分かを簡素化してほしいものです。

 でも、実際は反対で、政治家・財務省の人達は、食品類の税率を据え置きにするとか、低所得者を考慮するとか、いっそう複雑にしていくだろうな、と思う。  【彬】

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運転マナーは県民性か?

2013年04月10日 | 日記

  今回は茨城県の県民性について。

  12年も前のことだが、東京から茨城に住まいを移し、習慣の違いを感じながら、茨城県人の県民性をかいまみるようなことがあった。きっかけは運転マナー。私は、車の運転は茨城に来てから始めたのだが、車のスピードの速さに驚いた。茨城県は交通事故の高いので有名。

 少々不安に思い、車を買うとき販売店の社長に「なぜ茨城は交通事故が多いのか?」と尋ねた。すると「普段あんなにおとなしいのにハンドルを握ると人が変る。空っ風にさらされて育った、北茨城人の性格があるんじゃないかな」という応えであった。

 当時、茨城県警が改善したい運転マナーとして、
  ①右左折時、進路変更時に合図を出すのが遅い……曲がりながら出すこともある。
  ②黄色信号でアクセルを踏む……止まると追突される。早く通過したい。
  ③信号のない横断歩道で歩行者が待っていても止まらない……車優先と思っている。
の3つを挙げている。
 はて、県民性がその底にあるのだろうか?

 水戸のある郷土史研究家は茨城の県民性を「単純素朴、利に疎く勇敢。そして、ひとりよがり」と表現した。
 想像するに、幕末の「桜田門外の変」に多くの水戸脱藩浪士が係わったことからこうした見方がされるようになったのであろうか。すると、目的を早く達成せんがため、まっすぐ前に向かい突っ走るという姿が浮かび上がる。
 3年ほどまえ、茨城県が協力して制作した映画「桜田門外ノ変」を見ても、そうかなと思う。
 先日、3月30日、水戸市千波湖畔に作られた映画のオープンセットの一般公開が終了するという直前、せっかくだからと見学にいった。その時、茨城の県民性を観察していた頃のことを思い出していた。

 それなのになんと、帰りの私の運転する車は制限速度を超えていた。私も、茨城育ちのドライバーだと、苦笑した次第。
 今回の記事、茨城県人にはご容赦のほどを。絵は「桜田門外ノ変」オープンセット。4月5日 岩下賢治

 

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桜、ハトが啄むのか?

2013年04月02日 | 日記

 本日=2日の雨で、桜は終了。もちろん散ったのはソメイヨシノで、これから各種の里桜、山桜が見頃になる。小生はウワズミザクラを狙っている。

  ソメイヨシノで気になることがあります。まだ五部咲きの頃に、花柄からぼろりと花が落ちるのである。絵に描いたように、普通は花びらが散るのだが、花柄から落下するのである。ここ数年のような気がするのだが、なんなんだろうと思う。一説にはハトが蜜を吸って切り落とすのだという。本当かな。

 蜜を吸うのなら、メシベ・オシベの、花の中心を啄むはずで、花柄を切り取るようなことはすまい。それに、この現象は花の初期で、満開の頃にはお目にかからない。蜜説は疑わしいのだ。

 それにハトなのか、という問題がある。確かにハトが桜花の枝を揺すっていることは見たことがあるが、常時とはいえない。というと、ハトを含めたコトリ達の、人間の趣味を先んずる花見の宴なのかとも思うのである。なんか、ファンタジーの匂いだ。

 桜は自然界の祝祭なのかもしれない。     【彬】

 
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