ぼくらの日記絵・絵心伝心 

日々の出来事や心境を絵日記風に伝えるジャーナリズム。下手な絵を媒介に、落ち着いて、考え、語ることが目的です。

バイデン氏と、ハリス氏

2020年12月22日 | 日記

 米タイム誌のperson of the year(年の人)に、次期米国大統領、と、副大統領の、バイデン氏とハリス氏が選ばれた。今年、世界に最も影響を与えた、人、団体、を選ぶものだが予想通りのことだと思う。タイム誌は米国の雑誌であり、読者の70~80%は米国在住。大統領選挙の年は、選出された大統領がその年の人に選ばれているようだ。前回は、トランプ氏が選ばれている。

 トランプ氏は、geat america again(偉大なアメリカを再び) を掲げ「変化」を求め、独特の保護主義政策をとってきた。バイデン氏は、それに対し変更を訴えて当選したあと、America is back(アメリカは戻ってきた)と語る。そして、新政権の重要課題は、パンデミックとの闘い、経済の安定、気象変動への対策、分断した国の再連携、等をあげている。

 さて翻り、メディアというのは、独自の編集方針があるのだろう。事実を正確に素早く伝えるのが一番と思うのだが、タイム誌は、リベラルで、多様性を重視しているのか、トランプ氏政権下の今まで、反トランプ的の記事内容ばかりが目立つ。

 思い返すと、僕が、タイム誌の購読を始めたのは、大学をでて給料をもらうようになってからで、グローバルなニュースを英語で読もうと考えたから。タイム誌の英語はレベルが高く勉強になる。この数年、トランプ氏がらみのアメリカ国内記事ばかりで気になっていた。来年から、もっとグローバルな記事が読めるかもしれない。

 絵はタイム誌の表紙の概略。バイデン氏とハリス氏。

   2020年12月22日  岩下賢治

 

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災害救助隊の創設を

2020年12月20日 | 日記

今年は紅葉が濃い

 コロナ禍が一向に収まりそうもない。さらに拡大するのか、収束に向かっているのか、専門家の見解も一定ではない。
 仮に急拡大し、死者も大幅に増えるとなれば、次の段階では医療問題から治安問題にならざるを得ない。つまり軍隊の出動ということになる。杞憂かもしれないが、現実に看護師が派遣されているのだから、無きにしも在らずである。世界の各地では、街のロックダウンが普通の行われている。その次には当然、夜間外出禁止令となり、軍隊の出番になる。ヨーロッパではその兆しがないわけではない。
 軍隊は国外からの侵略を防衛するものではあるが、その本質は自国民の統制である。平和な世の中でも、この本質を忘れてはならない。
 そこで私は思うのだが、不慮の大災害などの非常事に際して軍隊に依存するのではなく、常より訓練を積んだ「災害救助隊」を創設すべきだ、と。軍隊ではない消防隊のような特殊な組織である。
 こうした考えを持つようになったのは、東北大震災の経験である。私は被災者ではないが、ボランティアで何回か現地を訪ねた時の体験からいうのです。ボランティアができることはほんの些細なことで、そんな私たちが見たのは、迷彩を施した巨大な車輌を駆使し、有無を言わせず困難に突き進む軍隊であった。その姿は隊員も含め異様だった。もちろん巨大な災害に対処するにはそれ以外にない。
 でも、私は軍隊に出動してもらいたくない。台風とか地震とかいうとすぐに自衛隊に依存しがちで、それが当然のごとく思う人もいるかもしれないが、理想的には軍隊はない方がいいのだ。
 災害救助隊は車輌や装備品に迷彩を施す必要はない。消防隊のように、派手で目立つことの方が重要だ。車好きの男の子が憧れるようなものがいい。そういう災害救助隊であれば、おそらく今日のコロナ禍の最前列に立って活動するのに違和感はない。その姿に私たちも心強く感じ、また積極的に応援・協力するのだろう。行政のトップが嫌々ながら自粛を要請することなどよりも、災害救助隊の指示に私なら積極的に協力する。街角に災害救助隊の車輌が出ていれば、気が引き締まるに違いない。【彬】

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晩秋、初冬の武蔵野散歩

2020年12月14日 | 日記

 12月12日(土)、晩秋、初冬の風情を求め武蔵野散歩に出掛けた。この日あたりは、モミジの紅葉が美しいと思い、自宅から歩ける範囲の、小金井市の、滄浪泉園(ソウロウセンエン)と、国分寺市の、殿ヶ谷戸庭園を訪れた。どちらも明治大正時代の実業家の別荘として作られた庭園。

 果たして、モミジの紅葉は素晴らしい。桜の花でいうならば、満開を過ぎようとしている絶好のタイミング。

 ところで、僕は、紅葉というのは、大きな自然のなかでの、赤黄色などからなる、錦秋の景観が好きである。登山をやっていた頃眺めた秋山の美しさ、また、茨城時代の山里の紅葉が好きであった。

 この日、モミジの紅葉というのは、神社、寺や、日本庭園でこそ、その美しさ、日本的風情があるものだといまさらながら感じ入った次第。殿ヶ谷戸庭園では、茶室の東屋で、持参したポットの日本茶をすすりながら、ずいぶん長い間、この季節の風情を眺め満喫した。

 この散歩で、今年の秋に一区切りついた思いであった。

 絵は、殿ヶ谷戸庭園の東屋、紅葉亭(モミジテイ)からみた景色。その名前の通り、ここから見るモミジの紅葉は絶品。

   2020年12月13日  岩下賢治

 

 

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コロナ情報で不足しているもの

2020年12月09日 | 日記

道端のシャリンバイ。実をつけています。

 今日は何人感染し、何人が重傷者だとか、日毎のコロナ情報には、些かうんざりしている。
 何人が検査を受けたのか、その母数さえ不確かな上、単に患者数を数えても感染状況を知ることはできない。その上、指定感染症のはずだから、情報などの集約は保健所がまとめることになっているはずなのに、都の発表だとか言って、肝心の保健所の対応をレポートするマスコミは皆無だ。
 Go to 何やらがどうしたとか、医療崩壊が起こるとか、そんな問題より感染状況の正確なところを知りたいのだ。その基礎的なデータがあやふやのに、キャンペーンのことで苦情・苦言を言ったからとて、どうにかなるものではない。その上、一番不足しているのは、治療状況である。法律上、感染者は否応もなく隔離される。その患者をどのように治療して、どのように回復しているのか、全くわからない。ただ重傷者が増えたとか言っているだけである。重傷者とはどのような状態のことを言うのか、どのような治療を行っているのか、知りたいのである。わずかに国際感染症センターの忽那賢志医師が武漢のデータをもとに解説しているくらいである。
 専門家ではなくとも、感染と治療は分野が違うことがわかる。
 感染についてはコロナの性質を見極めた対策が必要だろう。マスク、手洗いは必要不可欠なのか、大人数の飲食は危険なのか。日常生活の自粛を促すより、感染の仕方=例えば感染者からの飛沫なのか、テーブルや取手などの道具類の付着からなのか、握手など対人接触なのか、結核のように空気伝染なのか、もうかなりはっきりしてきているはずである。換気をよくすることが奨励されていたり、道路上でもマスクを掛けることが奨励されているが、ということはコロナ菌が空気中を浮遊しているということになる。信じられない対応の仕方である。感染症の専門家はこうした基礎的な情報を明らかにすべきである。
 それに答えるのが、感染学者であるはずである。
 治療については普通の風邪のように解熱剤を投与しているだけなのか。どんな薬を用意しているのか。重傷者には特殊な酸素供給機があてがわれているらしいが、それは特別だろう。その前段階が知りたい。一説にはただじっとして回復を待っているだけだとも言われている。ワクチンが待望されているが、それは治療薬ではない。防止薬である。
 現状の治癒治療状況を知ることによって、コロナに過剰に反応することのないようにしたいのである。 
 また感染拡大だと大騒ぎしているが、東京の感染者は一日あたりせいぜい500人前後。東京の人口1200万人に対して、この員数がどんなに重要なのであるか。また感染者の80%は自然治癒すると言われていることを理解するなら、今の対応がいかに過剰なことは誰にでもわかるはずだ。【彬】

 

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