10月24日(土)玉川上水散策路でのランニング練習に出た。コース途中、西武線鷹の台駅から大勢の人が降りてきて散策路に入り、道を塞いでしまっている。この人の流れは武蔵野美術大学へ続いていく。大学の芸術祭があるのだ。せっかくの機会なので予定変更しこの流れに乗って見学した。美大なので、日本画、洋画を観た。選抜された作品ということもありかなり優れた絵に感じた。その他イベントをのんびり見て回り、昼食は学内でとったが味は学生向けで、自分の学生時代の学食を思い出した。この日は、美大のすぐ近くの白梅学園大学の学園祭も開催中であった。勢いに乗ってここにも行ってみた。家政学がメインの学校のようなので模擬店を覗く程度にした。
さて、この美大、白梅も男女共学であるが女子学生が圧倒的に多い。これほど多くの若い女性が集まるのは、最近は、原宿か渋谷以外では見たことがない。彼女たちは若い輝きを発散させている。若さは何にも代えがたい宝物だと、僕にはただ羨む他ない。
今日はろくに走りもしないのに少々疲れた。若さをもらったつもりが、逆にエネルギーを吸取られたのかもしれない。小金井公園に寄って休んでいこう。それにしても、天気が良いせいか園内はなんと多くの人がいることか。
公園内の、僕がいつも使っている、200m×10本の短距離走の直線コースに行ってみると、同じコースで、近くにある小金井北高校の陸上部員が練習をしている。練習メニューを聞くと、200m×5本、を、3セット。ただしその前に、公園の周回コースの長距離走をやる、とのこと。高校陸上部として妥当だな、と思う。
ところで、と振り返る。僕らランニング仲間の毎週木曜日の練習は、1000m×3本、プラス、6000m走程だが、距離的には、現役高校陸上選手と同等以上ではないか。フルマラソン他、数々のレースを経験してきた我々ベテランは改めて自信をもっていい、と思う。
秋晴れの絶好の練習日和に、玉川入水沿いを走るコースから、寄り道をしたことで思いがけず若い人達との出会いがあった。なにかうれしい、晴れやかな気分になった次第。
絵は人で溢れる小金井公園の様子
10月25日 岩下賢治