【彬】氏が近隣国との関係について書かれている。その通りだと思いますが、私も関心あることなので自分の考えをお話ししたいと思います。
1 歴史概観
19世紀末から20世紀は帝国主義が世界中を支配していた時代。第一次、第二次の世界戦争を経て帝国主義はなくなり、世界中に民族国家が独立誕生した。
①帝国主義の時代、欧米列強国は資本主義の進展に伴い、アジア、アフリカなどに市場を求め植民地を獲得していった。
②日本の明治政府は欧米列強に対抗するために、欧米のやり方をまねていった。この時代は、支配するかされるかの2つしかなく、支配する側になろうとした。
③中国、韓国は自国のアジア的やり方にこだわり欧米化(近代化)が遅れ、支配される側になっていった。
④その先が、日本の朝鮮半島の植民地化、中国進出、満州国建設である。そして宣戦布告なき日中戦争を引き起こすことになる。
⑤この動きに待ったを掛けたのが欧米世界であり、太平洋戦争に入る。
⑥日本が軍事的に負けたのは対米戦争である。
⑦戦後、日本は自由主義世界に組み込まれるべく、サンフランシスコ平和条約を交わした。署名したのは自由主義陣営の49カ国で、社会主義のソ連、中国は入っていない。韓国は日本の中にあったので含まれない。
⑧その後、韓国とは1965年に、中国とは1972年に国交を回復、合意文書を交わした。
2 中国、韓国との、戦後から今日までの状況
①中国、韓国は受けた被害があまりにも過大で、先の合意だけでは解決できないと、様々な請求を出してくる。
②欧米の旧植民地国は、欧米の政治、経済の仕組みや文化を取り入れてその後の国づくりに役立てている。宗主国を敬う面もある。
③韓国は日本から受けた負の部分が大きすぎ、反感ばかりが目立つ。
3 これからの中国、韓国との関係
日本、日本人としてとるべきこと、
①日本は世界の目から見て尊敬される行動をとりつづけること。
②日本の良い部分を積極的に伝えていくこと。
③中国、韓国の目線でも見ること。韓国の高校生の歴史教科書を読むのもいい。内容云々はともかく、こういう教育で若者は育っていく。
絵は日中国交回復の乾杯。 5月14日 岩下賢治